オランダ紫陽花 霧と雲の劇場 今日は酷い雨だった。1時間に80ミリとか100ミリという降雨はまさに暴力的であり、全面ガラスのリビングの10メートル分のガラスに音を建てて無数の雨滴が打ちつける。標高が230メートルの我が家は、道からは7階なので25メートルぐらいはあるので、雨が上下から吹き付ける。目の前の森ではどんどんと雲が出来ていくのが目視できる。霧が一気に出れば視界はゼロ。風が吹くと5分で視界が開ける。オランダから届いた紫陽花のアレンジが部屋の中で梅雨を主張している。
普段は意識しないが、空気は大きく動いているのがこういう場所に住むと嫌でも認識される。
僕の周囲でも身体の不調を訴える人が増えている。きっともう報道されなくなっているが福島の原発汚染が都内でも確実に進んでいるのだろう。その影響が蓄積されて、ガンや奇病で病死する人がどんどん増えている。雨や水にセシウムが解けて、関東地方の河川と東京湾の海洋汚染は酷いというデータを見た。福島付近にはドンドンと住めないようになってきているのだろう。僕のような還暦オーバーの老人は、今更汚染がどうのと言っても残った時間の消化試合のようなものだから、「楽しく生きる」以外に対処はないし、やりたい事しかやって来なかったのだし、今後も同じことを自分なりのペースでやるだけだから思い残すような事も無い。煙草を辞めた以外には好き勝手をやっている。医者からあれこれ食うなと言われても守らない。
それでも東京で生きている子供や孫たちの健康が心配だなと思うが、かといって他にどこか別の場所で生きるという選択肢は彼らには無いようだ。自分たちの人生だから自分で決める以外には無いのだね。
あと10年もしないで東京はもう駄目かもしれない。放射能で死滅する最初の大都市になるかもしれない。そんな場所でオリンピックなんてよくやるわと思うね。全員が狂人じゃないのかね?
ここ数年熱海に移住してくる人がとても増えている。熱海会議という移住者向けの市役所の有志がやっている集まりには、30代から60代の都会からの移住者が出て来て、職業支援とかいろいろな地域の仲間や会社の情報を交換したり、紹介したり、支援したりしている。リゾート定住とか都市とリゾートの2拠点生活など、リベラルな暮らしのスタイルが進んで来たように思う。やっとノマドライフをする人が日本でも増えてきたようだ。
マダムもこの会議のメンバーで、いろいろ職業支援をして貰っていて、来宮神社の宮司さんを紹介してもらって、神社でやる結婚式の披露宴の装花の仕事をもらったり、結婚披露宴をやるスタジオの装花を受けたりしているようだ。華のレッスンを月一で自宅のリビングでやっていて毎月10名ほどの生徒さんがやってくる。仕入れや配送、送迎などみんな車が必要で、僕は運転手と配送担当を自動的にやらされるのでA6は大活躍だ。3年前に5万キロで買った10年落ちの中古がもう9万に届きそうだ。余り遠出しない(関西には行ったが)のに距離が伸びているのは、仕入れの東京往復(約250キロ)が多いせいだろう。
金と暇の多く有る無しよりも、「ノマドな気分」を実行するのが楽しい生き方なのだと感じて、それを日常化するような人が増えているのだろう。都会で身体の不調を感じて「田舎暮らし」「熱海温泉生活」を始める人もいるし、ついでに畑を借りて野菜作りや、ヨットを借りて釣りや船遊びをする人もいる。ずっと金を追っているとキリが無い。たくさん出来た所で使用しない(しないというより出来ない人が大半だ)なら意味が無い。その意味が無いことしているのは単なる馬鹿だからだろう。
金と時間が余っている人から「働くよりもっと遊ぼう」という気持ちが強くなってきたのは良い事だねと思う。働く事自体が自己目的化してしまってそれが一体君の人生の何になるのか?そうやって働いて出来た金で一体君は何を買いたいのか?たぶん良くわかっていないで働いている人が大半なんじゃないのか?それはつまり働いていない自分を考える事自体がきっと怖いのだろうと思う。
僕は若いときからずっと奢侈ばかりして来てもう飽きた。でも飽きたがやって良かったねと思う。なんでも自分でやってみないと分からないからだ。相場も同じである。やってみないとわからない。相場=投機=博打なのだから、その博打場でどうやって勝ち残るかは、やってみた人しかわからないんだね。
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