猫次郎のなんたらかんたら書き放題

　今週末に、新人が２名ほど自宅に来ることになっている。「空売り通信」の読者で、ブログで見る限りはまあ言葉は悪いがアメーバ手前という感じ。何を言っても多分意味がわかっていないだろうと思う。

でも最初は誰でもそうなのね。いくら教科書を読んで、真面目に道具を揃えて分割の練習を始めて見ても、ちっとも数年ぐらいは目立って上手くもならないし、儲かるようにもならないのが普通で、損してオケラで退場しなければマシなほうなんだね。考えてみれば当然なのだが、相場っていうのは初心者もプロもまったくハンディーがないヤバい条件でいきなり真剣勝負をするんだから、まずマグレ以外にビギナーが勝つ事はほとんど奇跡なんだね。出だしに数回利食いで調子にのって小さく利食いをして、これはイケルと思って資金を１０倍、１００倍と突っ込むと１００％ほぼヤラレル。１００万だからマグレで勝てたんだが１億突っ込んだら、とたんに５０００万半年でヤラレタなんてのはザラなんだね。

　そもそも最初は現物売買しか出来ないから（信用売りするという概念そのものが無いのだから）。相場がうねれば、上げと下げがくるんだから、下げ相場を買向うということをして、しかもそれが下手だからすぐに金が半分とか1/3とかに減るわけだ。そこで９割以上が青くなる。でも大抵は手遅れなの。アフターカーニバルと僕は言います。（爆）そうなってから来ても遅いよ。

ベトナムさんが最初の３００万を溶かして、次にやる前にグラフを書いたことで、相場に対する姿勢に変化が起きて、「負けないような買い方」を地味にするようになったことで、後の成功に繋がったのは良い例だが、多くの人はそのままドブーンとハマってオケラですよ。

　大回り３年、小回り３月というように、相場のうねりの周期はそういう具合が多いから、高い所で買ったらすぐに半値どころか1/10ぐらいにすぐに下がるのだね。半値八掛け２割引に２年でなるし、早いと１年で下がる。だから高値から３割押しぐらいから買い始めるとあっという間に金は減る。５７０６がそうでしょ？

　７２０円が高値で、３割押して５００円で買った。１万株。止まらないでの４５０円で２万、４００円で３万とナンピン買ったら６万株で２６００万だ。平均値は４３３円。それがその後４ヶ月で２００円に暴落して怖くなって投げた。２３３円X６万株だと１４００万の損だ。資金は半分以下になった。下手が買い下がりなんてすると必ずこうなるね。つまりアメーバ以下の状態だと遅かれ早かれこういうことを数回やって退場していくのだね。

　それでナンピン否定論者になるんだが、ようは変動感覚がなくて操作が下手なのね。つまりアメーバ以下の脳しかもてないから大損するのは最初から予定調和なんだね。

上手ければ、　５００円で１−と売って　４８０円で　　１００−と売って　２００円で　−１０１と買い落ちで大儲けでしょ？そういう脳の質の差異なんです。そういう脳をどう作るかって話なのね、相場って。ほんとこれ凡人だと難しいよ。