「ボーっと生きてんじゃねえよ!」ってチコちゃんが怒る。このNHKのバラエティー番組は結構面白いのでハマって、わざわざ過去の放送をyou tubeで探して全部見た。テレビ嫌いの僕が見たんだから、たぶんこれはヒット番組なんだろうと思う。岡村やゲストのぼけがなかなかそれぞれ個性が出ているのだが、「オオ、俺わかんないから怒られるのを予想してどう言い繕おうか」という状態が顔に出る。そのヤバさかげんを見ているほうが面白いので、怒りと当惑の予定調和を待っているのがきっと第三者的に見て楽しいという事なんだろうと思う。
これは或る意味で歌舞伎や伝統芸の定型的な仕掛け(話型)に似ている。物語がどう進むかという物語の話型は或る程度最初からわかっている。(定型の落としどころが用意されている。)それがどんなタイミングとどんな個性的な表情によって演じられるかというのが役者ごとに癖があって面白いという事なんだろう。いわば値幅と日柄と値ごろということで、これは相場の転換点の探りにある意味似ているなあと思った。
月足や折れ線グラフをたくさん書くと、日本株は3ヶ月およびその整数倍の周期で変動する(あるいは変動しない)という結論に多分行き着くと思う。(いや私はそういう考えに全くいきつかないという人がいてもいっこうにかまわないが、、)それぞれ或る程度の誤差があるからぴったりということも無いのだが、大体そういう動きをしている。だからその転換点がどこになるかというのはぴったりとはなかなか当たらないので玉操作をすることでこちらからそれに合わせて行くという運動(身体的な動作)をする。操作の要素とは試し玉の使用と分割操作による平均値の調整、および反対玉という3要素だか、資金をどーんと全部一時に投下するのはまぐれ当たり以外には成功要素が無いので、騙し騙し、ちょとづつ最初は分けて、間違ったら引っ込めてというような慎重な動作の出方をしながら、相手の様子を見てこちらの出所進退を決めるということである。
こういう動作を練習しながら上達していくには、専用の道具がないと無理だし、昔からそういう職業的な道具があって、感覚的にその道具を使ってどういう曲を弾くかという音楽家のような仕事をするのが相場をするということだと僕は思っている。つまりピアニストはピアノがないとショパンは弾けない。ピアノに相当する道具が場帳、玉帳と手書きグラフ(月足と折れ線)だから、それらが必須なのである。
いくら立派なピアノがあっても、指が自在に動かないと音は出ない。だから指が動くような練習をするというのが最初の一歩だから、それには試し玉と2分割を無限に練習しろということになる。当然最初は損ばかりが出るし、面白くないからすぐに飽きる。それで9割ぐらいの人がやめてしまう。根気がないので続かないのだ。
とにかく周期が3ヶ月およびその整数倍と言っているのだから、最低でもそれぐらいの時間を待たないと変化そのものを認識できないのだから、継続的に定型的な道具を使用して毎日観察し運動しないと上達しないということだ。僕がどんな馬鹿にでも理解できるように、自分の手書きの場帳やグラフをi-phoneで取って上げているのはそういう理由からだ。
ここで1枚、試しで買ってみた。つぎに翌日(あるいは3日後、1週後に)戻したら落としてみた。利食いだった。そういう事を何度もすれば良いのである。ここで重要なのは、型ということだ。試しの型、分割の型だ。詳しいのは説明が面倒だから、林の爺さんの本を読めば詳しく書いている。何年もやっていれば上手くなる。人間は損をしたくないから、どうやれば利食いになるかはやっているうちにわかるようになると思う。3年続けてわからないなら才能がないからきっぱり相場は辞めろ。少しの損で済んでよかったと思え。駄目な奴は何をどうやっても駄目だから、傷が浅いうちに他のことをすれば宜しい。
戻れば外し、押せば拾う。2週の
回転が今は多いな。マーキングを最初は意識して無理やり動くと良い。
買いばかりだと片寄るから、たまには空売りで入っても良い。
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