ここから本文です
猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

書庫日記

記事検索
検索

押し目買い戻り売り

イメージ 1
昨夜は中島水産でネタを買った豪華海鮮丼、 金目鯛、ヒラメ、大トロ、中トロ
これにキュウリとわかめの酢の物、肉豆腐
全部僕が酢飯から作りました。なんだかんだで2時間半かかるのよ。

イメージ 2
海運いろいろ 折れ線  数字は新値の本数
大きめのうねりが出たね。人気が出てきた証拠だろうと思う。


イメージ 3
金融 折れ線  9月安値を下に切った弱いものほどチャンスかな?
みんなコツンときて戻り始めているでしょ。買って3−6ヶ月待てば良いのでしょ?

イメージ 4
コードごとの安値の日付と折れ線ベースの新安値の本数のまとめ
こういうことをたまにしておくと、分割操作のタイミングやイメージが出来るでしょ?同銘柄が前回比でどうだったかとか?(日柄、値幅、変動率とか?)


 1990年からバブル経済が崩壊して、日本株は下げに下げた。225で言うのなら4万円手前から1万円を切って7000円台を記録した暴落で、相場を買い主体で対峙した強気の投資家の大多数は破産の憂き目にあった。それがなんとか下げの大相場が終わって底練りに入ったのは2000年ぐらいだから、7年上げたものが(1983−1989)いったんはコツンとくるまで10年はかかるということだ。2000年からさらに2012年まではずっと安値の往来はあるものの結局は大きな目で見て2番底になったのだからその間は底練りということだったと言えるだろう。事実として言える事は、下げ相場の時間のほうが、上げの時間より絶対的に長いということで、大きな下げの後はすぐに上げにはならないで長い底練りの時間(12年)が必要であるということだろう。そしてその長い下げと底練りの時間の合計は(22年)産業構造と企業実態を激変させ、その結果消費者の購買構造も人生設計も大きく変えるということだろうと思う。単純な景気循環論では説明がつかない大きな変化である。

 やっとここにきて平均株価(225とかトピとか)が2005年と2007年の戻り高値を抜いて、チャート的には底離れを実現して世界で一番出遅れていた日本株が本格的に上昇しはじめたかと安心した途端、新年早々の需給調整でまた弱気の虫が泣き始めているという感じなのだろう。自由貿易の危機だとか、貿易戦争の勃発だとかマスコミはいろいろ楽しげに書くが実際に起きていることは関税の多国間調整に過ぎないのだろうし、その目的はそれぞれ各国の選挙対策なのだから、或る程度の時間が過ぎればまたもとに戻るだけだろう。チャートはそういう一時的な需給調整を視覚的に表すのだから、月足でも終値の折れ線でも数をたくさんまとめて書いて見ていると、大きな流れに規則性や共通性があるのが理解できるだろう。だからある特定のものに投資するのでも、たくさんのグラフや場帳をまずは書いて「個別の変化というものがどういうものであるかを自分の身体で体感しろ」という経験則が上達の前提になるよとクドい話を300回も400回も書いている。自分の身体で体感するには「自分で実行する以外に方法が無い」のだから、人の話なんか1000回読んでも1ミリも上達なんてしないのだから、とにかく時間があれば書いていればよい。そして書いた後はチャンスが来たと自分で感じたら、「分割の玉操作の練習」を地味に反復しろということである。それを10年ぐらい続けてやっていれば、どんな下手でも少しはマシになるんじゃないかということで、なぜ10年かというのは、上げでも下げでも一応の大きな相場の周期を一通り体験するにはそういう時間軸が必要だからということ、上げでも下げでも取れるようになるには、買いでも売りでも自在にできるようになる必要があるからだ。
つまり相場をするということは一連の連続した身体動作に上達するということであり、それは脳でも思考する言語を司る左脳ではなく動作や運動の感覚を司る右脳の善し悪しに依存するという自覚なのだな。これがいくら言ってもわからん馬鹿ばかりだから、わかった人だけ美味しい暮らしが出来るというだけの話なのである。

 さて、出遅れが顕著なセクターの代表の海運と金融(つまり今後は変化率が上方向に一番期待できると僕が感じてるセクターという意味だ)の折れ線と新値の分布をまとめて見た。最安値(折れ線ベースの最安値)の分布は3月最終週と4月初旬に集中しているから、下げの期間は大体9−12週、新値では13−25本程度が多いということになる。既に4/14の時点で3−7本の陽線新値が出ているが、今後4月の月足は9割ぐらいが陽転するだろうと思われる。つまり調整は終了したと見ている。
 陰線も陽線も連続して出るという特性が反復されると仮定すると3−5本連続した今回の月足陰線を打ち消す陽線の連続が続くことが上げ相場の前提であるのだから、今年の後半は期待できるだろう、そう個人的には感じている。
 相場が大きな天井を付けるには、出遅れセクターが明らかに買われすぎるぐらい上がることが高い頻度で実現する必要がある。200円の郵船や200円のみずほが天井であるはずが無いのは過去の長い月足を書いた人なら馬鹿でもわかるのだから、黙って安い今買って(どうせ買うなら押し目や突っ込みを分割で買って)高値になるまでまってるのが良いと思うのだ。相場はそういう単純なものであると僕は思う。

 10月の買い玉8585はバイカイ(1−1)となって一旦損が出たが買い玉維持なのは言うまでも無い。みんなそんな調子で少し買ったらクルクルするかほっとくの。

インスタ映え

イメージ 1

イメージ 2


 SNSが普及して、個人や団体のコミュニケーション手段が格段に自由で低コストで実現されるようになった。インスタ映えという言葉が示すように今や誰でも自分をオープンに宣伝して、自分を売り出すことが可能になった。
 当家の孫の小学1年と4年生は一日中、時間さえあればyou-tubeのひかきん(非課金という意味なのか?)を見ている熱烈なファンだ。将来はユーチューバーになって稼ぐそうだから、今やひかきんはJリーガーやプロ野球選手よりも現実的な小学生のスターである。彼こそ僕らの時代のビートルズそのものなのだろうと思う。
 女の子はマセテいるからインスタ映えするような得意なポージングというのをする。この角度とこの笑顔が一番映りがよく自分を高く売れるというのを先天的に知っているのだろう。ガキのくせに恐るべしだと思うが、遺伝子の命令というのはきっとそういうものなんだろうと思う。
 ネットが普及して人の繋がりというのもワイド化した。というかそれを上手く現実化することの出来る人が増えてきた。具体的な商売に使用するかどうかは別として、新しい関係性というのは新鮮な刺激があるものだから、マンネリ化した自分の従来からの関係性に新しい楔を打ち込むような効果があるんだろうと思う。ネットで知り合った人というのは、趣味や考えや感じに同期しやすい人が繋がる(別段、個別の政治的、経済的意見が同じという意味ではない)ことが多いのだろう。人は自分が嫌いなことは進んではしないものだから、気が合うとか波長が合うとかなんとなく好きだとかいう人が集まるのだろうと思う。
 ブログを田舎に引っ込んでからも書いていたら、相場のやり方を教えろという人が相当数いたので自分なりに容易な良い方法をクドクドとここに書いていたら真似をする人が結構いて、そういう人が毎日たくさん見に来る。400−500人のアクセスがあるのが昨今では普通になったが、そういう人の中でテキストのやり取りをしているうちに道具の話や練習の話になって、いつの間にか電話をしたりして声だけは知っている友人のような人が徐々に増えて、そのうち会うようになったりもする。みんな会えば立派な人ばかりでこちらはプー太郎だから恐縮してしまうのだが、みなさんお金を儲けるのに一所懸命で、あまりお金を浪費することに努力しているような人は稀である。もうずっと22年ぐらい前から僕はそういう人がしない事や人が批判するような事が一番面白くて、そればかり書いてきた。消尽するという事は資本主義の実は救世主なんですぜ、ということに気がついたので相場専業になったのだ。

 日曜日に変態会議というのを初めてやってみたのだが、一番の楽しみはハルトモさんに車券師の話を伺う事だった。彼によれば、(回数を)やらないことがポイントで、1日の10レースのうち1つか2つしか張らないそうだ。それで10回に1回ぐらいしか勝てないが、勝つときは必ず大勝ちということ。つまり100回やって1回大きく買って、寺銭の25%を上回る上がりを取るということで、2000万買って2300万取るという年間の資金の流れだと言う。そうだろうなあ、1回1万買ってずっと負け続けそのうち100回目ぐらいまでで170万取るという勝負なのだ。これと比べると、きっと彼にとれば株式相場も不動産賃貸も楽なお仕事だろうなあと思った。寺銭の比率がすごく低いのだから上がりを大きく狙う必要性が下がる。170倍である必要は無いから3倍になれば良いということだ。暴落時のトヨタはそういう意味で買ったのだろう。ポイントは必ず負け続けるがそれでも勝つまでは絶対に止めないこと。狙い方を変えないことが肝なんだなと思った。止めるのは勝った時だけ。つまり勝ち逃げが正しい方法論である。
 こういう話を聞けるような人とは普段の生活では巡り会えない。SNSはそれが可能な魔法なんだなと思った。

強羅花壇 変態懐石

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

イメージ 4

イメージ 5

イメージ 6

イメージ 7

イメージ 8

イメージ 9

イメージ 10


おっさん4人の変態懐石、大変美味ですが
姐ちゃん抜きにしてます。

千年の愉楽

イメージ 2
抵抗線を先週ブレークした。上昇期間は12−15週となるか?

イメージ 3
月足で3本押しの典型で三尊の底型完成だ。今年はこれ以降は高そうだな。

イメージ 1

オリュウノオバが、「半蔵えらいねェ」とからかうと、「豆、煮えたかいねと見にいたら、みんな煮崩せすぎて皮むけとる」ととぼけ、股間に手でおさえて「人のはまだ赤いのとか白いのが多いのに、俺の松茸、焼け焦げてしもとる」と言う。オリュウノオバが口を押さえて笑うのを見て「カカだけにまかせといたら焦がさんと上手に焼くんじゃろが」と追い打ちをかけて言い、他の者が言うなら野卑な言葉なのに半蔵が言うと言葉までこころよい色気に包まれると思う。その時もオリュウノオバは、獣のひずめのように二つに裂けた手を持って生まれた弦と男振りが輝くような半蔵はこの世のものだがこの世のものではない二つの化身だと思い、夜叉鬼人に出くわさねばいいがと思ったのだった。半蔵は二十五のその歳でいきなり絶頂で幕が引かれるように、女に手を出してそれを怨んだ男に背後から刺され、炎のように血を吹き出しながら走って路地のとば口まで来て、血のほとんどを出してしまったために体が半分ほど縮み、これが輝くほど男振りに半蔵かと疑うほど醜く見える姿でまだ小さい子を二人残してこと切れた。九かさなりの九月九日。
 流れ出てしまったのは中本の血だった。
              半蔵の鳥「千年の愉楽」 中上健次  より転載
===========================================================================
 音読のためのテキストを中上健次が見事に完成させたことを僕たちは経験することができるだろう。若松孝二が遺作として取り組んだ映画「千年の愉楽」はそういう謡を文字化したテキストと映像であり、その謡はオリュウノオバという産婆が見た千年の男と女の路地の神話だ。僕は今月はずっとこればかりを読んでいる。他にしたい事が無いないと中上を読むというだけに時間を使っている。

 さて少し長めの調整時間が終わって、既に先週から相場は上に動き始めているが抵抗線を明確にブレークして、今後普段通りだと12−15週の上昇期間を維持するものと思われる。史上最大規模と言われた外人の売り越しもどうやら終わってみれば5兆円で1306で240円押し、12%程度の普通の短期需給調整だったということだ。
それが起きると同時に突っ込みも押し目もだから何でも下げた所は拾っていれば目を瞑っていても12週程度ですべて利食いで落ちるんだろうと思うから、慌てないで下を厚く拾っておくのが良いのだろうと個人的には思う。そう2月からずっと同じ事を書いてきた。こういう待つという時間の使いかたとして、文学の持つ役割は偉大なものがある。
 中上健次の盟友として同時に柄谷行人の「世界史の構造」も上げておこう。人はなぜ大半の人が損ばかりする相場をするのか?という不可解な問いの答えがそこにあるのだろうとも思う。

アリストテレスは二つの取財術を区別した。一つは、必要のためになされるものであり、他は貨幣を蓄積するものである。『貨幣が案出されると、やがて必要やむを得ざる交換から別種の取財術が生じてきた、すなわち商人的なものがそれである』。つまり第二の取財術においては、「貨幣の資本への転化」が生じるのである。それは、交換が、使用価値を求めてではなく交換価値を求めることになり、それゆえ、限りないものとなる、ということを意味している。「貨幣の資本への転化」に関して、マルクスが先ず守銭奴(貨幣退蔵者)に言及したのは、そのことに存する倒錯性を指摘するためであった。

 貨幣退蔵者は。黄金神のために自分の肉欲を犠牲にする。彼は禁欲の福音に忠実である。他方において、彼が流通から貨幣で引き上げることができるものは、彼が商品として流通に投じたものだけである。彼は生産するほど、多くを売ることができる。したがって、勤勉と節約と吝嗇は、その主徳をなしている。多く売って少なく買うということが、彼の経済学のすべてである。

 守銭奴とは、この「質権」を蓄積するために、実際の使用価値を断念する者のことである。「黄金欲」や「致富衝動」は、けっして物(使用価値)に対する必要や欲望からくるのではない。守銭奴は、皮肉なことに、物質的に無欲なのである。ちょうど「天国に宝を積む」ために、この世において無欲な信仰者のように。もちろん太古に守銭奴が現実にいたかどうかは問題ではない。ただ、貨幣の力がそれを蓄積しようとする倒錯的ドライブをもたらすことが重要なのである。
 この絶対的な致富衝動、この激情的な価値への追跡は、資本家にも貨幣退蔵者にも共通のものである。だが、貨幣退蔵者が、ただ気違いじみた資本家であるのに対して、資本家は合理的な貨幣退蔵者である。貨幣退蔵者が獲ようと努力する価値の休み無き増大は、貨幣を流通から救い出そうとすることによって行われるのであるが、より聡明な資本家は、これを常につぎつぎに流通に投げ出すことによって達成する。

             世界通貨「世界史の構造」  柄谷 行人  より転載
=======================================
友だち
白猫次郎
白猫次郎
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(16)
  • ひよこ
  • ベトナム
  • rem。
  • 妻田北
  • key09.hatenablog.com
  • タートル
友だち一覧
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

開​設日​: ​20​13​/1​2/​21​(土​)

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト≪さとふる≫
実質2000円で好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事