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猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

書庫日記

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今回からカレー粉をSBに変更してキャベツを入れてみる。
肉は合挽きからチキンに変更。少し唐辛子を増やして辛くした。
朝からこんなことしかする事がない。別段金がすごく欲しいとも強くは思わない。
自分が何か欲しいものがあるのかがもうわからないからだね。

  2005年、小泉政権の時、日本は国連の安保理常任理事国になろうとしてみじめな失敗を喫しました。その時に、国際社会から日本は「主権国家」だとみなされていないという痛苦な事実を日本人は思い知らされました。日本を支持することを拒んだ国々の論拠は「日本が常任理事国になっても、アメリカの票が一つ増えるだけだから」というものだったからです。そして、その指摘に日本政府はひとことも反論することができませんでした。
2009年には「夢」を取り戻すために、起死回生の民主党への政権交代がありました。でも、その鳩山政権は、米軍基地の縮小という「軍事的属国が口にしてはならないこと」を言挙げしたとみなされて、日本国内の「対米従属勢力」から猛攻を受け、四面楚歌のうちに瓦解してしまいました。
それから後はずっと仄暗い絶望感が日本を覆い続けています。「日本を取り戻す」という安倍政権の回顧的なスローガンは「日本にはもう未来がない」ということの言い換えに他なりません。それはアメリカのトランプ大統領の掲げたMake America great again というスローガンの「未来のなさ」とよく似ています。アメリカ人も「このままでは未来がない。過去に還ろう」と思い始めている。それが国力衰退の徴候だということに気づきながらも、風通しのよい、向日的な未来社会を描く想像力がもう作動しなくなった。ロシアのプーチンや中国の習近平の「終身独裁者」システムの採用は、それらの国々の政策決定者たちが「変化を恐れている」ことの徴候です。未来に希望がないから変化を恐れるのです。

今の日本には国民的な目標がありません。何もない。「経済をなんとかしてほしい」と選挙前の街頭インタビューでは有権者は言いますけれど、「なんとかしてもらった後」に何をしたいのかについては言葉が続かない。生活に困窮している人が「まともな生活ができる程度の金が欲しい」というのはわかります。でも、すでにずいぶんリッチに見える人たちまでが「金が欲しい」というのが僕にはよくわからない。「その金で何をする気なんですか?」と訊いてみたい。きっと株を買ったり、不動産を買ったり、仮想通貨を買ったりしたいんでしょう。でも、それはどれも「金を増やすため」の活動です。それは「金が欲しい」ことの理由にはなりません。でも、今の日本ではほとんどのビジネスマンが「金が欲しいのは金が欲しいからだ」という循環論法に陥っている。
「金が欲しいのは金が欲しいからだ」というループにはまり込んだのは実は経済活動をする目的が見えなくなったからです。かつては復興と主権回復という明確な国民的目標がありました。自分たちの日々の経済活動がそのまま国運の興隆とリンクしているという実感があった。自分が額に汗して働けば、国が豊かになり、国民が幸福になり、やがて国家主権が回復されて、晴れて独立国になれるという夢があった。それがなくなった。
リーディング・カンパニーで次々と信じられないような不祥事が続くのも偶然ではありません。経営者たち自身、自分たちが何のためにビジネスをしているのか、それがわからなくなっている。どれほど東奔西走しても、汗を流しても、それによって国力が増大し、国運が上昇するという「リンケージ」が見えない。顔を見たこともない海外の株主が租税回避地に持つ個人口座の残高が増えるだけで、彼らから別に「ありがとう」というねぎらいの言葉が届くわけでもない。経営者が実感できるのは、周りからの阿諛追従の言葉と、高い給料で可能になった贅沢のもたらす「つかの間の気持ちよさ」だけです。リアルなものはそれくらいしか見つからない。それなら、いっそ肚を括って、おのれひとりが出世すること、自己利益を最大化することだけに努めよう。さまざまな組織で、人々がそういうふうに考え始めた。
その結果が今の日本の「ていたらく」です。別に日本人そのものが倫理的に劣化したわけではありません。「夢」を持てなくなってしまったことの、これは帰結です。「自分ひとりがよければ他の人のことはどうでもいい。今さえよければ先のことはどうでもいい」という考え方について国民的な黙契が成立したのです。「日本にはヴィジョンがない」というのはそういうことです。

これから日本はどうなるのでしょう。先ほど「潮目の変化」が来ていると書きました。僕はそう感じます。それでもまだ日本人は「次の夢」を見つけることができずにいます。
「日本スゴイ」とか「嫌韓嫌中」とか「クール・ジャパン」とかいう復古的なイデオロギーが人々を惹きつけるのは、「落ち目の日本」からそれでも必死になって掻き集めて来た「夢の残骸」がそこに展示されているからです。「夢の残骸」でもないよりましだという考え方を僕は理解できないわけではありません。でも、それは「夢」ではない。
国運が衰微しているのは「異物」が外部から侵入してきたせいだから、それを排除して、国を純化すれば国運は再びV字回復するというタイプの社会理論は危機に遭遇した社会がしばしば採用してきたものです。それを信じた政治指導者たちは「異物」の排除による国家の浄化を企てました。でも、それがもたらしたのは粛清と強制収容所と国民の分断だけでした。ですから、そういう「国民を浄化すれば国運が回復する」というタイプの社会理論に僕は反対です。それがもたらす暴力と道徳的退廃の底知れなさは歴史が教えています。

日本人はこれからどんな「夢」を見るべきなのでしょう。そもそも果たして「次の夢」を見ることができるのでしょう。この問いに軽々に答えることは自制しなければなりませんけれど、それでも一言だけ言わせてください。そのような国民を統合できる「夢」がもし存在し得るしたら、それは「これまで誰も思いついたことのないようなまったく新しいもの」であると同時に「あ、それね。その手があったか」と聞いた全員がたちまち笑顔で得心できるような「懐かしいもの」でなければならないということです。新しくて、そして懐かしいもの。そういうものを見つけ出すのはたいてい若い人たちです(老人にはいささか荷が重い仕事です)。
この本の読者の若い人たちにぜひそのたいせつな仕事を託したいと思います。僕もできる限りご協力致しますから一緒にがんばりましょう。みなさんのご健闘を祈ります。

『街場の憂国論』文庫版のためのあとがき
文庫版のためのあとがき
内田樹  より一部転載
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いつものような内田節炸裂だと気持ちがよい。駄目な日本をそれでもなんとかしたいという内田先生は、読者に夢の答えを聞いている。それも若い人たちにそれを託している。次の夢とは具体的に果たしてなんだろう?
「これまで誰も思いついたことのないようなまったく新しいもの」であると同時に「あ、それね。その手があったか」と聞いた全員がたちまち笑顔で得心できるような「懐かしいもの」でなければならないということです。新しくて、そして懐かしいもの。そういうものを見つけ出すのはたいてい若い人たちです
僕には、それはきっと「家族」ということじゃないかと思う。しかも大家族!産業構造(つまり資本主義生産)に生活と時間と場所を分断された核家族ではない、ひとつの原始的な大きな単位の大家族。10人か15人ぐらいの大きくて緩い繋がりの数世代が共存して生活する大家族がきっと次に人類の「懐かしいもの=夢」になるんじゃないのかなあと思う。そういういくつもの大家族がリゾームのようにお先真っ暗な日本を埋め尽くす。現存の民法が無意味になるような家族の大変化が起きないと世界の大変化はきっと起きないんだろうと僕は思う。
生産するために分断された時間、人、場所、スタイルが再度統合されるためには、生活の目的は生産から消費(消尽)に移行する必然性があるだろう。つまり拡大し限界まで作りすぎた財を今度は消尽するための人口構造の発見が必要となる。

春バテ

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鋳鉄製の什器  ぴったりリビングにはまった

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今月の花材は 桜とバラ
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市川バラ園のバラ、アンダルシア

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市川バラ園のバラ オードリー


春バテというのがあるらしい。なんか身体に力がはいらないでダルい。
昼から眠い!ここ二日は1日中、ずっとダラダラしてソファーに寝転がっていた。
30日から月足更新をして2日に終わったから都合3日で済んだので通常月より陰線が多かった割に早かったせいで疲れたのだろうし、孫疲れ、婆疲れと接待疲れでしんどいなあと思っていた。
気温差が激しくて雪が降りそうな2度から夏日の24度まで数日でこんなに変化が大きいと何を着てよいよいのかも困るし、身体がついていかないので体調不良になりやすい。室温は20度前後にエアコンで調整していてもやはり外気温の急激な変化に身体は反応するのだろうなと思う。
 食欲だけはちゃんとあるので、忙しい日でも自分でちゃんと3食作ってきちんと野菜と淡白中心の食事を作っているので、言葉通り食べるためだけに生きている感じの春だねと思う。満開の桜が風に散って、眼下では桜吹雪が谷風にアオられて上昇気流に乗ってテラスまで届く。桜の散るのを見下ろすという事は、標高230メートルで暮らしているから見える視点の位置ということなんだろう。感覚というのはそういう錯覚の連鎖でおそらく成立しているんだなあと思う。

 娘婿が良い奴で、東中野の12年やったマダムの花屋が閉店するので、店で使用してきた愛用の什器を自宅で使いたいというので2トン車のトラックに積んで運んできた。エレベターにも乗らないので非常階段をなんとか4人で5階から7階まで上げて設置した。このフラットはマダムの名義で買ったので僕にはどうこう言う権利も意志もない。スキにしたら良いなと思う。アトリエにしたいそうだ。毎月月末に太田市場に仕入れに行って、熱海からセレクトした花材を黒猫便で送るサービスを販売するということで、初回は10人分の桜と特別な薔薇を発送していた。なんかじっとしていられない女なのだなあと思う。それでも二人とも春バテでヘバっている。

 対策は 1 ぬるい風呂にゆっくり入り、ぐっすり眠ること 
     2 身体を冷やさないこと
     3 適度な運動をすること

いつもしているのだが、それでもバテルのは老化現象ということだろうなと思う。運動不足はあるなと思う。

夕飯3品

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ロース豚の蒸し
紹興酒を振って9分蒸す

豆腐サラダ

豚骨ラーメン

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グラフ更新飽きたので、買い出しに行き夕飯を3品作る。

幻の銘酒、獺祭を頂戴した。
高いの、これ?
マダムのご機嫌をとるのに、大変だな。

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