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猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

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イメージ 1鎌倉農協連 即売所の野菜  味が濃くて取れたてです。

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これがネタ本の優れ本  朝日新聞出版  1500円

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「小萬ち」のソースカツ重箱    1080円

 日曜日は朝から夜まで鎌倉にいた。マダムが結婚式の装花を頼まれてAUDIで持ち込みをした。昼は「小満ち」のメンチカツ、夜は「カロ」のビーフシチューの幸福な食事となった(ソースカツ重とハンバーク定食も頼んだ)。いずれも実に美味だが、お値段はとてもリーズナブルで庶民的。駅前の鳩サブレの店でパンを買って(10倍辛いカレーパンとか)、鎌倉市農協連即売所で鎌倉野菜を買って、カフェヴィモンディモンシュでパフェも食べたデブのフルコースを堪能した。


「鎌倉 のんで、たべる」赤澤 かおり 著の鎌倉グルメガイドは実に秀越な鎌倉ガイドであると思う。厳選した50店舗ほどを紹介しているが、はずれの店が一つもない。大半が老舗で味と素材に筋が通っている。100円の野菜から3万円のワインまで一切手抜きが無いという意味で優れたガイドブックになっている。まさに赤澤さんの人格そのものがガイドとして愛に満ちているなあ!と感心することばかりだ。
買ってもう2年ほどたつが、現在まで紹介された50店舗のうちの20店舗ほどを順番に潰しているが、全ての店が当たりというガイドブックはこれが初めてだと思う。山本益博のレストランガイドよりも正確で美味しい!以前の(90年代の)ダイブルの舌をもう誰も信じなくなったという事かもしれない。
 そもそも鎌倉という土地に惚れて、そこに移住してしまうほどの土地と人への惚れ込みようが成功の秘訣なんだろうと思うが、熱海と比較しても実に羨ましい!熱海は鎌倉の1/100にも満たないほどの料理屋質の低い文化度なのだが、これは住んでいる人、観光する人のレベルが熱海が低いという紛れも無い事実の裏返しだろうと思って恥じている。

 京都も良いがあそこは貴族の文化の都だが、鎌倉は武士と僧侶の文化の都だから、そういう気風が味に現れる。一方、熱海は病人と怪我人の集積地だった歴史があるので、まだ味に進むゆとりがきっとなかったのだろうとも思われる。生きている事、直ることが優先だから、「美味しい味」までなかなかたどりつけなかったのが今に響いているのかもしれない。 
 昼ご飯と夕ご飯を1日2回異なったレストランに行っても、全部廻るのに1ヶ月ぐらいはかかる。看板メニューだけ食べてもそれぐらいかかるから、一通り数回いろいろ試すには半年ぐらいは通い詰める必要がある。そういう土地って、東京、大阪、京都以外では金沢と福岡ぐらいしか僕には思いつかない。やはり味というのは一番わかりやすい文化の水準値だから、それがある水準値で安定しているという事は凄い事なのだと思う。鎌倉恐るべし!!


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おすすめ店舗リスト  どこも実に美味しい店ばかりだと思う

食欲の秋 その2

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夕張メロン  北海道

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らいでんメロン  北海道

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シャインマスカット(甲州)  岡山の1/10

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箱根ポーラ美術館  シャガールとゴッホ展

北星学園での講演

今日本はピークアウトして長期低落期に入っています。これ以上ひどいことにならないうちに、できるところから何とか手当をしなければいけない。一人一人がそう考えて、できる範囲で崩れてゆくものを押しとどめ、失敗を補正してゆけば、破局的な事態は少しずつ先送りできると思います。
それでもいまだに経済成長とか成長戦略とかいう虚しいことを言っている人たちがいます。五輪とか万博とかカジノとかリニア新幹線とか、古いタイプの産業社会のモデルにまだこだわって、「選択と集中」で起死回生を願っている人たちがまだまだ多くいますけれど、それは貴重な国民資源をどぶに捨てるような結果にしかなりません。
日本の国力がピークアウトしたのは2005年です。何の年か覚えていますか。2005年というのは小泉内閣の時です。その時、安保理の常任理事国に立候補したけれど、アジア諸国の支持を集めることに失敗して常任理事国入りを果たせなかったのです。共同提案国になってくれたアジアの国はアフガニスタン、ブータン、モルジブの三国だけでした。
すでにバブル経済は崩壊した後で、日本経済は失速しており、ここで政治大国として国際社会に存在感を示すというのがいわば最後の賭けだったのですが、それがはなばなしく挫折した。これはけっこう大きな歴史的転換点だったと思います。国際社会から日本への期待というのがどれほど低いのか、それが骨身にしみてわかった。これが大きかったと思います。世界的な政治大国だと思っていた自尊心を深く傷つけられた。それからですね、日本がおかしくなってきたのは。
それから12年が経った。もうずっと長期低落局面です。でもまだ「負けしろ」はあります。まだまだ日本は豊かです。温帯モンスーンの豊かな自然に恵まれ、社会的インフラは整備されているし、治安も良いし、観光資源もあるし、食文化もエンターテインメントも高い水準を誇っている。国民資源を見たら世界有数のストックがあります。たしかにフローのレベルでは勢いが落ちているけれども、ストックは豊かです。だから、この豊かなストックをどうやって生かすか、どう使い回すか、それが問題です。
大学だって数が多すぎると言われていますけれど、高等教育機関が多すぎるというのは、よく考えたらすごいことなのですよ。研究者がいて、教員がいて、教室があって、研究設備があって、図書館があって、体育館があって、緑地があって、プールがあって、宿泊施設があって・・・これだけの教育資源がある。単年度の志願者と募集定員の需給関係で考えるから「多すぎる」と判定されますけれど、長期的に見れば貴重な資源です。これをニーズがないからと言って、駐車場にするとか、スーパーに売るとかいうのはあまりにもったいない。他にどういうふうに活用できるのか、それを考えるべきなんでだと思います。
日本がこれ以上崩れないように、どこかでターニングポイントを迎えることができるように、発想を切り替えないといけないと思います。僕に何か特別な知恵があるわけではありません。とにかく「衆知を集めて」対話する、みんなで知恵を出し合ってゆきましょうということに尽きると思います。
今日は学校教育の危機的現実を直視した上で、どうすれば次世代の人たちに生きる知恵と力を与える学びの場を確保できるのか、それについてみんなで知恵を絞りましょうという話を致しました。僕も微力ながら一所懸命知恵を絞り、一臂の力をお貸したいと思っております。皆さん方のご健闘を祈念しております。ご清聴、ありがとうございました。

    内田 樹の研究室  北星学園での講演より一部抜粋

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 本講演はもっとずっと10倍ぐらい長いのだけど、スペースの関係でお尻の部分だけの引用とした。是非、全文をじっくりと読んでみて欲しい。blog.tatsuru.com   

毎度の事だが、内田さんは女子大の哲学の先生だったから、その理路の展開がじつに丁寧でクドい!が伊丹十三賞をとるぐらいに論点が実に面白いから虜になるひとが多いだろうが、短期的な予測はほぼ外す。その外し方が僕はまた好きだから、常に彼のブログのファンである。

 2005年をピークとして、没落する日本を憂いて、私費を投じて私塾を作り、門下生350人に武道と人生の何たるかを教えるおせっかいな爺さんであるが、教育者としては立派な行いであると思う。神戸に住んでいたら是非門下生になりたいものだが、きっと嫌がられるだろうな。

 老人になって良いことがいくつかあると僕は思った。それは先がそう長くないという事で、ある意味で諦めとか諦念とか割り切りというものが自然とその人なりに生まれる場合があるということだ。
 一方、未練たらたらで残りの時間をなんとか何かにしがみつくように生きる人も結構多いようだが、そういう人はきっと人生のすべき時間にすべき事をしわすれた人、出来なかった残念な人なんだろうと思う。まあすがりついて出来る事はやっておくほうが心残りが減ってよいのかもしれない。

 やり残していることはさて僕に何かあるだろうか?自分の欲望や家族の欲望で達成できていない事は具体的に何だろう?物質的な事は目に見えるからわかりやすいし、その大半は必要十分以上に達成されてしまったような気が個人的にはする。おなかいっぱいでゲップが出るほど贅沢をしたような気もするし、だから実際筋分と太ったし、それで身体の動きが鈍くなっているとも思うが、面倒だからダイエットなんてしたくない。アメリカなら100キロ以上の巨漢だってウヨウヨいるのだから、70キロになってもまあ大した事は無い。高脂肪で人より十年早く死んでもそれがどうした?40歳から22年ももうたっぷり遊びすぎて飽きてしまっているぐらいだ。
 健康にここまで全員がきたし、誰も深刻な病気になっている人は家族にはいない。誰も経済的に困窮することなく自分の選んだ仕事を自分のペースでこなして、比較的裕福に生活している。不満というような具体的なものが有るようにはどこからも聞こえてこない。かえってそれが無いことのほうが不幸で、欲望が希薄化してくると向上心も減って動きが鈍くなるような気もする。
 内田さんの指摘するような日本の没落の現実はまだ当家には起きていないけれど、今後がどうなるのかは無論誰にもわからない。ただし裕福であるという部分はまぎれも無い事実なのだから、それを活用して今後も裕福に愉快に愉しく今日を生きるというスタイルに徹することが一番現実的な幸福であるという事実は全く以前と変化が無いだろうと思う。
 美味しい食事を作ってみんなで笑顔で食べる暮らし。家族が素敵な家に済んで、素敵な服を来て、素敵な車に乗って人生を毎日楽しんで生活する。仕事も遊びも愉しく効果的に拡大再生産する暮らしといのは、内田さんの指摘する暗い未来とは随分と風景が異なるなあと思う。

 ちっとも仕事なんてしないで、満漢全席を杭州で食べて熱海に別荘を買って一番高いメルセデスに乗って箱根にシャガールを見に行く暮らし。そんな具体的な幸福が一番シンプルでわかりやすいと思う。みんなしたら良いのになんでしないのだろう?といつも不思議だな。メロンを2個買って、1日2回1/4ずつ食べると完食に4日かかる。それで大抵は嫌になる。
 プライムビーフにパルミジャーノチーズを混ぜたフランス製のパン粉でビーフカツレツを作ると実に旨いのね。ほんとレストランより旨いです。明日の心配をするよりも今夜のご飯を楽しむほうが数倍も大事でしょ?と僕は思うな。老人には先なんてないんだから、、。

食欲の秋  その1

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中性脂肪ならこれです。カツカレーが凄い!

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炙りチャーシュー乗せ味噌ラーメン 

たまに外食すると不健康メニューをたらふく食べます。これで死なない筈が無い!(爆)

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9月は孫の誕生日  3兄弟とも仲良しで宜しい。

 公務員の定年が65歳まで延長されるようになるという報道があった。別に区切りを付けなくても年に無関係で元気で仕事をしたい人は幾つになっても働くほうが自然だろう。それなら年金も少なくて済むし、財政的にも助かるからどんどん元気で意欲的な人は働いてくれてくれたら良いと思う。
こちとら40歳からずっとアルバイトで会社をやった以外には引きこもりの無職だから、働く事をあまり大事な意義とは最初から見なさない。働くことは餌を取る事だから、餌があるなら寝ているほうがマシである。餌の必要量は物理的な限界があるのだから、必要以上にあっても無意味であると思うから、無くなったらその時点で取れば良いと思うと別段かったるいなら継続的に働く必要も無いと思うから、いいかげんで話しが一般人とは全く合わない。それでも別に僕のほうはまったく困らない。多様性というのはそういう対立相半する価値観が併存するような社会の有り様ということであり、まあなんでも有りのほうが風通しがよくて宜しいと思うな。僕に説教をした上司や先輩というのは過去にすごくたくさんいたが、一人として経済的に大きな成功をした人はいなかったのも事実だから、マジにコツコツだと結果は知れているというのも事実が証明している。若い頃から遊んでいてもメルセデスやジャグアーの12発に10台以上も乗れるような暮らしというのはコツコツ仕事をしても決して手に入らないと思うね。だから当てる、当たるという研究は意味が有ると思うし、当たらんまでも大きくは外さないことが成功因だろうが、これがなかなか難しい。
 さて定年後の暮らしの激変でツマづく人が相当に多いようだ。F県庁を定年退職した人の十年後の身上調査というのを見たが、半数が死亡となっている。死因はアル中で自殺とか離婚で孤独死とかガン、脳梗塞、心筋梗塞など、生活習慣が変わって孤独に耐えられずに生活が乱れて孤独死に近い死に方というケースが多いようで、経済的な理由は稀だそうだ。きちんと真面目な蟻の規則的な生活が定年によって乱れて、キリギリスに耐えられない人が半数もいるということだろう。年を取って生活スタイルを大きく変えることが実際には困難な人が5割以上もいるということで、対応力を問われるという事だろう。こんな事なら、定年後も延長雇用をしてもらってギャラは半減しても元気に以前の会社で慣れた仕事をゆっくりやるほうが良いのだろうと思う。人の下で働くことが好きな人、誰かに雇われているほうが気楽な人のほうが全体数は多いのだろうと思う。組織人で30年以上も慣れている事を急に換えるのは無理だろうとも思う。ノマドライフが出来るような人は、最初から不良でアウトサイダーでないと無理なんだとも思う。だからそういうタイプの人は定年までじっと我慢なんてするはずがない。僕は30歳の手前で見切りをつけて自立して仕事を作ったけれど、若くて元気な時でないとエネルギーがないので自立は無理だと思うなあ、、。

 養老先生に言わせると、人間は自然なんだから、人工物ばかりの環境(都市空間ということ)にずっといるとどこかが(大半は脳=精神病)狂って病気になる。だから元気に愉しく暮らしたいなら参勤交代をして、1年の半分は人工物の少ない環境(つまり自然が多い不便な僻地や田舎)で、虫取りや魚釣り百姓でもして暮らせと書いている。だが本屋やテレビで見る田舎暮らしを憧れてやってはみても、そもそもデスクに1日中座っていた人がいきなり農業、漁業なんてしようとしても出来る筈が無い。誰かプロにやり方を一から教えてもらえないと無理なのだ。だから途中で諦めてしまうことになる。その点、別荘暮らしというのはなかなか良いよ。気楽にすぐに始めて、いやならすぐに都会に帰れるし、気に入れば田舎の時間を増やせば良いし、お気楽ライフだからものぐさ向けだが、少し金が余分に必要だ。1億ぐらいあれば誰でもすぐに気楽に始められると思うなあ。田舎の別荘にいると夏休みとか正月とかに子供や孫が遊びにくる。海に近いとかプールや温泉があると喜ばれると思うなあ。
 一番大変なのが、有り余る時間をどう潰して良いかわからないでリズムが乱れて事故や病気になるというケースが多いようだ。まあ贅沢病なのだが、地域というコミュニティーが崩れて、老人の居場所が都会でも田舎でも無くなってしまったことが原因だろう。昔なら長屋で隠居する老人という当たり前の居場所があったのだろうが、地域の人間関係が消滅して孤立する老人が孤独死するようなケースが頻発している。かつての大規模団地、高島平とか多摩ニュータウンなどが住民の高齢化とともに団地そのものが高齢化して廃虚化している。親が死んだらその子供たちはその団地にはもう住まないので、ゴーストタウン化が自然に進んでいく。
 熱海でも例外ではなく一人暮らしの高齢者が風呂で心臓麻痺とか脳梗塞で死んで、そのまま腐るまで発見されないケースがよく起きる。マンションは鍵をかけると中で何が起きても周囲には分からない。死体が腐って酷い腐臭が出て初めて周囲が気がつくというケースも稀ではない。1週間ぐらい老親に電話を入れない子供は別段普通だろうと思う。死は突然やってくることがあるから、本人にとればピンピンコロリだから好運なのだ。別に死んだら腐ろうが溶けようが自分はもう死んでいるのから別段死んだ当人は困らない。困るのは周囲だけである。だから死に様なんて老人は気にする必要などない。行政が勝手に処理するように出来ているから、どうどうと身寄りのない老人は税金のお世話になれば良いのである。

 今週はコストコに行って、マダムのお酒を買った。ワインを40本とウイスキー1本。僕はプレミアムビーフという牛肉を2キロほど買った。昼はカツカレー、それで藤沢まで走って「2666」を買う。夜は味噌ラーメンと中性脂肪たっぷりてんこ盛りのピンピンコロリメニュー暮らしをしているのでまあせいぜい70歳まで生きたら良いかねと思う。孫の誕生日で、一番上の♂は十歳だ。あと十年元気だと孫の彼女が見れるかもしれない。当家は全員がスケベだから妊娠させるのは早いだろうから、運が良いとひ孫も見られるかもしれない。

昨今の日常

イメージ 1葉山のビーチハウス ここから浜に降りて泳げる

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合羽橋道具街の食品サンプルの店
いわゆるフィギアだが、記号の持つ意味が愉しいので僕は好きだ。メトロポリタン美術館に飾ったら良いと思うが。デュシャンの隣にでもねえ。

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菫はもう3歳になった  女子は凄く生意気だ! 21世紀はどうなるんだろうねえ?


函南 高級スーパーアオキ往復35キロ  5L  700円
沼津 西友大型店往復48キロ   7L  980円
湯河原 エスポット往復 12キロ  2L  280円
熱海 マックスバリュー往復5キロ  1L  140円
藤沢 大規模コンプレックス往復90キロ  14L 2000円 
鎌倉 スーパーユニオン往復   100キロ 16L 2300円
座間 コストコ往復   100キロ 16L 2300円

 リッター7キロ平均、ハイオク140円計算として、メルセデスでもaudiでも大抵は同じようなもんだろう。近く以外は3−4名乗車して走る事が多い。往復で50キロ以上の場所へは、月に多くて3回ぐらい、3ヶ月に1回ぐらいの時もある。近場は週に2−3回ぐらいだろうと思う。
これに月に200−300キロの東京往復とか温泉ドライブとかが加わると、10ヶ月で13000キロぐらい走ったことになる。月走行平均が1300キロということで、燃費が7キロ平均なら200L弱、140円として3万円は使っていないことになる。東京にいる時よりも2倍近い距離を走っても燃費総計は同じぐらいだから、渋滞がないと大型車の燃費はなかなか良いねえと思う。毎日1000円ぐらいということだから、東京中野の駐車場代よりも安いということで(当時は屋根無しが1台35000円だった)、田舎は大型車に乗ってもずいぶんと安上がりだなあと思う。
 上記はいずれも日常的に生活必需品の食品や本、外食をする場所だから頻度も高いが、これを電車で行くことが可能かどうか?とすれば、殆ど無理か出来てもすごく重くて不便ということになる。まず熱海駅と自宅の往復が荷物をたくさん持っていると徒歩では無理だろう。自宅と熱海駅はタクシーで片道920円だから往復で1840円、週3回なら6000円、月では3万ぐらいは最低でも駅往復だけでもかかる。運転ができなくて同じルートをすべてタクシーで同じ頻度で動くと20万ぐらいはきっとかかるが、まあそれでも安いほうだろうと思う。コストコ往復して3万円タクシー代にかかって買い物が5万ぐらいだとあまり行く意味が経済的にはないということになる。全部アマゾンのプライムで買ったほうが断然安いということになるが、生鮮品は売っていないから困るねえ。仮に食品消費総額を仮に月に15万(毎日5000円)としてネットの送料が2割でも3万で18万だ。3万以上、配送や移動にかかるとすれば、それは趣味の部分で使っているということだろう。
でもやはり地方で生活するには運転は必需品であり、免許返上というのは自由を捨てるに等しいから元気な老人は絶対にしないと思うなあ。事故でも起こして運転できない状況にでもならない限りは諦めないと思う。
 アマゾンがついに生鮮スーパーをアメリカで買収した報道があったが、本気で生鮮食品に参入するつもりだろう。 日本でもこの先十年で生鮮品の流通が劇的に変わって、ネット購入が大幅に増えるだろう。運転できなくなる老人はネットの食品に飛びつくだろうと思う。コンビニとネットの戦いに今後はきっとなるだろう。いずれも個別配送を制したものが消費全体を制すると思う。

 昨日の報道で、西武百貨店の小田原店と船橋店が来年2月に閉店する事が決まった。セブングループの百貨店戦略は明らかに失敗で、閉店、規模縮小、売却がずっと続いている。バブル期のピークの6掛けまで売り上げ総体が縮小したのに、店舗縮小や面積縮小が遅れたせいで、どこも赤字化が常態化してしまい業態自体がもう青息吐息という感じだ。同様に大塚家具の失敗も同じ理由だろう。反面IKEAとコストコ、ドンキホーテが売れる理由はなんだろう?よく考えてみることだ。
そもそも消費者の所得分布と消費行動が、従来型の百貨店に合わないのだから廃れて当然だろう。小田原西武に平日の昼間にいくと悲惨な光景に出会うのでびっくりする。一番頻度の高い1階の食品売り場でさえ、客数と店員数は客の3−4倍は店員数が多いのだから採算に合う筈が無い。かといって高級スーバーの3倍の価格のチーズが大量に売れるはずもないのだから、品揃えと売り方が最初から間違っているのだ。差別化できない商品を割高で誰が買うのか?(爆)あまりに馬鹿なので悲しさを通り過ぎて笑うしかない。これを大卒のアホがマネージしているのだ。日本は平和だという他ないよねえ、、。
 西武だから無印良品の広いフロアがあるが、駅ビルと構成は同じだから、わざわざ不便な郊外店まで車で来てここで買う必然性がゼロなのだ。これで売れたら馬鹿でも小売り業を出来ることになる。人口が減少する地方都市で、しかも老人ばかりが定住する地域で若者主体のアイテム中心で前年比+が取れる筈が無いことぐらいはどんなバカでも想像できるだろう。特に衣料品はネット販売が増えているのだから、サイズだけ一度来てあっていれば店舗にいく必然性がないアイテムのだ。よく僕の買うユニクロの下着など、機能性下着=ヒートテックとかドライ下着などセール品をまとめ買いすると店舗で売っているプロパーの半分とか1/3で買える。総額5000円で送料無料だから1枚500円なら10枚(トランクス5枚、Tシャツ5枚、ソックス5セット=つまり上下5セットのトータルが1000円とか1500円で変えることになる。店舗でサイズと色がこうやって揃ってセットで同じ値段で買えないのだから売れるほうが不思議という物だろう。よほどメーカーの企画担当が消費者を嘗めているとしか言いようが無い。つまり馬鹿が作って売っているから思うように売れないのが当然なのだが、バカのほうが数が多いから結果はダメに決まっている。趣味的な商品でない限り、高額品が売れる合理的理由はないから商売としては成立するはずがないのだ。売れない、在庫が残る、叩き売るの無限反復を業界全体で毎年やっているのだから黙って見ていればデフレは20年以上も停まらないのである。資本主義の必然的結論だととっくにミンスキーが看過していたように思うけどねえ、、。

 高度資本主義(製造、流通、消費、廃棄の価格的構造プロセス)が壊れて世界は果たしてどこに行くのだろう?当然のことながら記号(株価)の行方も変わるんだろうとも思う。マーケットを見ると、3つのセクターが割安感が強い。金融、エネルギー、製造の3つが割安だ。3つとも資本主義そのものの原始的なセクターと言える。反面高いのは通信、ネットやテクノロジーセクターということだ。これも投資家の人気だからやがて劇的に反転する時がくるんだろうと思う。そのインターバルが20年なのか30年なのかは誰にもわからないのだけれども、きっかけとなるが社会的な事件、事故となることは経験的によくある事だろうと思う。
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