クルミとレーズンのベーグル 発酵中です
「かくて人間の創造以来はじめて、人間は真に恒久的な問題ーーー経済上の切迫した心配からの解放をいかに利用するのか、科学と指数的成長によって獲得される余暇を賢明で快適で裕福な生活のためにどのように使えば良いのか、という問題に直面するであろう。」と彼は考えたのでした。
ところが、ケインズは心配もしていました。「富の蓄積がもはや高い社会的重要性をもたないようになる」、すなわちゼロ金利の時代が到来すると、「財産としての貨幣愛は、ありのままの存在として、多少いまいましい病的なものとして、また、震えおののきながら精神病の専門家にゆだねられるような半ば病理的な性癖の一つとして、見られるようになるだろう」とも言うのです。(爆)
「もちろん、そのようになってもなお、満たされない強烈な目的意識をもって盲目的に富を追い求めるような人々が大勢いることだろう。しかし、その他の者は、もはやこのような人々に拍手し激励する義務を負わなくなるだろう。」
まさにこれを象徴するのが、オックスファムの報告書が毎年指摘する、世界の富を独占する一握りの富裕層のことです。2016年の場合、世界の上位8人が所有する資産が、下位36億7500万人の資産と同額であったことをこの報告書は指摘していましたが、この8人に限らず、富裕層の多くが、「財産としての貨幣愛」の呪縛から逃れることができないでいるです。今後、オックスファムやフォーブスに世界の富豪として紹介された人は尊敬に値しなくなるのです。(中略)
資本主義でない「市場経済」を取り戻す
日本のようにすでに資本を過剰なまでに保有する国では、人々の生活や企業活動は国家より小さな地方を単位として、資本が自己増殖しない経済システムを作り上げるべきです。グローバル化して取引が複雑になればなるほど、東芝の不正会計がそうであるように不正が紛れ込んでくるのは歴史の常です。ブローデルは
、市場経済を「予想外のことが起こらぬ『透明』な交換、各自があらかじめ一部始終を知っていて、つねにほどほどのものである利益が大体推測できるような交換」と説明し、資本家や経営者たちが不透明な取引から富を獲得する資本主義とは区別しています。この「市場経済」という概念が、新しい経済システムのヒントになります。
日本やドイツのような資本の希少性を解消した国では、「ほどほど」の利益とは、ROEで見て2%程度で十分です。すでに資本が十分満たされているのですから、新規投資は必要ないわけです。利益は倒産リスクに備えればいいことになります。21世紀以降、全国企業の倒産金額がもっとも多かったのはリーマンショックがあった2008年度、14.2兆円でした。全国企業の純資産は2015年度末、636.3兆円なので、倒産リスクを考えればROE2.2%で十分対応できるのです。
ところが、日本の企業の最終利益は2015年度41.8兆円と過去最高益を更新しています。一方、2015年度の総人件費は173兆円といまだに1998年度の173兆円を下回ったままです。「閉じた経済圏」で市場経済を実現するには、株式会社というシステムも大きく変化する必要があります。
近代という無限に広がる空間のなかで、株式会社は「より遠く」へ行くための最適な資本調達制度でした。株式会社は不特定多数の株主から「より遠く」へ行くために巨額の資本を効率的に集めることができました。しかし、21世紀の資本が過剰な時代に「より多く」の出資を求める必要はありません。マイナス金利下でも、銀行貸し出しが伸びないのですから、企業の資金需用はもう無いのです。「閉じた経済圏」では、会社と株主など利害関係者の距離を「より近く」することで、会社と利害関係者の間の信頼を維持していくことが可能となります。
「無限空間」の消滅がもたらす「新中世」 水野和夫 より転載
============================================================
金曜日なのに珍しくマダムが熱海にいるので、ブランチを作って、ベーグルを焼くことにした。
ニの岡ハムという美味しいハム屋が御殿場にあって、僕はいつもわざわざ4時間往復100キロ走ってベーコンを買いに行く。2ブロック買うと6000円とか7000円なんだが、味も香りも他には代え難いということで、手間と暇をかけても旨いものが食いたいとそういうコスパ無視の生活をするようになる。
余裕というか、無駄ばかりというか、快楽と平安に存分に銭と暇をかけられないような生活は僕にとれば「貧乏で残念な人たちの人生」という定義なんで、遊んでふんわか愉しく緩く生きる人が一番才能と運に恵まれているのだから、そういう人の比率が上がれば日本はもっと住みやすくなるんだろうとも思うね。
今朝は根菜と紫キャベツとベーコンのスープに、ハムとクリームチーズとルッコラとトマトのサンドイッチを作った。パンは茅ヶ崎の美味しいパン屋 ブレッド&エスプレッソのバケット(290円)だ。これにオリーブオイルをたらすのが流行だ。このサンドイッチは現在はニューヨークでブレーク中のレシピをGQで見て真似た。現地で30センチで1800円だというからハーフなら900円という所だろう。原価で見るとおよそフルサイズで1000−1100円というところかな?これにスープとサラダ(トマトと紫キャベツのオリーブレモン漬け)と旨いストレートコーヒーで1000円ぐらいならどうか?と猫バルのランチメニューで考えてみた。日替わりで週に5日5メニューぐらい1日3セットとして15メニューぐらいはいるかなとも思う。
パン系とご飯系と麺系の3つを5日ぐらい用意すると飽きないなあとも思う。麺は激辛汁無し担々麺を入れるのと、薬味てんこ盛りの牛肉ぶっかけうどんは入れるつもり。儲ける気はないので材料は良いのを使いたい。席数を絞って満員で入れない店(友達優先)にして、ビールとワインと珈琲は良いのを置く。
音楽はジャズピアノだけ。熱海駅から予約送迎サービスをメルセデス、ジャガー、ポルシェで1000円のオプションにしたいなあと思う。現在メルセデスのsクラスで送迎しているのは箱根の強羅花壇だけだろう。1泊1部屋20万ぐらいの宿なんだよね。そういうハイクラスのムードのある花カフェがいいかなあとも思う。 |
>
- Yahoo!サービス
>
- Yahoo!ブログ
>
- 練習用