roniさんという人にアドレスを知らせたらメールが来た。相場に興味がある女性らしい。近頃は肉食女子が多い。事実僕のかつて教えた女性はみなさんそういうタイプが多かった。元気がよくてハキハキと物言いをする。よく食うしよく飲む。まあガッツがあるのは日本の未来を考えると頼もしい。できれば彼女たちに子供もバンバン産んで欲しい。金なんて後でどうにでも成るのだから後回しで宜しいと思う。我が家も息子よりも娘のほうが10倍は怖いから、きっと日本は女性中心の国に遠からず変化すると思われる。女の戦いには正義などというロマンチックは効かないから男の時代のように牧歌的にはなるまい。競争は益々激しいものになるんだろう。皆さんの健闘を祈る。 若い人がこのブログを読んでいる。相場師という仕事がどういうものかという単なる興味ということもあろうし、変わったおっさんが変わった山暮らしをして好き放題書いているという週刊誌的興味の人もいるんだろう。こちらからリンクを辿ると、アニメーションとかゲームとか子供や孫の世界みたいな所に繋がって引く。正直に言って、やったこともないし興味も無い。毎日400−500人来るというのが宣伝もしないのに何故かがわからない。ランキング登録もしていないから、検索で「相場師、酒田罫線、逆張り」ぐらいしか調べようが無いはず。「猫」でも出るのかどうかはわからない。仕組みを知らないとどうやって来たのかもわからないし、それでも何名かは専業相場師かセミプロ、過去の塾生とまあ書いたことの意味ぐらいは伝わるだろうかと思う。別にメランコリーで書いているわけではなく、単なる暇つぶしの話だが、どうしても相場が仕事なので(他に言いようが無い)その話が多くなる。従って質問もそうした部分が多くなりがちだが、あまり答えても実際は意味がないことのほうが多い。
個人の感覚などそれ以上でもそれ以下でもない、当人しかわかりようのないことである。以上、おしまい!何か知識的に知りたいなら、みんな林さんの事務所で売っている本に系統づけて書いてある。別に林さんの回し者ではない。2度面談して教えを乞うという経験に感謝している勝手弟子というに過ぎない。この業界で飯を食っている人で林さんを知らない人はたぶんモグリだろうと思うぐらい、方法論について具体的な記述をした人である。特別に相場の玉操作が上手いというほどではなかったのではないかと個人的には思うが、まあ悪口を弟子が書いてもしかたがない。
士官学校出で敗戦という時代の人だから、今と基本的な考えが異なる。やり手の営業マンで所得番付に登るぐらい歩合で稼ぐというのは、大手客に可愛がられたということだろう。4回破産して復帰するぐらいまあ化け物のようにタフだ。だから弟子も結構変なのを可愛がる。総長なんて息子のように可愛がられた。バカラ氏やベトナムさんにもやさしい。波長が合うんだろうと思う。僕はへそ曲がりだが、それは体制嫌いという性格的なものだ。組織嫌いと言っても良い。組織には個人の自由が効かないのが大きな理由だ。商人の家に生まれると、何でも自分で決めて自分で考えて自分で実行してその責任を自分一人でとるのは当たり前という前提で仕事をする父親を見ている。それだけで仕事というのは良いのだと思っていた。成果と報酬は連動して当たり前だと自然に思っていた。だから同期とか同僚とか友達とかそういう比較感で物事を判断するというのが正直理解出来なくてリーマンの時は困ったのを覚えている。人は嫌いなことには熱が入らない。嫌いなことは後ろ向きな姿勢になる。大きな仕事をするには大きな組織が必要なのは理解できるが、別に大きいか小さいかという価値観は僕にはどうでもよくて、好き嫌いという飯のメニューとか女とかと同じ基準で仕事も趣味も選んで来たし、個人の自由で何が悪いと未だにそれは変わらない。だから自由に選ぶという条件が最低の価値基準だったということだろう。どこかの偉い医者が嘆いていたが、最近の医者になる若者は、医者になりたいという動機が薄く、成績順に医者になれと周囲にいわれて医者になるというのが大半らしい。だから頭は良いが無能だから3分診療、判断ミスが増えるのだそうだ。なるほど、好きこそものの上手なれかと思う。こんなに何でも便利で自由な国なのだから、それこそ誰だって好きな事が一つぐらいはあるだろうと思うが、何が好きかもわからないような人も多いらしい。9割ぐらいがリーマン家庭の子弟なら疲れた両親しか見ていなければ、それに自分の未来を見て絶望するのも無理は無い。過去ログでダンテさんという若者が、リーマン家庭で育って、正社員になれとだけ言われて育ったという趣旨のことを書いていた。だからどうやってリーマン以外の仕事をすれば良いのかわからないという趣旨だったと思う。本を読め。とにかく手当たり次第、興味を感じた本を読む。すると自然に神の手に導かれて人は誰かに出会うものだ。そうした出会いがあれば半分は成功したようなものだ。その出会った人の所に行って、門前にテントを張って会ってくれるまで何日でも粘れ。きっと1週間も待てば相手が焦れて会う事になる。熱意が伝われば物事は進む。身体でぶつかるのが一番早い。若者はあれこれ考えてもあまり意味が無い。行動すれば結果が嫌でも出る。それが好ましからざる結果なら、次の挑戦はそれなりの反省や戦法が生まれるものだ、道はおのずと開けると思う。自分とクラスメートや友達を比較しても始まらない。好きの世界にはそんな比較や序列や平均は馴染まない。自分の好きの強度の問題だ。強度が弱ければ即座に弾き飛ばされる。情熱が薄ければ鼻も引っ掛けられない。努力が足りないと文字通り即座に殺される。つまり生きるか死ぬかの真剣な生存競争の世界である。誰も助けない。自分一人が全ての世界だ。
彼には大人社会に対する漠然とした不満感や不安感を持っているように僕には感じられた。グラフを書いてみる、推薦した本を読んで見るという実にこちらが言った事に素直な反応をする若者だが、同じことをきっと周囲の教師やご両親は多分言っただろうと思われる。親子というのは近すぎるからどうしても反発になりやすいというのも僕にも息子や娘がいるから今ならわかるが、当時は何でこの馬鹿息子は俺が理解できないのかと悩んだのだから、ダンテさんも少ししたらご両親の気持ちもきっとわかるだろう。ハルトモさんというこうした事のプロの話を読んでいると、彼はご家庭が複雑で苦労された分だけ、子供たちの気持ちがよくわかっている。自分のことのように手に取るようにわかるのだ。それで一歩引いて、子供の見方になってどうしたらすんなりと現実に同化していけるのか工夫する。まさに天職であるから相場なんてつまらんことはしないでこれだけしてほしいと思う。だって他に出来る人がいないからだ。金儲けは誰でも出来るがそういう仕事は特殊な能力と経験がないと出来無い仕事で、今一番子供たちに必要とされている仕事である。リーマンが嫌なら、資金を集めて園長をすればよい。と人ごとだから簡単に言うが、きっと彼が園長をしたら、もっとよい学校か施設が出来るだろう。
きっとしばらくすると企業中心社会が行き詰まると僕は思う。企業内ではすでに大半の人が行き詰まっている。構成員が行き詰まれば組織もそれにならうのは必然である。時間の問題と言って良い。リストラで株価だけは上がるが組織はどんずまりになる。拡張しない市場に資本主義の生命線は無い。だから個人は逃走線にそって逃げるだろう。それでリストラが無限に繰り返される。ソニーもシャープも売り食いだ。大半の生産物は過剰で、価格競争が激しい。需要は常に生産を下回る。所得は先進国では伸びす、購買力に偏りが著しくなるだろう。欲しい人には金がなく、金がある人には欲しいものがないという資本主義の構造矛盾だ。キーワードは好きな事である。それを小さな仕事として自分と家族か仲間でするような小商いビジネスが広がる。身の丈にあった仕事と商品やサービスだ。大企業に出来ない小さい量だが好きな商品やサービスだ。無限の需要があるが生産も手仕事に近いから多分儲からない。きっと食うのもカツカツが大半だろう。でも好きだから楽しい。それで仕事は実は十分だと個人的には思う。机に座っていると25日に口座に金が振り込まれるという種類の仕事ではない。今日売れないと明日の仕入れが出来ないという仕事だろう。だから食うのにも必死だろうが、何故か面白いのだ。きっとやればわかるだろうと思う。そういうものは時間を忘れ、金を忘れ、疲れを忘れるがやった!という深い満足に満ちている。制度では出来ない個人の好きという力の成果であるから、真似のしようがない。だから好きがありさえすれば誰にでも五体満足なら出来るだろう。それがきっと あたらしいじぶん ということだろう。
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