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猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

書庫日記

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苦しみの本当の原因は、肥大した自尊心にあります。
繰り返し練習で、身体で覚えるということは、わがままな自尊心という難敵を封じ込めて、相場の現実に自分を合わせていく訓練とも言えます。これがなかなか辛いのです。自尊心故に自分の判断に執着が生じます。たいていの人はこれで苦しむと思います。
ここを突破すると、心理的に少し楽になります。
練習は、よりシンプルに、余分なものは極力削ぎ落とし、新聞、雑誌、テレビは見ない、平均株価は気にしない、上級者の言われる「馬鹿の一つ覚え」でやりました。正常とキ印の中間ぐらいの精神状態にまで入っていったと思います。何かが起きました。書けばオカルトの世界でしょう。
私の体験とは少し違うのですが、きーさん板の過去ログを何度か読み返したとき、潜在意識に蓄積、醸成されたものが、ある時ふっと立ち上ってくるのではないか、そういう上級者の投稿があったように思います。バカラさんも不思議なことを書かれていました(相場戦略研究所の過去ログ)。
今、私が心理的に少し楽になったのは「心」に変化が起きているからだとおもいます。

というような投稿があった。おそらく林サンの本をたくさん読んで、練習方法を理解、実践し、テクニカルな部分から値動きを捉えて分割の技術を長い間練習された人の投稿であろうかと思われる。相場研にしてもきーさん板にしてもずぶの素人がなんとか相場で身を立てて暮らしていこうとする真面目な人の集まった板で実際プロも数名書いているから程度に応じて様々な細かい技術のことについての言及が多い。しかも変動感覚はごく個人的な感覚であるから、うねりをとる、リズムを取るという時間軸に応じてその強度は個人差が大きい。同じ銘柄を同じ時間軸で同じ道具を使用して同じ資金量で売買しても結果は大きな個人差が出るのは、僕が猫塾をやっていた時でもこんなに違うのか!というほどの大きな差で、有る人は3か月で40%の利益率だったのに、有る人はマイナス6%だったから、それぐらい感覚と動作によって結果は異なるというのが現実である。出来ない人にとってみれば、自分の情けない結果を誰かのせいにしないと憤りのやり場が無いのだろう。(笑)だから利益率が良かった人と悪かった人の玉帳を見ればその差がどういう動作の差なのかを分析すると「順張り、追っかけ、値動きべったり」の人が損であり、「逆張り、ゆっくり不等分割買い下がり、一括手仕舞い」の人が利益率が良かったという当たり前に結果となっていた。だからくどくそいう動作の質になるように練習すれば良いのだが、それが自分の思惑に邪魔されて出来ない人が実に多いのである。ここまでは現実に今も起きていることの実際である。オレには関係ないけど。
この板は塾ではないし金も取ってはいなから別にためになることを書く必要も無いが、根拠の無い立証不能なプロ相場師の私見と感じを書く事で、「ああ、こういう男もいるんだ。」という自分との差異がわかれば良いかと思って書いている。資本主義の特性はくどいが「反復と差異」である以上、行為者の動作の質が=何も売買に限らず生活全般の動作の質がという意味であるーーみんなと同じでは勝つはずが無いだろうという僕の経験と考えの前提に立っている。「馬鹿の壁」という養老さんの本によれば、「脳」という臓器は身体の中でもっとも裏切りやすい臓器であるという。どういうことかと言えば「タバコが身体に悪い、酒が身体に悪い」と理解はしていてもそれが脳にとって快感なら、脳は躊躇無くそれを欲望するから、身体に悪い危険なことでも人間は溺れてしまう。運転中は安全に集中しないと事故を起こすと理解はしていても、脳はネーチャンが好きだから短いスカートをはいたイイ女がいると視線がそれに釘付になって危ない目にあう。というようにやっかいな臓器だということを人間は普通の生活ではあまり意識もしないのである。相場でも無論常にこれが起きる。これを僕は鴨の脳という名で呼んでいる。(笑)いくら鴨を取ってもいなくならないほど市場には無数の鴨がいるから絶滅の危険は無いので幾ら取っても良いのだがそんなにたくさん生活には必要がないから、ほどほど豊かに暮らせる分で良いと僕は思う。強欲であるという自覚はあるが、強い強欲ではないな、多分。平和にのんびり楽して贅沢をして愉快に暮らすだけあれば良い。動作もだからそういうゆっくりとした動作が好ましいと僕自身はそういう動きになるような生活をする。一日3回温泉に入って食事は2回する。3回だと面倒だし太るから。5−8時間ぐっすり眠り、上手いコーヒーを欠かさない。本を3時間は毎日読むかな。1日1回ブログを書いて、指を使うことで脳を少し動かす。場帳やグラフも指や脳を使うから運動の代わりになる。生活の質を上げるには同じ食事を取るにしてもゆっくりと時間をかけて楽しく料理を作り、良い食材を買ってきれいな食器に盛ってご飯を食べたいと思うから、写真にあげたようなうどんを作る。愛鷹牛というロース肉を100グラム980円で買って、村の駅でシメジ、エリンギ、しいたけ、ネギ、朝霧高原卵を買って、出汁と酒、醤油で作る。うどんは手抜きで冷凍の讃岐うどんだけど15分ですごく美味しい「特製愛鷹牛ぶっかけうどん」が出来上がる。それをウエッジウッドの皿に盛る。原価1500円也。同様のメニューが丸亀製麺といううどん屋にあったのを僕なりにアレンジしたものだ。丸亀は450円だが原価が1500円ということは店で売ると多分5000円ぐらいにはなってしまうだろうが、そんなに高いうどんは売れないから普通の店では売っていない。料亭の締めぐらいしか可能性はないが近所にそんな料亭は無い。だから自分で作るしか無い。うどんの5000円は少し高いかもしれないが、お酒をのんだらそれぐらいはあっという間だから誰でも支払いが出来る値段だが、多分そういうことをする男は料理人以外あまりいないだろう。そういう風に人が多分絶対にしない事ばかりを僕はどんどん楽しみながらする。変人だからと言えばそれまでだが、人と同じ考えや感じ、感覚なら結果は人と同じだろうと思うから、人と同じ相場の結果で多分満足できなければ、人とは異なる動作、行動をする以外にない。たかがうどんだが、生活の全般に対して、人がしない、出来ないことをしないと相場の動作の質も人との差異化が多分出来ないだろうと僕の脳は考えるのだろう。だって身体は食物によって出来上がるのだら、コンビニ弁当を食えば発想はコンビニで食っている他の貧乏人の大多数と同じになるだろ?差異化したいならそんなやばい物食えないというのが僕の言い分だが、その安い300円か500円の弁当食って大損しているのが鴨の現実絵だとすれば3000円のぶっかけうどん作って食って千万、億と取るのとどっちが経済的かなって考える男もいるわけだ。好きな方を選べばよいね、自分の人生なんだからさ。
 これぐらい心というのはヤバいもので、投稿者は真面目な実直な勤勉さというプロテスタント的労働教育に訓知された脳で練習したから正常とキ印の中間ぐらいのヤバい感じで苦しかったと書いているけど、その正常というのは資本主義労働者にとっての正常であって、投機家にとってはそのキ印のほうが正常かもしれんでしょ?と思いませんか。だからこの商売は誰にでも向いているとは僕は思いませんね。マジなリーマンの大半には向きませんよ多分。基礎教育で刷り込まれた部分を取り除くのが大変だもの「勤勉と貯蓄』の放棄無視、それが苦しいのよ。僕みたいな不良で怠け者でスケベで適当でアホが出来ていいかげんな男のほうが多分向いていると思いますね。
ぼくが哲学をよく書くよね、神秘主義的なのが多いよね。バタイユ、ニーチェ、クロソウスキー、サド、みんな評価はキ印に近いよね。だってこんな人ばかりいたら危険でしょ?世の中を安定するのが政府の目的なんだから、危険な逆転が起きそうな思想に蓋をして遠ざけるのは当然でしょ?だから相場師は資本主義の呪われた部分なのね。(笑)
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本日猫次郎さまのブログに再会できました。楽しみです。
料理方法とかもたまには載せて下さい。


上記のようなリクエストがあった。まず変わった質問でとても面白い。僕の料理を食べたことのある生徒も弟子も皆無である。いや一人だけいるが、その人は僕のブログなど読まないのは確実だから、僕の料理を食ったことのある人は妻と家族以外にはHさんご夫妻だけである。30年来の友人であるから、その奥様に好評なルーを使わない辛いカレーをご紹介しよう。材料は安いから誰にでも作れるが、時間が3時間ほどかかる。相場師の暇つぶしだと思って、暇な人はやってみるとなかなか面白い。レシピはフレンチのシェフの煮込み料理のカレーが基本だが、それを自分也にアレンジした。鍋一杯につくって、普通に食べる、肉がなくなるころに野菜を足して焼きカレーにする、最後はカレーうどんにすると手抜きで3回美味しいものが食えるので実に合理的で独身の相場師向きの料理であると思う。男やもめの手抜き料理とは思えないほど旨いなと自画自賛であるが、外食でこれより旨いなと思ったのはパリのスゲー高いインド料理屋(2人で5万以上した)とNYのゲイロードという大統領が食いにくるカレー屋だけだった。
材料は タマネギ、肉(僕は鶏モモが好き)、カレー粉、ニンニク、ショウガ、トマト、好きな野菜、ガラムマサラ、唐辛子、チキンスープの素、その他好きな調味料など(カブ、ピーマン、人参、キノコなど好きなものでよい。)
まずタマネギを4個ほど薄くスライスする(1ミリほど)。次にニンニク2カケ、ショウガ大きめを1ブロック、トマト以外のその他の野菜を全部みじん切りにする。僕は手抜きでvitamixというので低速で回す。ネベは厚手の煮込み用が楽だ。ストーブのコレットを使っている。
1ネベ一杯のタマネギに唐辛子を5本いれオリーブオイルを適当にかける(大さじ3ぐらいかな?)油が全体に行き渡るぐらいまで強火でかき回す。蓋をして極弱火にして50分ほど蒸らしながら木べらで炒める。つきっきりの必要なし。15分ごとに混ぜるぐらいで良い。(かなり辛いから唐辛子は好みで増減する)こってり系の好きな人はバターを使うと良いだろう。40グラムぐらいだ。
2 肉を炒める。モモ2枚を大体10ぐらいの大きなブロックに切り、塩を小さじ2振って30分置いてから、油無しでテフロン加工系のフライパンで皮に焼き目がつくぐらいまで焼く。骨付きのほうが無論旨いよ。
3タマネギがかなり茶色に炒められたら、トマト以外の野菜のみじん切りを入れて、更に30分弱火で炒める。
4 3に小麦粉小さじ2、ガラムマサラ適量、カレー粉(僕はボンベイスイートカレーソルトフリー)を大さじ4ぐらい入れてネベ底に少し焦げ目がつくぐらいに炒める。
5 ここにお湯で溶いてあるチキンスープ1リットル、ベイリーフ、トマト2個、を手で潰していれ、焼いた肉を入れてかき回す。弱火で40分ほど煮る。灰汁を2回ぐらい取る。
6 最後に好みの味にするために隠し味で何か好きな物を入れる。僕はコクが欲しい時はコヒーの粉を微量、醤油、ソースを微量入れる。塩は薄いので好みで足してください。

料理は気分転換の手仕事であるのが良い。離婚されても料理が少し出来ればあまり困らない。外食は簡単だが出かけるのが億劫だ。コンビニ弁当を何回か食った経験があるが、あれは人間の食うものではないと思う。デパ地下の1000円弁当もまずい。コンビニで食えるのはおにぎりだけである。だからやはり結婚したり一緒に暮らすのなら料理の上手い女は最高であると思う。女子だって上手い料理を作ってくれる男のポイントは金を稼ぐ男よりも高いポイントだそうだから、マクリ派の人には料理はうってつけだ。
材料だが、なるべく良い材料を買う事。外食と比べても安いのだからケチると意味が無い。このカレーは2000円ぐらいかかるかもしれないが、10皿分ぐらいは出来るからたったの200円である。ガラムマサラは、pataksを使用、イギリスでベストセラーのペーストだ。紀伊国屋でもwebでも買える。それで最高に美味しいのなら安いだろ?

悪い血筋

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「哲学は役に立つか?」大学時代にそんな疑問を持ってから40年が経った。この役に立つというのは最初は主に仕事で役に立つか、教養として漠然と役に立つのか、あるいは下賤で恐縮だが軟派に役に立つのか、様々な疑問と自答と勉強や読書が僕の個人的な時間を豊かなものにしてくれたことに今感謝している。難しい本を読む、自分のレベル以上の本をあえて挑戦的に読むという行為をしていると、関連する様々な自分の無知に気がつく。全ての文化は過去の模倣から始まるし、その模倣という行為に自らが参加してそれを繰り返すうちに、様々な要素のアレンジメントと流れがいつの間にか合成され微分され、滑っていたパロールやテキストが不思議な重みや安定を従えて響き始める。文学でも哲学でも自然科学でも人間が感じ考えるという行為や手段に「骨と血と肉を与える」という行為はドルーズの言うような「差異と反復」によっておそらく受肉されるのだろう、そんなことを温泉につかりながらフと思ったりもする。誰か信頼する、あるいは敬愛する人が、たとえそれが一面識も無い本の中でしか知らない人であっても、その人の語るパロールの真意が自分の未熟な経験では理解不能なもので仮にあっても、その人のいうように「差異と反復」をフィジカルに無限に繰り返すことによって、有るとき「なんだそうか」と腹に落ちるという経験を僕は何度もしてきた。そのせいか自分の全ての持ち時間のうちで、尤も優先するのがいつも読書だったという幸福な人生を送れて来たのだろう。本屋の息子という時間では漫画本ばかり読んでいたが、そのうち飽きて本格的に本をよく読むようになったのは確かに環境のおかげもあったが、父母に感謝しようと思う頃には彼らは既に墓に下だ。これから墓に入るまでの時間でどれぐらい良い本に出会えるのか?その可能性を考えると実にまた楽しみがいくらでもあるのだなあと図書館に行くたびに思う。マジ金のかからない安上がりな男だとつくづく思う。だからこの欲の無さが災いして、事実ちっとも大きな相場師になれないのだろうし、それが有る意味自慢でも実はあるのだが、金なんて所詮幻想なんだから人様にモノを頼んだり、買ったりするだけあれば十分で後は面倒なだけであると感じている。支払う税金が買った車より多いというのでは一体何をしているか意味の無い気もしたのでメルセデスを買ってはみたものの1年ですっかり飽きてしまい、次は何を買おうかと自分を煽ってみるものの、ちっとも欲しい車が浮かばない。動機がないとやはり動きが鈍くなるのか、玉もあまり動かない。(笑)2月は結局20枚ぐらいしか回転させなかった。
 ランダムにフランス思想関連を読書して来た手前、どうしてもデカルトのコギトや合理主義、普遍主義には肌合いとしての抵抗がある。人間そんな見事に割り切れるもんじゃねえだろうが?という不良の血が騒ぐと、サド、フーリエ、ランボー、ブルトン、バタイユ、バルトと連なる反合理主義、反普遍主義の系譜にたどりつく。そしてクロソウスキーやニーチェ、ドルーズ、ガタリと渡り歩くのは楽しい。哲学のノマドロジーは今も続く。ドルーズの切断という概念を少し仕事について考えてみることがある。「動きすぎてはいけない、繋がりすぎてもいけない。」という遊牧機械としてのノマドロジーは権力や力能の中核から距離をおいて、周縁から中心の方向に視線を投げる。そのつど、波がいくつもの合成と離散を複合的に反復し、重層化された波は成長し、極点に達しついに弾ける。プロセスは同様でもその強度と時間はそのつど異なる。創造されるプラトーは地層的な構成とは異なり、樹木的なツリー構造を持たない無数のリゾームから成り立つ。ちょうどそれは食後にたまにやる葉巻の煙のように不定形に立ち上がっては拡散して消えて行く。だから僕はそのつど数値を眺めながらたまにしか動かない。「動きすぎてはいけない」僕の知っている相場書にはそんな記述を読んだ覚えはまるでないのだが、いつからか動きすぎないように寝かせる時間が長くなった。それでも時間がくると思い出したように、あっさりと大半を落とす。理由は自分でもわからないし、それが自然なことのように思えるので、そのように身体が動く。差異と反復というのはきっと個人的にはそういう所作のことなのかもしれないと思うようになったが、ドルーズが相場をやったという話は聞かないから、資本の動きというものの彼なりの観察や分析は僕が見る限りにおいては実に実証的であると思える。かといってそれが役に立つかどうかは個人的な感覚なのだろうし、立証出来るような種類のものでは無論ないのだが、何故かすごく気になるのだ。20世紀は自動車の世紀だったと思う。21世紀はおそらくパソコンの世紀なんだろうと思う。物理的な時間と距離がゼロになる世紀。そのなかでどうやって「つながりすぎないように、動きすぎないように」しようかと考える時、まさにアナログな道具立てはぴったりと期待する動作に似合っている。アルゴリズムで1秒に1000回のオーダーが流れる電子空間を、米相場の逆行を売買するという「動きすぎない」のろい動作の反合理主義はまさに哲学的と呼んでもよかろう。それでも相場で大金が取れるのだから、現代文明とは果たして何か?と皮肉の一つも言いたくなるのは僕が不良のせいだろう。
 さて梅は咲いた。桜の開花は静岡は3月25日平年並みとのことらしい。それなら2.4の大底の3月後の5.4が目先天井なら例年の通りということになる。相場がどうあれ春は来るし、花は咲く。今年も花見に京都にでもまた行ければ良いなと思い始めている。

cafe Floyd で思った事 2

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あと2日で2月も終わる。ここまでの戻りは穏やかで、2.4の突っ込みの後、35本戻ってその後また3本押して切り返し、本日26日まででなんとか月足が短陽線に変わったという低位株が増加している。下ヒゲの長い短陽線(あるいは短陰線)が大半であるから下値でじりじり揉んでいるという状態だろう。出来高にもそれは現れて第1週までは派手に大きな出来高で売られたが、投げが一旦終わって5日から戻り始めると、出来高は半減、あるいは1/3ほどに急減している。結局、先月末ぐらいから慌てて投げた人が一巡すると売り物はもうほとんど無いという状態だろう。2006年から7年も下げ続けて来た相場が大半の低位株の現状だから、そうそうたくさん売る人が残っているとも思えない。昨年前半で年間高値をつけた銘柄もピークは4−5月だったから、高値の信用買いは減っているが、それでも10−12月と2度ほど上値をトライする局面があったので、まだそれが残っている。半年で数倍に化けた低位株が続出していたから整理にはそれなりの日柄がかかるのは当然だろうし、それがいつ終わるかを予想しても当たらない。だから買い持ちして転がるものは転がすし、転がらないものは待っていればそのうち相手がその気になれば動くだろう。一定のレンジ以下には下がらない下値の堅い相場なら、動くとすれば上しか無いだろうが、まあ相場は何が起こるかわからないから相場なのだろう。あまり安心してもマズいけどね。
月足をたくさん書いていると、その年の12本の陰陽比というのを数えるようになる。持ち合いだと6対6を基本として、上げ相場なら7対5から10対2ぐらいまではある。下げ相場だと5対7からこれまた2対10ぐらいの比率になるが、いずれも8本を超えると大相場になりやすいという習性がある。だから連続して3−4本もどちらかが続くということが起きると大相場になる前兆と考えると乗せをする場合には役に立つ。月足の長さというのは最後の月が最大になることが実に多いから、底を買えなくてもちっとも焦る必要は無いのだ。ただし天井付近は、目先であろうとなかろうと値動きが激しい。底の時間と比べると変動値幅が数倍になるから乗るのも降りるのも難しいという技術上の問題がつきまとう。だから一番容易なのは、兆し陽線が出て、底打ちして上げに転じたものを押し目を待って拾うという「押し目買い」というのが尤も簡単ですぐに利益に結びつく「買い方」なのだが、それをどう具体的に実行するのかという道具がグラフと場帳という毎度のクドイ話になる。仮に上げ相場なら月の高値は後半にやってくるし安値は前半にやってくる。2月なら4日ぐらいがどの銘柄も月の最安値だったし、高値は今日(26日)当たりが多いだろう。つまり上げると思うなら前半の10日以前の発会よりも安い終値の翌日に買う、もっと欲張るなら3連続陰線新値の翌日寄りを成り行きで買うのが定石であるし、売るなら20日以降の3連続陽線新値の翌日の寄り成りで売るというのが定石である。銘柄も材料もすべて関係ないのである。これは泳ぎ方の基本フォームのことであるから、そうやって短い時間軸をなんとか何度も泳いで見て2枚の分割を練習するというのが基礎の基礎である。お題は時間軸と買い下がりの2分割だが、やってみるとなかなか最初は思うようにいかないものだ。でも慣れが繰り返しやってるうちに付いてくる。これだと月に買いが2回売りが1回で都合3回の売買になる。上げ相場が続いて、仮に年間の陰陽比が7対5なら7勝5敗になれば宜しいし、そうなればトータルでは利食いになるはずだ。2勝分だから大きな利食いにはならないだろうし、無論飯が食えるようなレベルの利食いには成るはずが無い。飯が食える人というのは大きく動く時に、大きな玉を溜めていられるという人であると同時に、ヤバいという時に逃げられる人であるという矛盾した玉操作を自然に出来る人である。そうなるには当然、基本の操作をそれこそ数え切れないぐらいに経験してはじめて感じとか感覚とかいうものがその人なりに生まれてくるわけだ。こうした基礎の基礎の操作の練習を山種証券では小僧に2−2の操作を通じて教えたと言われている。発会に両建てで2−2と強制的に建てる。現物2枚買いで信用2枚売りのポジションで、それを0−0に月内で手仕舞うという練習だ。つまり手仕舞いから教えるということで、上げなら損切りが早くないとそして利食いが遅くないとトータルで利食いに持ち込めない。例証しよう。買いで入れても利食いをドジる生徒が9割を超えていたから、利食いの練習から入れば、手仕舞いは時間内で仕切るという良い癖がつくのだ。仕切り方を先になんとかモノに出来れば仕掛けは任意性が強いのだからゆっくりとした売買に持ち込める可能性が高いのである。(といっても多分ちんぷんかんぷんだろうが、、)
 4004 昭和電光 2月発会寄り値139円   (139)2−2(139)で2/3同時両建てで建った。

2.5  −1  135  +4円   買い落ち   (139)1−2(139)
2.7  −1  136  +3円   買い落ち        0−2(139)
2.20 1−  149  プラス 10円              0−1(139)
2.24  1−  151 プラス  12円               0

トータルではプラスが29円の利食いである。これが最大の成功した分割である。まず有り得ない。
値動きは現在まで 139  154  132 148  値鞘は22円この4分の1なら5.5円である。12円取るのは理想であるがまず上手くはいかないと思う。同時に同値でバイカイを振ればいつでも手数料分の損だからこの練習で大損をすることは無い。居過ごしをしたにしても月内ならたかが知れているだろう。例えば最悪のケースをやってみると、
2.4  2− 136  マイナス6円
2.24 −2 151  マイナス30円        トータルマイナス36円

4枚とも損で36円のマイナスと2枚の利食いのほうはプラスの29円だから、その差はなんと65円にもなってしまうのである。同じ銘柄を同じ時間帯に同じ枚数動かしても、上手い人とド下手では天地の差にすぐになるのが理解出来るだろう。山崎種二という人は叩き上げの相場師だったから、自分が小僧の時に練習した方法を少し工夫して、新米社員にこれを何度も繰り返しやらせたと言われている。基礎の玉操作と感覚の醸成を売買を通じて教えたのだろうと思う。逆張りとはそういう操作の事を言うのだが投資本に具体的なことが書いていないからどうやってやるのかがわからん人が多いのだ。林サンの本にはちゃんと書いてあるから、くどいぐらいに読めといっても、真面目に読みもしないで程度の低い質問ばかりするアホがたくさんいるので嫌になる。
基本の通り安い時は買い、戻れば売りを実行するということは最初の売買譜に近くなるし、その逆をやれば大損ということなのだ。上げるなら前半に買い、後半に売る以外に利食いは出来ないという定石となる。下げるならこの逆のタイミングになるのだ。

アマチュアは、金利がどうの、経常利益がどうの、為替がどうのと下らん材料ばかり気にして値動きと操作なんて考えもしないからマグレ以外に勝つ要素は一つもない。マグレは続かないのはサイコロでも競馬でも同じだろう。相場も博打の要素が無いとは言わんが、最低限このように操作の巧拙で利益率が天地も異なることがわかった上での博打なのだな。

この件についての質問は一切無視する。100回読んで自分で100回練習してから自分の操作について冷静に考えろ。30万で出来る基礎の練習法である。58000円だとランチに牛丼も食えまいが、100倍の580万なら豪勢な暮らしだ。3000万あれば相場師がなんとか食える理由がわかるよね?

cafe Floyd で思った事

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外国からの移民を毎年20万人受け入れ、出生率も回復すれば100年後も人口は1億人超を保つことができる――。こんな試算を内閣府が24日示した。何もしなければ、2110年には4286万人に減る。移民が、働き手の減少や社会保障の負担増に直面する日本を救うのか。政府は議論を本格化させる。政府の経済財政諮問会議の下で50年先を見すえた課題を話しあう専門調査会「選択する未来委員会」の第3回会合で示された。国立社会保障・人口問題研究所(社人研)の推計では、日本の人口は2012年の1億2752万人から、100年後は3分の1程度に減る。

 こんな報道を読んだ。移民受け入れ多いに結構なことだと思う。主に中国人や韓国人、インド人、フィリピン人、アラブ人などアジアの人が大半となるだろうが、どんな国の人でも日本で働いて子供を産んでくれる人なら大歓迎するべきだろう。国際化することで島国根性のせせこましい部分が少しは是正されるのならメリットは限りなく大きい。混血のハイブリッドが突然変異を起こして革命的な進化を遂げるというのは種の法則だ。日本人が純血種を守っているかぎりこの国が残る確率は低い。他の国の人が近所に住むとかお隣さんが外国人だと生活圏に異物が入ることで自分というものの確認が自然に出来るはずで、今まで疑った事のない自分を少しは疑ってみれば良い。外国語も少しは使う人が増えれば考えかたも多様化するだろう。明治維新で日本は西欧の文化に触れそれを取り込んでアレンジしてここまで変化してきたのだから、それを形だけでなく外国人をたくさんいれれば、社会の仕組みや方法に様々な変化が生まれる。僕のケースを考えれば、まずもう少し年を取って日常のあれこれが面倒になればメイドと運転手を雇うだろう。すると倍ぐらいの面積の住居に変わるかもしれない。ショーファーがいるのなら、大きなセダンも買うかもしれない。ショーファーがきちんとした格好をするのなら、僕ももう少しマシな大人の格好をするだろうし、もっと外に出て食事をしたり、毎月何回かは買い物に東京や名古屋に出かけるかもしれない。老い先が長くないならもっと頻度を増やして旅行もするだろう。メイドがいれば、週末は友達を呼んで家でパーティーが出来る。とすれば子供や孫を迎えにショーファーを使えるから便利だ。毎月50万人件費を払うことで生活は随分と華やかで楽しくなるのが確実なら金を稼ぐ意味がぐっと増すと思う。きっと今よりもう少し真面目に投機に励むだろう。仮にそうなったら、友人たちはどうするだろうか?そういう生活を目の当たりにすれば、彼らだって何かしないわけには多分いかなくなる。日本人の行動規範というのは、「隣を見て考えておずおずと真似をする」と笑われているが、始めての出来事に対しての自分の価値観というものはあまりしっかりとはしていないで、誰かがしたことを静かに真似るという人が大半である。だから小金持ちはメイドがいるのが当たり前というアジア的なムードが出れば、競ってそういう暮らしをする人が増えるだろう。1万でも2万でもそうした家庭が出来れば流行になる。すると居住床面積が必ず増える。家が大きくなると付帯して様々なもののサイズや数量が増える。メイドにもテレビは必要だからだ。内需の拡大にはもってこいだし、家の中に外国人が常にいるという状態は、子供や孫にも異文化が当然という現実が入り込むということだ。また日本人の常識が通用しない部分も増えるからもっと慎重で警戒して暮らすようにもなるだろう。お人好しでは生活できない。常に支配する側とされる側という政治性が日常の生活に入り込むことで、判断の正誤が常に試される。そういう覚悟がある人でないとメイドもショーファーも雇えない。それは日常が国際化するということで、それによって日本の資本主義の性質に変化が生まれると思う。雇われるというのはそういう事だとわかれば、もうすこし有能な人は自分が雇う側に廻ることも人生の視野に具体的に入れるだろう。役割が曖昧だから結果がダメなのが今の日本の現状なのかもしれない。「きっぱりとハッキリ」は日本人の行動の革命的変化だ。にやにやして断るというのは世界の礼儀に反するという自覚がきっと無いのだろうと思う。オレオレ詐欺とか年金詐欺とかいろんな老人相手の詐欺事件の被害報道があるにもかかわらず、毎年その被害がどんどん増えるというのは何故なのだ?痴呆で判断できないなら振込をするはずもないだろうし、どこかに上手い話に乗りたいという欲望が根底にあるからそんなアホな話にひっかかる。老人だけでなく、和牛商法とか植林商法とか次々に同じタイプの投資詐欺が手を変え品を変え起きるが、「疑う」ということをこういう人たちはしないのだろうと思う。有る意味これは日本だけの独自文化だ。文化は金がかかるものだから仕方ない。(笑)

尤も国家的に考えると移民が増えると彼らの賃金の多くが海外送金されて本国に送られるという状況が慢性化するだろう。お国で仕事が無いからわざわざ日本に来てまで稼いで送るのだ。フィリピンクラブのダンサーは上がりの7、8割を国の家族に送金するネーチャンが多いとパブの経営者に聞いた事がある。乳飲み子と両親が送金を待っているのだ。中国の蛇頭にしても大きな借金を抱えて日本に密入国させている。家族が借金の担保だから必死に金を稼ぐ。中には悪さをしてもなんとかしないとヤバいと思うから、金への執着は日本人の比ではない。したがって交易損失は構造的に拡大し、円安が常態化し、物価と金利は上がると見ておくべきだろう。政権の本音は、多分福島だろうと思われる。原発の廃棄には膨大な数の現場の労働者が必要だが、被爆するのが前提の仕事だから日本人のなり手が多いとも思えない。よぼど困った人がやるにしても被爆線量がすぐに限度一杯になるから1−2年で使えなくなる。結局外国人の労働者を金で釣るしかヤリテが見つからないという事態が多分起きているのだろう。それを見越しての移民枠の拡大が透けて見える。ただし、相手があってのことだからそんな上手い具合に危ない仕事を彼らがしてくれるかどうかは疑問符だろう。労働ビザかグリーンカードを取れればそんな仕事は誰だってしたくないのは当然だ。今後、福島以外の老朽化した原発の廃炉の問題もかなり深刻な事態となるだろう。簡単に理想論で原発ゼロと言ってみても、廃炉にするのだって売り上げを下げながらコストを上げるという商売と真逆の事をしろと民間企業に言うわけだから、「はいそうでか」と簡単に聞くはずは無い。既に債務超過の東電に更に除染や保証が単独で出来るはずが無い。国有化しか手が無いということにいつかの時点でなるのだろうが、社債はどうするのだ。株式はどうするのだ。ロードマップは白紙の状態である。新会社でデフォルトさせれば、日本の社債市場は崩壊する。すでに何兆もの負債を政府に抱えている東電が今後も100年赤字が続くとすれば、そんな会社に誰が新規で入り仕事をしたいなどと思うだろうか?永久に借入金を返し続けるだけの仕事が待っているのだからお先真っ暗だ。現在の誰一人100年後に東電で残る社員はいないのだから、公益性という仕事の継続を人的担保なしにやれと言ってみても無理な話である。だから重要安定電源という苦しい言い方になるしか方法が無いという現実だ。かといって東京のエネルギーが容易に再生可能なものに切り替えが効くとも思えない。石炭、石油、天然ガスの効率的な発電に当面シフトする以外に具体策はないだろう。その意味では大きな設備投資が起きると思われる。重電、重機は買いかな?(笑)
我が家のお隣にも御前崎に古い原発がある。東南海地震で大津波なら一発で福島と同じことになる。直線距離で60キロぐらいだろうから、ここだけでなく、名古屋や東京も風向きによってはヤバいことが確実だ。僕やマダムはもうたくさん生きたから未練はあまりないのでここで頓死してもいいかなと思っているが、孫子はそうはいかないから、どこか安全な場所ということを考える。金でなんとかなるならシンガポール、カナダ、バリ、オーストラリア、スペイン当たりはすぐに買えば逃げられるが、当人たちは動くという気分ではないらしい。まあ無理矢理行けと言っても行くはずもなし、行くだけで生活の仕方や目処が立たないという事もあるのだろうし、不確実性が益々増して来ているというボードリヤールの指摘そのものである。こうしたドンズまりの状況下で政権の腹は固まったのだろう。「なんでも良いからバブルを作れ。金を刷ってインフレを起こして、実質的な借金を軽減する。(発行国債の実質価値を下げる)株と土地を引きずり上げてウハウハ言う奴を増やせば、疑り深い老人も(タンス預金)金を市場に出してくる。だからそうなるまでどんどんバブルを作れ。」というのが阿部と黒田の胸の内かな?と勝手なことを勘ぐってる今日このごろです。黒田、バズーカ2頼むぜ!(笑)
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