大雪になったのでその対策が少し具体的に分かった。次のようなものがあると便利だ。落ち着いて快適に救助を待つことが出来るだろう、あるいは助けを求めて移動することが出来ると思う。積雪50−60センチ移動距離は30−50キロ。それぐらい移動できれば安全な文明があると仮定する。30万都市に行けばなんとかなると思うのだ。まず電気が停電するのと積雪で道が通行不能な山間部の孤立集落の状態を想定してみた。電気が止まると文明から一気に隔離された感じが心理的に強くなるのだ。暗いと怖い、怖いとパニくるというわけだ。登山で山頂付近の山小屋に吹雪で閉じ込められたと考えると同じような対策になると思われる。今回は全国で10万戸くらいの停電があったそうだ。復旧に時間がかかると思わぬ不便を感じると思う。明日は我が身という想像力も大事だろう。なってから慌てても間に合わない。便利と不便は隣り合わせであり、僕たちの便利は他人の仕事で成立していることを忘れがちで、お金で代替できないことも実に多いのが災害でよくわかる。東電はボロボロだからナニが起きても不思議は無い。実態は債務超過状態である。大規模なブラックアウトがあると救助するサイドもパニックで助けようが無いということも起こりえる。
1暖を取るには電気系がダメだから石油ストーブが一番簡単だ。電池で着火できるのものを容易しておくとお湯も沸かせる。
灯油の買い置きが2ケースぐらいあると10日ぐらいは保ちます。低体温症にかかると4時間で心肺停止になるのは冬山と同じです。身体を
濡らすとヤバいので衣服は防水性のあるものを必ず用意すると屋外の雪や雨でも安心です。ウールの厚手の靴下と防寒防水手袋は必須です。
2携帯カイロがあると歩行時に便利、サングラスがいる。結構雪が眩しいから。
3登山靴とアイゼンがあると雪道でも滑らず安全に歩行可能。傾斜がある坂でも楽チンだ。これに手袋、ストックがあると10キロぐらいの
歩行は楽勝にできる。水筒に熱いコーヒーがあるとピクニック気分だ。山屋で防水、防風のゴアテックスの上着とパンツを買っておくと助かる。
4ヘッドランプがあると夜間でも歩行可能。3000円ぐらいで明るいのがあります。手が空くので安全。電池も予備が要ります。
リュックも必須だと思う。食料は水と携帯可能食とインスタントラーメンがあると暖かいものが食える。プリムスの携帯コンロは凄い!
ガソリンの発電機があると良いのかもしれない。HONDAのが20万ぐらいでホームセンターで売っていた。
5車は4WDのスノータイアがあると助かる。積雪が50センチもあると4wdでも車高の低いのはタイヤハウスに雪が詰まって無理。
お金があればスノーモービルを買うのも良いと思う。いくらかな?
6情報は携帯とかモバイル端末からが良いが、電源のスペアを用意するのが重要だ。バッテリーパックが複数無いと長時間は用を足さない。
僕はI-PHONE,I-PADで通信とデザリングをしている。車のバッテリーから充電できるようにしておくのは当然の対策。まあこんなもんで多分救助 要請の連絡が出来るから数日は生きていられるだろう。車以外は大きな費用ではないと思うので地震などにも役に立つからこんな機会に早めに準備しておくと助かりますね。あとコンパスとかあると知らない道でも迷わないと思う。地図アプリは便利ですね。
災害時や非常時に一番困るのは、自分で歩行が出来ない人だろう。車もダメならスノーモービルかヘリぐらいしか手が無いが、着地できる場所まではなんとか動かす必要がある。台車やカートが使用出来ない状態が起きるので担ぐしかないだろう。ロープとかベルトとか捕捉具があるとなんとかなるだろう。
持病などある人は薬の予備の買い置きも10日分ぐらいは必須だと思う。災害時は被災範囲が広いとトリアージュの問題で、弱い人ほど後回しが
救助側の効率である。死にそうな人より生きそうな人を先に助けるほうが全体効率が良いのは当然で、それを恨んでもしかたない。誰かが助けてくれなくてもなんとか自分で助かる方法と可能性を広げておくという以外にないかもしれない。余裕のある人は災害用車両を普段の車とは別に用意してそれに必要なものを全部入れておくとその車だけでなんとか生き残ることが可能かもしれない。ハマーなんかなら軍事用だからタフだろうと思う。毛布、タオル、水、スコップ数本、バッテリー、ガソリン予備も忘れずに。
前回の震災の時もそうだったが、なんか僕は災害、台風、震災など非常時に気分がハイになる傾向があるようだ。小学生の時の遠足の前のような気分がして、災害規模が大きくなって被害が大きくなるとなぜかワクワクするのだ。倫理にもとるのは承知だが、するものはするのだから仕方が無い。こんな時は金など何の役にもたたないが、現金を40−50万持っていると人に頼んでなんかしてもらうとか分けてもらうとか可能かもしれない。災害時はすぐ何でも売れ切れになるので、普段の時に買っておかないとお金の意味が無いと思われる。
雪で思ったのは、降雪時の気温が1、2度違うだけで降雪量に格段の差が出るということである。僕のフラットは標高が700Mぐらいだから、近くの道路より400M上がる。普段でも2−3度は低いからその分雪が多くなったのだろう。道路では畑のように除雪していない所でも2センチぐらいの雪しか残っていなかったが、フラットの付近は60センチなのだ。たったの400Mの差で60センチの差になるというのは驚きだと思う。
昨年、長野県の山岳センターという場所で夏山登山の基礎講座というのを数回受けて登ってみたのだが、自分の体力と、荷物の重量、歩行距離などの関係がこれぐらいはokというのがわかっていると安心だった。出来ないことをすると事故る。出来る範囲でやる以外ないのだ。どこまでリスクを取るかが自分でわかっているのが一番重要だろう。片道2−3時間、標高差700メートルの歩行距離片道7キロの坂道歩行を夏に実験でしたみたが、けっこう水を飲むのがわかった。フラットから舗装路経由で山の下にある駒の湯温泉まで歩いてみた。水が500ccでは全く足りないのがわかった。買えればよいが、買えない状態ということも有り得る。停電は自動販売機はアウトである。まさか破壊して取るのもはばかられるし。
今週も20日の木曜日に降雪の可能性があるらしい。みなさんご用心。