日記 - 詳細表示 - 猫次郎のなんたらかんたら書き放題

日曜討論というNHKの番組は日曜の定番で唯一僕が見ているTVかもしれない。政治にあまり興味はないし、投票は必ず共産党にずっと入れてきたので今後も変わらないと思うので見たからなんだという事もないのだが、この後に震災復興の東北の番組もあるので流れで続けて見ている。スポーツは関心がないから後はNHK特集というのを見る事もあるが、それ以外はニュースを少し見るぐらいだ。民放のバラエティーとかドラマとかが流れていると頭が痛くなるので、他の部屋に行って読書することにしている。たまにマダムが来て、酒を飲みながらダラダラテレビを見る事があるのだが、そう言う時は僕は大抵本を読んでいる。テレビというのは大衆芸能であり、大衆相手でないと宣伝効果がそもそもないのだから、質的に大衆迎合が当然で、それがどうのこうのとは言わないが、垂れ流される情報の質（質といえるほど質の高いものがあるとも思えないが）が、ほんとにアホらしいから多分頭痛がしてくるのだろう。放送倫理規定というのがあるらしいが、一体どんな倫理なんだろうかと不思議だ。不愉快なことは見ない方が良いから、大きなTVに買い替える気もしない。権力サイドの大衆の痴呆化が目的である事がこれほど露骨だと見なくなる人が多分増えると僕は思うのだが、そこのところはどうなのかと聞いてみたいが、答えてはくれないだろう。無くてもあまり困らないと思うが、地震災害報道には便利だったので残しているという感じだろう。

　討論では自民党は高市早苗さんが出ていた。多分政調会長だったと思うが、大阪のおばさん丸出しで一番存在感があった。口が出かい、化粧が派手、上から目線、「おめーら、みんなアホ」という態度は分かりやすく好ましい。権力構造の頂点付近にいる自信というのがひしひし伝わってくるし、「どうせ阿部ちゃんなんてボンボンだからおカーちゃんがこれと言ったら私の言いなりなの、選挙で勝ったんだから、３年はわたしのやりたい放題にやります。文句無いでしょ、民主主義なんだから。だいたいあんたらは甘い綺麗ごとばっか言って、それで飯が食えると思ってんの？」とわかりやすい。大阪の選挙民はたぶんこういうタイプの分かりやすさが大好きなんだと思う。それは政策とは無関係で、ごちゃごちゃもごもご言うような対応はダメではっきりと言うタイプが受ける。橋元市長なんて典型だろう。人気投票だからある意味当然ではある。吉本の芸人的なタイプを政治に求めているという地方色が鮮明で、これはこれで面白い。有る意味アジア的、香港的、フィリピン的な空気が大阪では重要なのだろう。アジア的な混沌が漂う。一方、共産党の小池サンは東北大医学部の真面目な医者のマルキストこれまた正論しか言わない典型的な正義漢というタイプで論理と感情で貧しい人をサポートするという一点で反論する。企業の内部留保が２７０兆円！あるらしい。ほんとかいな？と思うがほんとらしいから、春闘は１０万くらいは全員月給を上げてやるべきだなと思った。どうせ設備投資を国内でしても物あまりでデフレになるからまず派手にお祭り消費をして在庫一掃、物不足、インフレの循環を作ってからでないと増産しても無駄になる。共産党員もブルジョワの２代目に多い。西武の堤清二さんなんか典型である。エンゲルスもサルトルも大ブルジョワの息子だったし、当人は貧しいということが自分の体験ではわからないが、目の前に支配される多くの人たちを見ていると心が痛んで何かしないではいられないというそんな人が多いようだ。教師にも共産党員は多い。高村薫という小説家がいるが、彼女の両親は教師で共産党員であったから、小説もなんとなく知的エリートが組織で疎外されて鬱屈していくような描写が多く、あの合田刑事のように幸福になれないインテリというナルちゃん丸出しで社会悪をあぶり出すのが使命であるという感じ。まあそれぞれ好きずきだからみなさんがんばって欲しいと思いますが、東北の復興計画の防波堤の話はびっくりした。計画では高さが２０メートルぐらいの防波堤を作るらしいのだが、その底辺が８０メイートルの三角型の断面で高さが２０メートルあるような巨大な長いピラミッドのような囲いを海岸線にそって建設するらしい。コストは１５００メートルで３００億だとか。これを東北沿岸に１２００キロ！作り、予算が３兆円だそうだ。「スゲー！セメント屋大儲け。」と僕は思ったが、本気ですかねこれ。日本版万里の長城ということだ。これで自民党は消費税を上げてその財源で国土強靭化（狂人化？）計画をするということなんだろうかな。でもそうやっていくら高くて大きな堤防を作ってもダメな時はダメだから見苦しい景観は止めた方がいいんじゃないのかな。阿部ちゃんの「美しい日本」てどこ行ったの？１２００キロも海岸線をそんなもんで埋めるといろいろ問題でるでしょ？誰もそんなことまでしてそこに住みたいと思うかしらね。僕ならそんな刑務所の中みたいなコンクリートの壁は嫌だなあ。津波が嫌なら高台に移転すればいいし、低い所がいいのなら覚悟して住むでしょ普通。１００年に１回ならしばらく来ないから変なことしないほうが良いですよ。復興は原発処理が最初じゃないかなと思いますね。あの場所に核廃棄物処理場とたくさんの原発を集中して汚染を逆手に取るとかさ。どうせ１００年はまともには使えない土地なのだから、そこに世界中の廃棄物を集めて処理して儲けるとか、なんか割り切ってやるしかないのかなと思うけど。一旦汚染されたのだから、捨て石は捨て石として除染するより効率的に汚す発想もいるかなと思うけど、住民感情を金で買うという従来からの自民党の政策でいくなら、それもありでしょ。綺麗事が効かないのなら割り切りは必要ですね。福島の人には申し訳ないけどその分お金でなんとかしなさいよ。

　さてお籠りも飽きたから２週ぶりにスタッドレスを履いたワゴンで函南の街まで買い物に行きました。寿司と野菜と果物、牛乳、肉とケーキとパンとその他いろいろ食料を２万ほど買い込んで、タバコ２ケースと灯油を４０L買ってきました。雪がひどいのは実は標高４００メートル以上の山の上だけで、その下では路肩にも雪は無いから、多分降らなかったということでしょう。沼津や三島の低い所は東京都内より少なかったようです。ダイヤランドの山頂付近は僕のフラットで６０センチも積もったがそれは例外ということですね。スノータイアでも２０センチもあるとスリップしてABSがすぐに作動します。メルセデスの良い所は、とにかくマスがデカイから絶対的な安心感に包まれてドライブが出来るという心理的な面が大きいと思います。この前、友だちの軽を１０キロほど運転した時の、あの早いけど当たれば直ぐに死ぬなという緊張感とか無縁です。値段と効用ということを考えると僕は当たるという１０００回に１回のリスクを重視する保守的なユーザーということでしょうが、今まで人身事故は一度もないのが救いですね。

８０００番台の月足グラフを書いて、一株純資産の値段をグラフに×印を３年に１回ぐらい記入するのですが、２００３年比では上がってるものが大半ですね。BPS０．４なんてザラですから、リスクプレミアムが世界最大という状態はホントです。誰もこれに気がつかないわけはないのだろと思いますが、今まで２３年間損ばかりしてきた人ばかりだから、なかなか割り切って買えないんだろうなあと思います。だから割り切る人はきっと良い結果に昨年はなったのだろうし、今後も多分数年は良い結果になるでしょう。グレートローテーションはまだ始まったばかりですから。