熱海の景気は良いのかな?マダムをお迎えに8時に熱海駅に行ったけれど駅のパーキングは満車で駐車できないほどだった。しかたがないので有名旅館「ふふ」の送迎のレクサス600の後にハザードをつうけたまま駐車して待つ。旅館ホテル専用駐車ブースを一番良い場所に作るというJRと熱海市のセンスは資本主義的な排他性に満ちている。まあヤクザ止めだが誰も寄ってこないからデカいメルセデスはこういう時は誤解されて便利ね。7時45分着の沼津行きからは、随分たくさん人が降りる。「ふふ」の客も乗っていた。こんなに遅いと食事は多分なしだろうなあ?土曜日だから会社を終えてから多分来た人だろう。そういう平日は東京で働いて、週末を熱海で過ごすという別荘族週末旅行族はかなり多いということだろう。夫婦の片方が別荘に住んでいて、旦那さんか奥様が東京でお仕事で週末に来るという変則別居みたいなケースも僕を含めてきっと増えているのだろうと思われる。待っている車の性別は男女半々ぐらいだと思う。ライフスタイルは父母の時代と様変わりである。大抵女性が偉くなったケースが多いと思われる。男が振り回される平和な時代。ライフスタイルの多様化と言えばそれまでのことだが、人それぞれ都合というものがあるから、別にパートナーとどうしても24時間一緒にいる必要も無いし、無理をしてもお互いに良い事は無いし、それぞれ自分の事がなんとか出来るのならば別に暮らすというものそんなに悪い事でもないんじゃないかな?と体験したら誰でもわかるのだが、踏み出す人は多くはないのかもしれない。無理を続けて定年前後に奥様が切れて、定年離婚しましたというブログをいくつも読んで感じたのは、相手に合わせるのにもう限界という悲鳴が離婚理由であったから、そんなに苦しいことをしていれば、相手だってわかるからお互い苦しいんじゃないのかなと思われる。DVとか危険があるのなら躊躇無くとりあえず離れたほうが安全だ。日本で起きる殺人事件の半数以上が親族殺人(夫婦と親子)なのは、日本の家が狭いせいと関係が深い。大きな家なら逃げ場があるがウサギ小屋では逃げる場所さえないからだ。目に入る範囲内にいなければ感情が高ぶる事は少ないはずで、意識の外に置けば怒りなどすぐに収まってしまう継続性の薄い感情である。相手との距離感を間違うと、とんでもない事が起きてしまうという不幸を甘く見ない方がよいだろう。近い人ほど注意が必要である。それは逃げる場所がほとんどない場合に起きやすいからである。
今夜は料理を作った。メインは大村という肉屋で買っておいた愛鷹牛のカルビの焼き肉。野菜を5種(アスパラ、しいたけ、もやし、人参、ネギ)を焼いて付け合わせ。小さな一人用の鉄板で焼いて供する。サラダ2種(ローストチキンとレタスのバルサミコソース、自家製ポテトサラダ)それにわかめスープとご飯である。お酒は昨日コストコのセールで1400円で買ったシャブリ。こういうご飯を30分ぐらいでチャチャット用意して、僕はお風呂を沸かしてマダムをメルセデスでお出迎えしている。マジ民宿か旅館の親父のようだが、相場師の毎日なんてこんな他愛ない地味なものである。これで金を妻が払えばヒモそのものだから、冗談の効く相手には「職業は花屋のヒモです。」と言うことにしている。マダムはいつもご機嫌で大きなお花を抱えて改札を抜けてくる。身長が172センチもある大女だしベレー帽と長いダナキャランの黒コートというマトリクスみたいな魔女だから直ぐにわかるのだ。ああ来たなと思うと荷物を持ってドアを開ける、トランクに荷物を入れて、25分で山の家に着く。毎週こんなことの繰り返しを年間50回ほどするわけだ。べつに軽でもプリウスでも同じ事だが、大きなメルセデスクーペで迎えられる女というストーリーが嬉しいなら、それにコストをかけるのが僕也のサービスというものだろう。「ふふ」は一室20万の宿だがレクサスならおそらくこちらは更に高級そうに見える。ここが下らないがハッキリとした差異化ということで手を抜くと意味が無い。レスサスとメルセデスの価格の差とはエスコートされる女の満足の差であると言えるだろう。分かるか分からんかは僕にもよくわからんが、安全な方を選ぶのは相場師の習性と言えるのかもしれない。金でかたがつく事ならしておけという事だ。みんながそんなふうに選択するように変われば、日本人の中高年の消費もスタイルも変化する。我々が変われば当然若い世代も影響を受けるだろう。そうやって世代は交代しながらきっと今まで豊かになって来たのだろうと思われる。だから自分で稼いだ金は自分自身で使い切るという当然の所得消費構造を作っていかないと豊かなスタイルはいつまでたっても群れとしては定着実現しないように思われる。現在、この付近でメルセデスのSクラスで送迎する旅館はただ1軒しかない。箱根の「強羅花壇」である。あの佐藤和三郎が宮家から買った皇室の別荘だ。小説「大番」の主人公牛ちゃんのモデルとなった買い将軍である。一方の売り将軍は山崎種二。山種も熱海の山を買って別荘地を分譲した。温泉地はだから相場師のお気に入りのリゾートだったというのは昔からの伝統だ。是銀も熱海のマンションに住んでいたし。熱海や箱根は大企業の保養所が実に多い。かなり古い大きな物件が常にリストラの一環で売り出される。買い手があまりつかないから、不動産は実に安い。ただし団体用に作ってあるものが大半だから、金持ちの個人が使うには用途性がミスマッチしているから売れないのだろう。敷地3000坪建物300坪の古い保養所が4000万ぐらいであるが、そんな馬鹿広い場所があっても掃除が大変なだけで個人は欲しいとは思わない。一人で住んだらお化けが出そうだし、、(笑)引退族が大半であるから余命がそんなに長いとも思えないから、コンパクトで安全な物が売れる。バリヤフリー、買い物至便、病院近く、坂が少ない、見晴らしよい、ペット可、駐車場有りぐらいが人気である。100平米ぐらいで2000−3000万というところか?都内の1/5ぐらいの中古が売れる。年間で800以上は回転するというから人がかなり入れ変わるのがわかるだろう。普通の田舎だとこんな風には動かない。やはりリゾートという特殊性のある世界なのだと思われる。
日本人は我慢強く真面目に働く清潔好きな大人しい立派な国民性だ。よく働いたら残りの時間はなるべく楽しく豊かに暮らそう。出来るだけ笑って満足して死のう。お金はあの世には持って行けません。そのほうがお得な気がする。
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