金曜もまた急落した。その日のアメリカ市場も500ドル安と暴落している。どうやら日米欧州と主要市場は更に一段の下値模索になるのは確実なようである。クリスマス、あるいは大納会当たりが最安値になるとすると、大陰線坊主の年足ということになって、トピックスは戦後80年でこれほど酷い年足は無いというほど暴落を予言する足となる。
ジグザグで下がるんだから、することは月初に売って、月末に買い戻して利食いの買い落ちだ。また2−3本陽線出れば同じように売って月末の安値を待つ。ずっとコツンとくるまでそうやって売って待てば宜しい。
30年以上の長期の月足グラフを書いているひとは、3−5年上げた天井付近からの暴落で、年足の最高値から次の年の最安値までは平均でも8ヶ月程度はかかるのは、数えてみれがわかることだ。うねりの周期が保ち合いなら上げも下げも6ヶ月なんだが、下げ相場になれば陰線月の比率はぐっと高まる。大体で陰線が8本、戻りの短陽線が4本ぐらいが多い配置なのである。どんな銘柄でも同じようなものである。売られる時というのは換金売りで需給で一斉に売られるのだから、同じようにんるのが自然なんだな。罫線屋の猫としては、下げのほうが取りやすいのである。つまり空売りは簡単で工夫がいらない相場なんだね。とにかく値保ちの良いまだ崩れていないものを見繕って1−と売る。今なら不動産や食品は逃避資金の逃げ場だから高いよ。ハウス食品とか住友不動産とか優良株が崩れていない。こういうのをポチっと売っとくんだな。
ファンドが株式市場から資金を大量に引き上げる時には、投資主体の全ての比率を下げて、債権や現金にするのだから、味噌も糞も売られる。どちらかと言えば糞はすでに持っていないのだから残りの味噌が売れることが多いから、最後まで崩れていないということが今のように起きる。だから一旦潮が引く時になると容赦なく売られるから暴落するということになる。
12月にFRBが政策金利を上げると大規模な資金シフトがまた起きるだろう。
さて暴落するとすれば、その値幅である。これもエリオット波動はよく当たる。倍返しとか3倍返しとかになる。10月末の安値から11月は225で1500ほど戻している。(21000から22500まで)だから倍返しなら21000−1500=19500、3倍返しなら 21000−3000=18000 程度がメドになる。
僕は今回は2段下げになると思うので、後者の3000円突っ込みで225が18000円ぐらいに下がるなあとグラフを書きながら感じたので、売りを厚めに配置して毎日クルクルしている。
イメージとしては年を跨いで、18000円に突っ込むのは1月20日頃、そこから半値か1/3戻し(225で1000−1500円)だと19000−19500まで一旦は戻る。そして
2月上旬の節分天井からもう一段彼岸に向けて3000円から4500円の崩落が待っているというイメージ。3月末が16500−15000円程度じゃあないかな?と思う。
きたるべき天皇交代の祝賀ムードを吹き飛ばす悲惨な2019年になるだろう。阿部の政治生命も風前の灯火だろうなと思うわw。
こういう時には故人となった 来佐森 吉太郎の名著「決定版、株式罫線」などを読むとよいだろう。第19章にこうあるのでひさしぶりに引用する。
大局的に見て、相場が下げに入ったと感じられた場合、投資家にとって、まず第一の関心事は、
この相場はいったいどの辺まで下げるのだろうか。
高値の天井圏で買い人気に市場が沸き返るような騒ぎの時には、「いまでこそ高値で頑強なこの相場も、いったん天井をつけて下げ出したら、上げの振り出しにまで下がってしまうよ」と言われても「まさか、そんな馬鹿なことが」とてんで相手にされなかったものが、その「まさか」がやはり実現してしまうのである。 ーー引用終わりーー
僕の大好きなアップルコンピューターは10年前は23ドルだった。i-MAC,Mac book air,Pro,I-phoneとなんでも僕は持っている。でも相場では今年の230ドルで天井したねと僕は感じるな。既に急落が始まり今は165ドルだ。もう戻りはほとんどないかもしれないと思う。
2−3年でこれもまた23ドルか25ドルにまで暴落するだろう。だから売るのだ。2019年はひどい暴落に世界中が巻き込まれるだろうと思う。売り方にはシメシメだけれども、、。