毎月1200枚以上の月足グラフの更新を4−5日かけて月初に必ずしてきた。素描期間は最長で63年、最短で18年程度、平均で50年程度だと思う。入院した時は少し遅れてやったが、それ以外はもうずっと23年続けている。1200枚の内容は、最初の頃は10年グラフが800枚ぐらいから徐々に増えていったが、あまり内容は変わらずに、主にバリュー株といわれる景気循環株が主体で(95%以上だ)、成長株というような人気株は対象外だった。理由は、人気の付き方が予想外だからリスクが高いからである。突拍子もないような値がつくのを避けるためであり、それは売りには不向きだという意味でもある。景気循環的に10年で底から天に、天から底に循環する普通の動きのものが容易に取り易いからだ。それでも他の同業者がしているように、昨今の株式併合で株式分割の比率がマチマチだと、紙のグラフの上では過去の株価の変動と一貫性がなくなるものが多くなって、除外してしまうと書くものが無くなる。ということは投機の対象が減るということで、同じ投資法だと困ったことになっている人も多いのだろう。
僕は不真面目と能天気が服をきているような男だが、人生でこれぐらいコツコツとマジにやった対象はセックス以外ではこのグラフ素描と場帳書き以外には無いと断言できる。つまりこの書くという作業は僕の後半の人生そのものだったわけだ。これで食えなきゃ現在生きているはずが無いと思う。
上げ相場は買いで、下げ相場は売りで取る。保ち合いはどちらでも良いし休んでも良い。値さえ動けば相場師は食える。だから循環性のあるものが(つまり価格変動に再現性のあるもののほうが)、利食いに再現性が常にあるので都合が良いということになる。何度も同じように取れないと生活できない。たまたま万馬券が当たるような幸運な取り方はプロには必要ないのである。分割の玉操作で波に乗って降りる。つまらないがただそれだけを淡々と反復する。面白くもなんともないが確実に金になる。,そもそも相場に面白さなんて感じているようではそれは仕事の質ではない。(当て博打である。)
よく1200枚も使わないものまで何で書く必要があるのか?というような間抜けな質問が来て「この馬鹿、またかよ?」と毎回思うが、「いつ必要になるか予想できないから」とか「暇だから」とか適当に答えておく。本当の理由は「金になるから」に決まっている。
下手な人(相場だけで食えない人全員)は、理由を聞いたらそれで理解して正しい操作が出来るようになると本気で信じている。それは完全に大いなる幻想で「正しい操作法を教えても、出来るようになる人は500人にたった一人しか実際はいなかった」という事実だ。それぐらい相場だけで食うのは難しいと思う。それは脳がちゃんと価格変動に対して正確に着実に回帰的に反応しない(反射的に玉操作の反応を正しく実行しない)からである。相場をするということは、この脳がちゃんと価格変動に対して正確に着実に回帰的に反応することを指す。そういう賢い反射脳をどう作るのか?というのがこのセミナーの命題である。この種のセミナーは日本で僕しかできないだろうと思う。対象なんて相場ものならなんでも良いのだ。
君の周りに実際そういうプロがいるだろうか?YOUTUBERで数名いるのが確認できるだろうが、それ以外はほとんど食えないのだ。趣味的に相場をやってもたまには取れる。でもトータルすると人生で相場では損をしている人が499人。多分そんなのが現実だろうと思う。
僕の相場教室は昔は結構人気があった。今回は20名で切ったが、猫塾の頃は銀座の広い会場を借りて80名ぐらいに教えていた。たしか4日間で講習費は18万だった。1回そんなセミナーをやると1000万以上の売り上げになったから、それでちゃんと商売になった。若い人を二人ほど雇って事務や経理、雑用、専用サーバーの管理をして貰った。今回は20名と少ないし、会場は友人のJAZZBARだからマイクの必要もない。テーブルにグラフを広げて説明する、観察する、組み立てるということになると思う。「この部分が場帳ではどこになるのか?あるいはグラフではどこになるのか?」という意識で基礎の操作のやり方を頭で再現させて、上げ相場の分割操作の取り方、下げ相場の分割操作の取り方の基礎の基礎を叩き込む。実際のパンツの上げ下ろしをどうやって具体化するのか?という簡単な方法論である。20年も30年も相場をやっていて成果がない(家を建てた、クルーザーを買った、学校を作ったなど具体的な誰にでも見える成果のこと)のは寂しいだろうと思う。
命題達成のために必要なのは健全な身体である。したがって差別ではなく身体障害者は相場には向かない。バランスが悪いから感覚的に不利であるし道具の製作維持ができない。相場は身体全身で実行するものだから、両手があって、指先が器用で視覚、味覚や嗅覚が敏感である必要がある。感じを優先する脳のレセプターがボロだと商売にならない。奢侈をどんどんと実行する勇気と美意識が必要である。運気とはエネルギーである。金もエネルギーである。それを上手にコントロールするには、呼吸法と同じで、深く吐いて深く吸う。一般人の数倍たくさん使ってたくさん取るというのが自然なブルジョアの姿である。だから日本人の言う「蓄財」という考えは相場師にとっては醜い。それでは人生も家庭も金も淀んで腐る。腐れば総体が不幸になるに決まっている。金もエネルギーも地獄には持って行けないのだから、この世でせいぜい楽しく豪快に作って使うのが資本主義の呪われた部分=相場師の本義である。
共通の練習課題として、現在は5301東海カーボンを使用して実際譜で波乗りのやり方を見ていく。他に予定としては、9984ソフトバンク、4751サイバーエージェントの3銘柄の空売りクルクルを実際譜でリアルタイム発信でやろうと思う。(まあ予定売買すると提灯が多いから2時間遅れぐらいでやるつもり。)
同じことをしたい人は、必ず三つの銘柄の場帳、10年以上の月足グラフ(ひとつは最低でも1983年からの35年グラフ)、終値の折れ線グラフ直近3年以上をすべて手書きで用意すること。市販のものではダメである。感覚が1000人に一人というような高いレベルで抜きん出ては育たないから、使い物にならない=やがて大損して死ぬからである。相場をする限りは勝ち残らないと全てが無意味だ。負けはただの馬鹿である。
うねりを純空の売りで取る。買いつなぎはしないつもり。純空で銀流しの安さんの売買譜を再現しようという企画である。出来れば「暴落」が好ましい。市場が凍り付いて、ストップ安で値がつかないような暴落相場を塊としての売り玉で泳いで行く。
少し前にBIG SHORTというリーマンブラザースの倒産時の空売りファンドの映画があったが、あんなドラマチックではなくて、もっと淡々と利食いで転がしながら人生を楽しんで行く。
純空とは地獄の黙示録だから相場の最も呪われた部分である。一般的な投資家はみな大損し破産し撤退し貧乏になる時間である。それは確実に2−3年は続く。世の中の景色が津波の前後のように全く変わってしまう。雇用は失われ、失業が増大し、賃金と物価は下落し、消費は減退し、世の中は暗くなる。電車は自殺者で止まり、みんなが暗い顔をする。そのなかで一人でどんちゃん騒ぎで大儲けするのが、売りの相場師である。人類の異種、徹底的に差異化されたハイブリッド、肥大化した反射脳を持つ器官無き身体!
9984 ソフトバンクは2005年から2008年の下落相場では5190円が630円まで下げた。
都合33ヶ月で88%も暴落した。上手に売れれば確実に一財産は出来ただろうと思う。また2014年から16年の2段上げ後の調整相場は9320円が4130円まで下げた。55%の下落だ。前者の陰線比率は72%、後者は53%だ。やはり上げ途上の大きな押しと下げ相場では様態に著しい差異がある。
さて今回の上げ相場は2008年10月リーマンショック時の安値630円から10年以上上げて2018年9月に11500円で三段上げ、一旦一番天井したかに見える。(まだよく分からないが、、臭いなと個人的な感触がある。)天井圏だからしばらく荒い値動きの往来になるかもしれないので、クルクルしながら手を合わせて行くことになるだろう。
これに限らず、今回の世界的な上げ相場はリーマンショック後の大金融相場で出来上がった官製相場である。つまりどんどんジャブジャブと無際限に金を刷りまくった結果のこのお値段(安値の18倍!)だから、しこたまたっぷりと余計な人気という贅肉が付いている。豚は肥らせてから食えが正しい。このように丸々と肥れば食べ頃だろうと思う。
都合良く、NYでは先行して指標株アップルが20%以上下落した。弱気(下げ)相場の始まりである。ご本尊が崩れれば手下は推して知るべし。つまり時間の問題である。10年に一度の絶好のチャンス到来だと思う。
9984. 下のペンの位置まで下がるとイイナ‼
沢山下がるように、来宮神社にお詣り⛩しよう。
遂にjinさんが、金が足りないからレクサスを売る。最後のドライブにお台場に行く。
売るものが、車じゃなくて株なら良かったのにね、と思う。