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猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

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天才と名人


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かんだのまかないドライカレー
これは簡単ですがとても旨い!
  

フェラン アドリアに話を戻すと、彼は講習先のジャック マキシマンとの出会いによって才能が開花したんです。ジャック マキシマンから『人と同じようなことはするな』といわれた瞬間から。フェランが考え出した分子料理。液体窒素の使って泡状にするという料理を、彼は科学の方法で思いついて、サイフォンという器械を作らせた。それが90年代に世界中、一世を風靡するわけです。
 ソースの重たさから解放されて、質感は変わるだけど、香りと味わいはちゃんと残っている。それまではフランスが100年、世界を掌握していた歴史をひっくり返すことを、本当に何も無いところにポツンとあった『エル ブリ』がやっちゃった。世界に革命を起こしたんです。そうすると、フランス料理でベーシックなものを学んだ人が、仕上げは絶対『エル ブリ』だと言って、みんな最後は『エル ブリ』に修行に行った。その連中が世界に散ってから、今はまさに『エル ブリ』チルドレンの時代ですよね。
  そういうことを見ても、やっぱり人ですよ。人が人を生んで、人が伝えていく。世界中、ローカルにもアーバンにも名店がたくさんあるけれども、今から100年経って、フランス料理全盛期からそれまでに活躍したシェフとして、誰か一人を上げなさいと言ったら、フェランアドリエと書く人が圧倒的に多いんじゃないですか?
 僕はヨーロッパの食の動向をずっと見ていますが、ヨーロッパにはね、名人という概念がないです。僕の思う名人とは、コツコツと同じルーティンを続けているうちに、すごい作品を生み出すシェフ、例えば『ランブロワジー』のベルナールパコーさんのような。ジョエルロブションさんも勿論、天才なんだけど、それより名人、職人気質の完璧主義者だと思っています。
 完璧を目指して質の高い仕事を繰り返していると、誰でもない、その人のオリジナルが出来る。逆を言えば、完璧を目指している人は、概念的に言うと名人になれない。天才ってね、完璧を目指していないんです。今日は150点だけど、大体80点の時が多かったりするんです。(笑)  
   山本 益博  雑誌「自遊人」より  

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  益博さんは、もう40年間も世界中の美味しいものをずっと追いかけてきた人だ。彼が言うには60代から70代の今が一番バランスが取れて、物事の評価を上手くできるようになったんじゃないのか、だから今伝えることを素直に伝えたいと言うし、それにはやはり人だということだ。彼はミシュランの三ツ星総当たりみたいなグルマンなんだから、およそ世界中の美味しいものは食べ尽くしていると思うし、実際僕も彼のガイドブックを2000年前後から数冊買って、日本中の美味しい店に随分と出かけて得をした口なんだろうと思う。優れた人の話は聞くものだと思う。
500や600の名店には行った。30代の中頃から覚えてもいないが何千万か億かぐらいははきっと食べたろうと思う。酒は飲まないので(でもマダムは飲むが、、)食べるだけは相当使った口だが、記憶に残る店は少ない。100もないだろう。残りの400か500は二度と今後も行かないと思う。10回以上も行った店も中には数件ある。別段、凄い高級店だけというだけではない。なじみのラーメン屋やトンカツ屋だってあるから、たんたん亭という高井戸の店は年に今でも1、2回は寄る。1500円のラーメンだって1800円のロースカツ定食だって空腹ならごちそうだ。一番のごちそうは空腹という結論なんだから、絶食とか断食をすれば世界で一番のごちそうが食べられるのを僕は知っている。でもできないんだねえ、、。だらだらといつも腹が減って何かしら食べている。人生ってこの「わかっちぁいるけど、出来ない」事の連続なんじゃないのかなと思うな。
 金の使い途という意味では、そういう食い物の贅沢というのは、食った瞬間に満足と感動以外総て消え去るという歯切れの良さが快楽の質としては実に素晴らしい!と僕は思う。自分で50歳を過ぎてテキトー料理を作り始めて、3時間も4時間もかけて作ってビーフシチューが、わずか15分か20分で綺麗に無くなってしまう。その無くなった瞬間が「旨いと不味い」の分かれ目なんだから、仮に不味ければ僕の人生の4時間は何だったのか?と実に悔しい思いをするわけだ。そういう厳しい反省を反復すれば、塩加減や火加減に慎重になるのはどんなアホでも一緒だろうと思う。相場の玉操作がこの種の手や指の加減と大いに関連するのは当然だなと思うから、若い才能がありそうな人に会うと「コンビニ弁当なんて死んでも食うな、セントラルキッチンのファーストフードレストランなんか絶対に入るな、回転鮨なんて自殺行為だ」と喚いている。感覚は自分の習慣で作るしかないからだ。そうしないと良い条件反射なんて生まれっこないだろ?

 ネット上でブログを書いていると、テキストだけだとどうしても重いし見栄えがしないので、ブログ映えの写真が欲しい。でもみんなが共通して関与できる日常的な感覚で基本的なものは、視覚、聴覚、味覚だから、音楽も良いが、料理はもっと日常的で階級的だ。階級的で差異的なもので簡単なのは、料理と車と住宅(環境)と文学である。全部僕の趣味だね。それらを差異化、差別化する以外に物品としての通貨の資本主義的効用はない。時間と質の微分だといくら説明しても馬鹿には理解できないので「あんなもの食ってら、、」とすぐにその人の頭脳と感覚の質量のレベルが階級的に絵に現れる。そいつの感覚が(例えば味覚が)そんなひどいレベルで満足するようなら向上心なんて所詮期待できない低レベルの欲望に決まっているから、話なんてしてもどうせ噛み合わない。そんなもんで良いならわざわざリスクを取って危ない相場で不要な金など作る必然性などあるはずもないのだから、結局は奢侈のできない相場師なんて無意味な馬鹿としか言いようが無いと思うからだ。
「近代資本主義記号交換経済は未開の非文字文化圏の原住民の生産性を超えられるか?」という壮大な実験が僕のこの23年だったのだから、クロースド=レビーストロースの書く「悲しき熱帯」は実は記号とは何かという相場哲学なのである。

 相当な読書家のインテリじゃないと僕の言う事って意味不明だろうと思うなあ。
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今朝の売買

6203    938      1−     新規 空売り
9110   2574      −2     買い落ち 利食い
5541   2523      −1       同
9110   2579      4−     戻りをまた再度増して空売り  
5202   1161      1−     新規 空売り
8604   549.5     −1     買い落ち  利食い
6203    908      −1       同  朝売った分です
5202   1163      1−     乗せて 空売り


 都合 7−5で2枚売り増し、バックブリーカー、バックドロップの売り乗せ、戻り売りは100%利食いだ。
つまり下げ相場継続である。逆行陽線を無条件で売れば宜しい。朝のお仕事で2万。
お金がたくさん道に落ちている!拾わない手はないと思う。

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夕暮れ散歩

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今夜は軍鶏鍋❗

この国の不思議


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 刷り込まれた人たちというのがたくさんいる。多分人口比では98%ぐらいだろうと思う。
 偏差値教育をたっぷりと受けて、黙って上司の命令を聞いて身体を壊すまでがむしゃらに安月給で働き続ける人たち。幸福とは偏差値順に会社に入って言われたことを忠実に40年ずっと我慢すること。そして「一億、火の玉玉砕」とか「一億 総活躍社会」とか戦後の民主主義教育って果たして何だったの?というぐらいバカバカしいスローガンを政策にしちゃう阿部みたいなファシストを首相に選んじゃう55%の人を大量に生産する社会。毎度の事ながら「馬鹿につける薬はないね」と思うんだが、彼らは自分の頭脳で自分の言葉で人生を一度でも「考える」ということをしたことがあるんだろうか?指示されたこと、命令されたこと、誘導されたことを鵜呑みにして受け入れるだけの人生をダラダラと生きて死んで行くだけの大量の人たちが、今日もプリウスや軽自動車に乗って会社に通勤する。少し偉くなるとクラウンやレクサスになる。それが今のまともな日本(??!)なんだろうと思う。軽自動車がレクサスとオフセット衝突をすれば、軽は60キロ以上なら即死する。同じくクラウンとメルセデスが80キロでオフセット衝突すればクラウンは即死する。新車だろうが中古だろうが同じ事だ。だからクラウンの600万の新車と10年落ちの150万のメルセデスSの中古が80キロでぶつかるとクラウンは即死する。もう始めから結果はわかっているのに安くて安全で維持費のかかる中古のメルセデスは売れないが、経費で落とす半端な安全性のクラウンのほうが100倍売れるのが日本という国の消費の特性だと思う。不思議だ!どこにも判断合理性がない!「みんなと同じのほうだが安全」という村落神話(そう僕は呼んでいるが、、)しか98%の頭には存在しない。(爆)これなら鴨を食うのは容易だといつも思う。100回でも1000回でも連続で当たれば僕が勝つなと思う。事実先週は150回売買して全勝だったし、、。

 この会社員とか公務員とかいう村落共同体の農民たちの比率は多分98%ぐらいじゃないのか?と思う。一方で中古のメルセデスに乗るような安全性と合理性の判断をする狩猟民は、毛色が少し変わっているから見た目ですぐにわかる。獲物がいないと狩りはできないから、一年の多くをほぼ遊んでいる。獲物が出る季節まではすることがない。プーラプーラと食っちゃ寝だ。毎日プーラプーラで食うので太りやすい。

 生物には食物連鎖というルールがある。誰が捕食者か?ということだ。人間は全生物の頂点に君臨するのだが、その人間の群れの中で頂点の捕食者になるにはトップ2%に入るしか可能性がない。だからいかに98%を離脱するかが能力の発揮のしどころだろうと思う。村落共同体の98%を食えば、永久に餌には困らない。次々に湧いて来る。毎年100万人ほど新生児があるのだから、その98%の98万が湧いて来る餌になると考えてほぼ間違いがない。無論毎年130万人死亡するから鴨の総数は減るんだが、実質的には死亡する前の10年ほど以前に経済的にはほとんど総てがすでにオケラで死んだも同然の状態だから相手にしてもしかたない。一番のチャンスは、鴨たちが定年退職した直後の人生でたった一度の成金状態の時である。これを食うのが一番美味しい料理であると思う。
 高安の差があるにしても、60−65歳で定年で辞めて退職金が出た人をいかに食うか、捕食者はそれだけ考えて投資に誘導する。「ほら、これを買えばこんなに儲かりまっせ!」そう宣伝し誘導する。そして98%の元村落共同体の村民たちは静かに捕食者に食われていく。
そんなことがもう70年もずっと続いている。不思議だ!
だからノマドライフは常に素敵だな。
水野 資本主義が限界を迎えるいま、これからは世界的に「撤退戦略」が問われます。日本も経済規模が縮小するなかで、どう生きていくかを考えないといけません。経済史の視点で言えば、その参考になるのは戦後のイギリスでしょう。
内田 7つの海を制したイギリスが、戦後わずか10年の間に一つの島国にまで落とし込んでいった。それで社会保障負担の増加や国民の勤労意欲の低下という「英国病」が起きたわけですが、むしろそれくらいでよく耐えたと言える。
水野 イギリスは'90年代以降、再び経済成長することができたわけですが、これからの世界の国々が迎えるのはそのまま縮み続ける将来です。
内田 その縮み続ける経済を考える上で、日本の一つの未来の形は、やはり地方回帰だと思います。
その動きはすでに若い人を中心に広まっていて、2012年には9000人が自治体の移住支援を利用している。制度を利用せずに移住した人まで含めれば2万人以上という説もある。彼らは「地方で一旗揚げよう」というのではなく、「農業で食べていければそれでいい」と考えているんです。東京では食えないリスクがあるけど、農業をやっている限り、飯は食えますからね。
水野 カネ儲けばかり考えるのではなく、「縮んで豊かになる」思想が必要とされています。
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 2015年に水野和夫と内田樹が資本主義の終焉について対談していたので一部転載する。現在の資本主義の危機についての対談集で、これから行き詰まった資本主義社会がどうなっていくのだろう?という疑問文と現状の否定文の対談だ。証券アナリストから経済歴史学者になった水野は、アナール派のフェルナンブローデルやエマニュエルオーラスティンを読み込んでいるインテリだ。一方の内田はレビナスやミッシェルフーコー、ドルーズを読み込んだ仏文構造主義者であり、しかも武道家である。身体性について武道や能楽の実践から経験主義的に語るところが面白い。麻雀好きの癖に、投資は博打だと考えているようだから、よほど以前に相場で大損をしたのかもしれない。

 成長が止まった定常社会でどう人類は生き延びるか?社会全体が縮小していく中で人はどんな幸福な生活を見つけて実現していくのか?そんな問題提起に対し現実社会で起きている若者たちの行動に彼らは目を向けている。地方の自治体に移住して農業や漁業で地味に飯を食って行くという選択だ。これは今までのように「地方や田舎で一旗揚げよう」という動きとは異なる。第一次産業でなんとか食って凌いで生き残るという切実な選択だ。最初から成功しようなどとは考えずに残ることだけ目指している。縮小の中で残る方法論であり、それが都市では既に困難になっているという証拠なのだろう。

 56歳まで東京の暮らししか知らなかった僕は震災難民として静岡に生まれて初めて住んだ。ダイアランドという三島の隣の標高が800メートルある富士山と駿河湾を見晴らす山の山頂付近の別荘地の広いフラットだった。昭和に三菱が開発した別荘地で3000ほどの区画がある。今は少し寂れて姥捨山と噂されている場所で、不便なこと車なしでは生活できない僻地である。コンビニが2つあるだけで、めぼしい近隣の町まで10キロから15キロはある。そのかわりにあるのは清浄な空気と美味しい水と温泉と素晴らしい景色だ。他は何も無い。

 店が無ければ金は使えない。電気、ガス、水道、通信や管理費は口座から自動で落ちる。ガソリンと食費ぐらいしか金を使える店そのものが無いのである。だから派手だった僕の消費はいきなり都心の1/3, 1/5に減る。田舎の暮らしは金が要らないのである。飲み歩く店も無いし、足もないから家で飲むしか方法が無い。しかも僕はもともと酒が飲めないときている。だから実に安上がりということだろう。機会そのものが無いのだ。これが都会と田舎の差である。だから一旗揚げる必要もないし、生活が派手だと実際に浮くのだ。軽トラと軽自動車しか走っていない中で大型のドイツ車は決定的に浮く。「あれ誰?都会もんだろ。」ということで地域人間の輪のなかには入れない.(爆)

だから小金持ちの都会の老人には面倒がない気楽な世界なのである。地域になじもうとか同化しようとしても最初から入れないのだから、堂々と異物でそこにデーンとお客さんのまま居座れば良い。異物でも年金は出るし、管理費だけちゃんと支払えば追い出されることはない。デーンと居座るには少しばかりの金がいるが、都会の半分とか1/3ほどでなんとかなるから、年金だけでは寂しいのなら、少し相場でも張って取れば良い。うねりやリズム取りなら、ちゃんと道具を完備して練習すれば大抵の人は出来るようになると思う。

 財政難でどんどんと年金支給が難しくなって死ぬまで現役で働けなどというキチガイのような政策をしようと自民はしているようだが、そんな馬鹿げた手に乗る必要は無い。さっさと支給年齢前から受給して遊ぶべきだろう。人生はいつ止まるか誰にもわからないのだから早めの対処が大事である。

 資本主義が行き詰まり、体制は金融バブルを3年に一度作り出して、それで社会を転がして行く以外に方法を無くしていると水野は指摘する。バブルの膨張と破裂のリフレインだ。それが3年か5年か10年かという時間軸の長短は別として循環的、周期的に起きる資本主義の価格変動であるのなら、別段上昇しようが下落しようが、相場師としては飯の食い扶持確保のチャンスが無限にある。安くなれば現物を買い、高くなればそれを売ってさらに空売りして、次の下落を頂く。上げても下げても儲かるのが相場師のお仕事だ。だからどんな経済が疲弊して酷い状態でも価格変動さえ起きれば飯は食える。別段、特にプラス成長なんて必要ないのだ。数十億の人間がこの地球で同時に生きる限り、市は立つ。交換のためには市とは生存分配機能なのだ。その機能は数量と価格が唯二の変数である。だから数千年前もおそらく数千年後も市で決まる数量と価格決定の機能に基本的な変化はないのである。だからその上手な交換の方法を会得すれば宜しいということになる。つまり相場とは相変わらずの商業的な伝統芸なのである。

 現代の市はネット上が主体だから、都市にいても田舎にいても同じことが実行可能だ。田舎の安い生活コストでなら、大きな成功の必要は無い。年金が数倍になるぐらいの規模で、田舎では随分と贅沢が出来るのだ。だから基本的な分割売買による波乗りだけ覚えれば宜しい。上達には10年ぐらいはかかると思うが、自転車と同じで一度乗れればあとは身体がバランスを覚えている技術なのである。30歳から始めて40歳で、40歳で始めて50歳でなんとかなるぐらいだろうと経験的には思う。
 教科書は林輝太郎氏の「うねり取り入門」が良いだろう。道具を揃えて慎重に始めてほしい。田舎暮らしの入門書がこれなのだ。現金があればどんな田舎も怖くない。

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今夜は焼肉

"RICH MAN POOR MAN"

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8604  野村   543  565  531  551  ○  鞘34  変動率 6.4%
8303 みずほ   198  200  189  193  ×    11      4.8
8303 新生銀   185  188  171  174  ×    17      7.8

僕の金融株の10月の3週分の4本だ。まあ9月に戻したあとの小動きで1割も動いているものはない。全般に人気離散で小安いし年初来安値をとるほどには安くもなく、かといって指数が高値を取っても動きが鈍いという点で人気がないことこの上ない。反語的に考えるのなら相場は「麦わら帽子は冬に買え」の例え通り、仮に買うなら人気薄の時にゆっくりと分割で買うのが良いということになるんだろう。上記の総てを僕は突っ込みや押し目を少し拾って、数本戻せば外して、セコいコストダウンを毎度クルクルしている。8604なら1000株で10円、15円と戻れば売ると1万、2万と小銭になる。500円が550円ぐらいになったら、100株、300株と空売りして10円も押せば買い戻す。利食いが目的ではなくて逆張りの手を合わせるために建てたり落としたりして、増し時を探すということだ。
 気が向くと7−8本上げれば空売りして押しが掬えるか感じを見たりもするが、逆張りには慣れているから8604など 9月から4回買って(現物)6回売って(純空と現物)10回とも利食いで落ちたから、手はあっているんだろう。わずか1割(500−550の往来)の値幅でも慣れれば綺麗に転がすことはできる。
 どうぜまだすぐ大きくは動きそうにないから慌てる必要もないが、今年は前半8月ぐらいまでは弱かったのだから、後半にこのままで陽線が出ないと年足が陰線になってしまう。仮にそうなら、年間高値は9月末に既に付けてしまって、今後は弱い押し目になるのか。2月と9月だと約150日の周期ということになってまあ無くもないかねとも思う。

 1200枚ほど書いている月足グラフでは、昨年から今年の9月にかけて、株式併合が多くの銘柄に起きて、株価が2倍、5倍、10倍とまちまちの表記になって、最低取引単位がすべて100株になった。日本製鉄は2200円ぐらいだから(以前は220円で1000株が売買単位だった)2200円の株を低位株と呼ぶには無理がある。だからFAI投資法は低位株の定義を700円以下と修正したらしい。でも700円以下のものはもうほとんど無くなってしまったから、銘柄選定が出来なくなってしまうのではないか?と思う。700円以上を全部除外してしまうとロクなものが残らない。元々低位株というのはバリュー株投資のことである。だから表記価格が700円以上になっても、実質的には4000円(以前は400円以下)以下に再定義すべきではないか(併合で1対10の分割)。大半が4桁の株価になると月足グラフは書きにくい。10円が1円となると端数は切り捨てざるを得ない。なんか動きがチマチマした感じでうねりやリズムを取るのも慣れるまではしっくりとこない。

 それでに9月末にかけて年初来高値に進んだいくつかを中心に空売りした売買譜を先週上げている。5301、5541、7003、7011、5706,9110,9104などを軒並み売った。無論純空で売った。都合120回ほど(総数で150枚ほど)売って、今のところその総てが利食いで買い落ちになっているということは、まあ目先は弱いので売れば楽に取れたということだった。「反射で売れ」「身体で売れ」と生徒や若い人に書いても、反射がないので同じようにはできないし信じない。だからその反射の作り方をこうやってするんだよと具合例を書いて、やれ場帳だ、やれ折れ線だ、やれ月足だと道具の話になる。ちょうど1年ほど前に弟子にしろというズーズーしい間抜けで馬鹿なKEYさんという中年オヤジがいて仙台の辺に在住らしいが、場帳とグラフを書くなら少し教えてやると言ったら、本気で嫌々少しはグラフや場帳を書いたらしい。依然としてまだ馬鹿だから書いたグラフを見て安値を狙って買う。まあそれでもいいんだか、「オメーはうねり取りすんじゃねえの?」と聞いたら「そうでした。」と更に間抜けな事を言う。なまじまぐれで安値を狙って買って儲かったせいでいろいろ手を出すから、変動感覚が育たないんだが本人利食いで落ちるから自覚がないことこの上ない。まあそれでも資料を貸して50年近いグラフを65枚だか書けば、今がどういう状態にあるかは見ればどんな馬鹿でもわかる。買って動き出すのをじっと待つ以外に基本的には手が無いのだ。それでも遊んでいても寝ていても人間は起きれば腹が減るので飯は食いたい。その飯の食いかたをパンツの上げ下げまで教えてやったらなんとか動くようになった。「買ってダメなら売ってみな」というのが相場師の飯の食いかたなのである。それをするにも手書きの場帳や折れ線グラフがないと何もできないのが酒田の相場師である。

150枚をクルクル順番に売っては買い落ちをするのだから、少し慣れれば毎日の分割売買が20回ぐらいにはすぐなる。天付近からの急落を十日ぐらいで150から200回売買してクルクルと売り、クルクルと落とす。利食い幅が30円で100株だと3000円平均なら6万、5000円なら10万と毎日現金が綺麗に増えることになる。そして2週ごとの突っ込みの安値にぽつん、ぽつんと現物を買って、また3−5日の戻りを売ってしまうことが多い。戻りは総じて弱いのだから、まだダメだねと思う。まあダメで弱くても金には少しはなるのだから、まあいいかという感じだが、無駄に玉帳のページばかりが増えて面倒だなと思う。

 僕のサイトにたまに為替のプロが来て、08年ぐらいからだったか専業になったようで実に逆張りが上手い。相当大きく張っている時もあって若いのに贅沢好きの金持ちだ。HIROさんという人でお会いしたことは一度もないのだが、ちょうど息子ぐらいの年齢で、結婚して娘さんが生まれて子育ての真っ最中だ。僕が30代の頃は社長業の真っ最中で金、金と稼ぎまくって子育てどころではなかった。完全にマダムのワンオペで家にほとんど居なかった。水野和夫とかジョルジュバタイユとか変な本を同じように読んでいる。1世代僕より若いのに変わっているんだなあと思った。結局は古典的な酒田の逆張りの相場師になるような人はどんな時代もへそ曲がりの一匹狼タイプなんだろうなと思う。サイトに1日350−500人ぐらいが来る。暴落時は500を超える時も多いから、500を超えたらこつんと底入れでこれがまたよく当たる。(笑)昨日あたりはまだ450ぐらいだから、この先まだ安値があるのかもしれないなあと疑り深いので少し売り玉も持ち越して週末を過ごす。
KEYさんのサイトを見たら蔵王はもう上は紅葉が終わったらしい。箱根の山も色がついてきた。もう10月も終わりだから、あっという間に今年ももうすぐ終わる。何もしないリゾート暮らしを始めて早くも7年が過ぎて、都会の忙しい生活を忘れてしまった。今週は都市の洗練された小説が読みたくてアーウィンショーのハードカヴァーを2冊買った。こんな古典的な都会小説があったんだなと懐かしい。"RICH MAN POOR MAN"なんて二極化された世界をすでに50年代から書いている。感覚的に世界を先取りできる才能って確かにあるんだなと思った。

週末 特別付録

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崩れた海運株

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鉄も安い

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猫銘柄は最後の買い場か?
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