伊豆山花火
夏が終わるなあと台風がいくつか過ぎるのを見ると思う。今年は2回目の熱海の夏だったが、函南と比べると暑さが少しおとなしいような気がする。函南は南向きのテラスだったので照り返しが強く室内にいても日焼けするぐらいだった。高度は700メートルだから、朝晩は温度が低くなるが日中は高くなって一日の温度差が大きい。一方熱海もリビングは西向きの10メートルがガラスエリアだが、高い山があるので日没が早く午後の暑い時間が函南より短いのが特徴だ。2−4時がピークでそれを過ぎるとすぐに温度が下がりはじめる。
冬は暖かく、夏は涼しいという快適なリゾートホテルのような室温がほぼ1年を通じて快適な状態だと思う。移転して環境的にはすごく良くなったという感じがする。都市ガス(熱海ガス)があるので、暖房はガスファンヒーターがすごく有効で暖かい。エアコンと併用すると急速に温度を上げられるので冬は暖かい。
広くなった、静かになった、過ごしやすくなった、豪華になった、近くなった、便利になったと良い事だらけという事は、きっと金の効用が少しはあったという事なんだろう。東証一部上場企業の社長さんの別荘暮らしというのはこういうレベルなのだというのを体感できた1年だった。
温泉の種類も変化した。函南は単純アルカリ泉だったが、熱海の桃山はナトリウムカルシウムアルカリ泉で、苦塩っぱい味がする。傷があると少し染みる感じだ。効用ははやり熱海のほうが強烈な即効性があるように思う。来客の爆睡度を見ると熱海のほうが強いように思う。どちらも沸かし湯で入るのだが、浴槽の大きさは熱海の容積は2.5倍ぐらいあるので、その影響も大きいと思う。ゆっくりと広い浴室と浴槽で入るというのは効果的なのは言うまでもないからだ。
熱海に来ると、祭りと花火と花見が日常化した。やはり観光地ということでお土産屋さんを中心に店舗が多いから便利なはずなんだが、僕はあまり外食もしないし買い物も食品と日用品以外はあまり買わないから大差はないようにも思う。
もうモノを買う事が別段嬉しくも楽しくもないのだろう。都会にいるときは、伊勢丹にいけば金の具体的な使い道がたくさんあったように思うのだが、環境が変わってそんな物質的な供給経路が無くなると欲望そのものもぐっと減少するか無くなるかしてしまう。ネットで海外サイトから数回買ったけれども習慣化するほどの頻度でもない。やはり人は現物を見ないとなかなか具体的な購買に直結することは多くないということかもしれない。毎日がリゾート暮らしだから、どこかに旅行に行こうという気もあまり起きないのだ。温泉好きだから温泉に行くのは好きだが、熱海より良い湯というとそうそう多くはないのだから限られる。2年前に信州に行ったきり、京都以外は行っていないなあと思う。海外は危険だしマダムが行きたがらないのでもういつ行ったのか忘れてしまったほどだ。このま
ま枯れちゃうのかなあとも思うね。 |
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