バブル時代のチューリップ
いきなり孫が来ると電話があった。「べラビスタに泊るから鍵を貸せ、できたら飯も食いたい。」娘の要求は常に直接的で具体的である。ワゴン車にキャンプ道具を常に積んでいるからどこでもいつでも5人で泊って関東近辺をほっつき歩いているノマドライフの家族だ。ガキの頃からこういう暮らしをしていると「野生」満載でずる賢いし打たれ強い.血統という事である。金は全く無いんだろうが、なんとか金が無くても生き抜く力があれば、それで必要十分だろうと思う。金は天下の回り物だから、ある所にはあるからだ。そんなのを少し回してやれば良いだけだろうと思う。
貧乏で安月給なくせに、この家族は芸能人並みに正月はハワイで過ごす贅沢さだ。7人で5日で350万を使う豪華ホテルに泊ってプール三昧なのは、金持ちのバーちゃんの奢りだからだろう。社長夫人だからどうということは無い。金持ちの子供や孫は「卑屈さが無い」という点で、ハルトモさんの指摘のようにスタートラインから得をしているんだろうと思うが、そのうち金を稼ぐようになると「人に命令する」のが仕事になるんだろう。支配と被支配の比率は昔から同じようなものである。支配する側に廻ることが有利な生きかたであると教える教育がこの国には無いのだね。
湯河原の魚屋に車を飛ばして刺身を7人分電話で作らせた。あと大葉とネギと豆腐となめこを買って、みそ汁を作る。海鮮丼を作るのだから、酢飯がポイントである。
「分けとく山」の野口さんの酢飯は上手い!海鮮丼は飯で決まるというのも、具材は値段と比例するからだ。
4合を炊くには、ストーブのオーバルがちょうど良い。昆布を入れてコメをといでザルに上げて30分、それから水を入れて20分して炊く。炊きあがったら、ここに、ショウガ、大葉、ミカンの皮、胡麻を細かく刻んで混ぜる。鮨酢は
120ccくらいだね。混ぜて30分寝かせるぐらいでちょうど良い。
海老名から電話があったので、これでぴったりだと思う。料理は時間が重要だから、少しは5年で実用的になったなと思う。中トロ、赤味、ホウボウ、鯛、カンパチ、エビ、イクラ、ホタテの8種も海鮮丼の完成だ。まあこんなもんだろうと思う。
春になると華が綺麗に咲く。花屋ではパロット咲きのチューリップを使うらしい。マダムの教室は1回6000円ぐらいらしい。毎月3万円、華を買える家ってどれぐらいの比率だろう。1%はいないね。0.01%だと1万人に一人だから100万人、世帯だと25万世帯ぐらいか?時間と物質の豊さのレベルってそんな感じかね?
このチューリップは世界発のバブルの象徴だったでしょ?球根1個で家が買える美しさってわかるかなあ? |
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