1995
診察の結果、次の通院は1ヶ月後で良いということになった。なんとか直りつつあるという事だろうと思う。幸いにも発見が早く、すぐに入院したから死なないですんだが、肺炎から死亡するのは老人の死因の最大だというから、僕もそうなりかけたという事である。きっとアフリカやアジアの奥地に住んでいたら死んでいたろうと思う。医療技術の向上が、死ぬはずの老人の命を延ばした例だと思う。
さてそれならお迎えがくるまで。あと10年(平均的な健康寿命まで)、なるべく楽しく生活したいというのは人情である。相場ばかりやっているのもあまり能がないが、他にすることが読書以外に無いのでこうなったいる。
不吉な予測を一つしておく。これは強気の大量虐殺が今年は春から夏にかけて起きるという予言である。当たる確率は9割ぐらいはあるんじゃないのと思っている。下げ相場の特徴として、前回08年、その前95年の月足の線組から恐らくそうなるだろうと僕は感じている。両年ともに、春の安値は彼岸だった。つまり春の安値は3月で、2月安値より随分と下だということだ。だからこれが実現するとすれば、2/12の安値から更に何割か下の安値が彼岸(3/21前後、多分3/24ぐらい?)に出るという事で、1995年の月足の下影のような突っ込みがまだ待っているだろうという事だ。だから追証はそうそう何度も入らないから、下値で総投げが起きるが、それは11−12月にかけて買った強気が全員投げで虐殺されるという事である。更にその3ヶ月後に6月から9月にかけて、今年の大底を形成するということになるんだろう。これが1995年の底入れのパターンであった。買うのはだから秋になってからで十分に間に合うから遅いほど効果的だろう。
相場の技術で一番難しいのは日柄の稼ぎ方、つまり「ゆっくりと大きく相場を張る」という技術である。98%以上が早いという現実にあって、いかにゆっくりと張るかが上達するにはすごく長い年月の訓練と失敗の経験が必要だと思う。最低でも10年はかかるというのは、一応の底から天井、また底へと循環する時間を経験するのに10年ぐらいは必要だからだ。98%以上が3年未満でオケラで死ぬのが普通だが、下げの時間の玉操作を知らないまま強気は玉砕する。この繰り返しが相場であると思う。
マーカーが2本(赤と緑)あるほうが1995年で底打ち後、V字で高値更新をした。強気を全員殺した音で、弱気も大半を殺している。底でドテンした弱気だけが大儲けしたということで、その比率がいかに小さいかは想像できるだろう。ほとんど残らないのだ。
一方08年は3月底で2か月戻して、また1年ほどの暴落となったリーマンである。どちらになるかはまだ分からないが、強気があまり嬉しい春になることは無いだろうという見当ぐらいはつくだろう。
鰯の群れの大半が虐殺された後に、相場というのは意外な動きをするものだ。それを知るには、大量のグラフを長い期間ずっと書く以外に方法は無いのだが、多くの鴨は馬鹿にしてやらない。そしてすぐに鍋の具になる.(笑)地獄の底の蓋を開けたような安値を見て、強気が全員虐殺されて初めて底は入るのだが、10年ぐらいは残っていないとそんな経験さえ知らないのだろうと思う。 |
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