離陸する観光ヘリ 5分4000円です。
世の中を舐めて暮らすというのが生活信条になって久しい。なんでも平均的な考え方や行動の真逆をやると効率が良いことに気がついたのは高校生の頃だったが、それが未だに癖になっているので、三つ子の魂は本当だねと思う。
例えば「全ての労働倫理を愚弄する」というのは敬愛するジョルジュバタイユの借り物だし、「感覚とは刺激であり、純粋受動という創造平面の神秘である」というのはドゥルーズだし、西欧以外の文明で西欧より優れた効率があるというのはストロ−スからの知識である。知的偉人の視点は全て平均的でも常識的でもないが、大きな真理をどこかに含んでいるものだ。だから社会の一般常識の欠陥につけ込んで逆手に取ると効率がすこぶる宜しいと経験より思うことが多いのだ。普通の人々は現在が変化しないで同じように継続すると考えたがるが(いやそういう事さえちっとも思考の片隅にも無いのだが)、敏感な人は変化の予兆を感じ取って先手を打っておく。感性や頭の善し悪しと言ってしまえばそれまでの事だが、前者と後者の比率は多分20対1か30対1ぐらいだろうと思う。これはどんな時代、どんな国でもきっと同じような配分比だろう。支配と非支配の配分比は歴史を見てもそんな所に大抵は落ち着くものである。
例えば国策の欠陥や失敗を出汁にして美味しい所を頂戴するというのは僕の十八番である。バブルの時代に不動産投資とかリゾート法とかまあとにかく日本中が金まみれになった時代の遺物の再利用とかは現在相当なお得感満載で、これも友人の一級建築士に教わった。ゴールドマンと星野リゾートが組んで同じ方法で当たっているがそれを個人でやれば良いだけだろうと思う。坪単価が都内の1/10とか1/20とかいう不動産価格は需給の歪みで成立するが、新築との鞘が極端すぎればいずれは縮小するはずで、それがいつかはわからないが、そんなに遠く無い気がする。リソルというミサワリゾートを三井不動が買った会社の株価なんて見ていると、どん底からかなり戻し始めているし、東急も同様だ。ということは仮に株価が将来の企業の解散価値の現在割引価格と論理的に仮定すれば、取扱商品の単価上昇が劇的に起きるという暗示である。暗喩(メタファー)というのは20世紀的文学手法だが、そんな文学的な事を金儲けにも使えるというのは楽しいねと思う。多分近いうちに関東や東海で巨大地震が発生すると、既存木造住宅は被災して相当部分が水没や火災、破壊で使い物にならなくなるだろう。被災した人で生き残った人はそれでもどこかに住まないわけにはいかなくなる。大移動が始まっても、新たな住宅を直ぐに大量に建設するのは容易ではないから、良質な空き家の急激な価格上昇が東京近辺から起きるだろう。鉄筋耐火でM8以上に絶えられて、駅近で、津波の心配がないという条件の物件が高騰するのは仙台や東北の例でも明らかだから、多分熱海なんて良いねと思う。気候温暖で温泉あるし、物価安いし、病院たくさんあるし、新幹線が無事なら東京は42分だし、、。原発も遠いし(100キロぐらい離れているし)海岸沿いはアウトだが山側は安全だ。(地盤がとても堅いのね。)引退老人がドット来れば高騰しそうである。小金持老人が日本は350万人ぐらいはいるから(65歳以上の5000万以上の現預金保有者)、その5%でも17万人だ。現在の熱海の人口(3.2万)の6倍だから、該当物件は不足するだろうと思う。東京に仕事や家があるにしろ、慎重な人は安全な場所にセカンドハウスを確保しておくぐらいの知恵と金はあるんだろうから、そういう動きが今後は増えるんじゃないのかなあ?と思うのだ、リソルの株価の堅調さはそんな予兆なんじゃないの?と思う。
するとベトナムさんではないが、災害時にどんな道でも走れる4WDの車が必需品ということになるかもしれない。NYでテロが起きた時に坂本龍一は即座にレンジローバーを買ったそうだが、人間心理に大きな差は無いだろうと思う。スタイル的にはランドローバーは古いデイフェンダーの丸目が美しい!と思うが、実用に考えるとどうなんだろう?無論トヨタが安くて良いのがわかるのだが、どうもスタイルが醤油臭くて好きになれんのだ。スタイルというのは好みだから当人にとれば大問題で、まだカイエンのほうがマシかなと思う。障害物とかオフロードとか山道とか雪や雨の道とかだと車高がある程度無いと踏破できないだろうから、イヴォーグぐらいがお手頃という事だろうが、いかんせん玉が薄いねえ。試乗しては見たんだが、「遅い」「トルクが細い」「乗り味は薄っぺらい」のが喰い足りない。はやり新車で600万ぐらいではこの程度しか無理という事かね。ハマーに試乗してみようかね?とも思うが熱海は道が狭いからフラットまで辿りつけないかも?と思う。360度のクランクが駅まで4カ所あるんだよ。ミニのペースマンの4WDのほうが数倍実用性があるとも思うが、なんか今一歩その気にならんのだねえ、、。こうやってウダウダ考えて迷っているうちに地震のほうが先に来ちゃうかもね。
今日は義母が来ていたので、箱根の芦ノ湖スカイラインまでドライブに出かけた。84歳で僕より2周り上の羊年。超右翼で軍人の妻だから大の左翼嫌い、大江なんて抹殺しろという口です。(爆)政治意見は正反対ですが贅沢好きで僕とは仲良しですね。メルセデスに乗せると「御姫様気分で最高!」とご機嫌でした。お弁当を作ってもらった小学生のようですね。お握り、卵焼き、ウインナー、塩昆布キュウリと枝豆、デザートは栗の甘露煮と葡萄でした。冷蔵庫にあるもの大集合という感じで、夕飯はパエリアをフライパンでマダムが作ってくれました。世の中はシルバー5連休ですね。秋も深まって箱根はススキが満開でした。元気に楽しく生きるのが幸福という事ですね、きっと誰でも。
巨大地震と津波、連動して富士山噴火で首都圏壊滅という最悪シナリオではさてどうなりそうだろう?まず円は叩き売り、株も債券も叩き売り。日本売りで225は9000円ぐらいまで突っ込み、円は160円まで暴落、金利が急騰してインフレが加速する。市場が再開して2−4週の短期間でぐらいでそんな事が起きるだろうと思う。
政府は50−100兆円の臨時財政出動で円を刷りまくる。首都圏の大半を全部作り直すのだから、すごい実需が生まれるだろう。首都圏以外の工場はどこも24時間フル生産しても足りない。鉄、ガラス、セメント、非鉄、化学、薬品、食品、自動車と素材がフル生産でも多分足りないだろうと思う。内需の1/3が一瞬で破壊されるのだから、全てが不足するという事態になるんだろうと思う。
円暴落で食料品や輸入物価が急騰してガソリンはハイオク220−300円なんてことになるんだろう。インフレだから資産価格は一端底打ちすると今度は灰汁抜けして収益性の高いものから切り返し始める。災害によって世代交替が進んで、首都圏の老人死亡数が急増して土地、現金、株式の世代交替が加速する。配分比の構成が変ると消費が一時的に活発化して景気が一時的にすごく良くなる。円安で海外生産が不採算になるので、製造業の国内回帰が進み、輸出入とも活発化して雇用が安定し賃金が上がり始める。それを先取りして叩かれた株を外人と国内の長期投資家が拾う。そんなシナリオが近いうちに起きるかもしれないなあと遊覧ヘリコプターの離陸を見ながらフッと思った。大湧谷を取るロープーウエイはまだ休止中だ。箱根も弾けるかなあ?フラットまで直線だと18キロぐらいか?火山礫が飛んで来るかな?やっぱ少し古めのレンジローバーかなあ? |
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