日記 - 詳細表示 - 猫次郎のなんたらかんたら書き放題

マダムの大学の卒論の作品

日本一自由でスゲー婆さんの篠田さん

　トヨタ自動車は２０日、高級車ブランド「レクサス」のスポーツ用多目的車（ＳＵＶ）に、旗艦モデル「ＬＸ５７０」を追加し、９月１４日に発売すると発表した。ＬＸは１９９６年に北米で発売した３列シートの高級ＳＵＶ。日本で販売中のＳＵＶ「ＲＸ」などより一回り大きい。車に乗った人を検知し、設定した空調などを自動で作動させるシステムや、高性能の自動ブレーキを採用した。消費税込みの価格は１１００万円。（読売新聞より転載）

ベトナムさんが発注した高級車の販売が正式に報道された。アメリカ向けの輸出用大型SUVの旗艦モデルで、メルセデスのGL５５やレンジローバー、ポルシェカイエンターボのライバルという事だろう。一方、ハルトモさんも次はワーゲンパサートを狙っているらしいが、買い替えまではしばらく時間があるらしい。ゆとりのある人がちゃんと稼ぎに応じて何でも良いから物を買わないとお金が廻らないから景気が良くなったり、仕事が増えないから、余裕のある人はどんどん浪費して、貧乏な人の仕事を作るのが共棲社会のゆとりのある人のお金の使いかたのマナーなんじゃないかと僕も思う。新しい左翼は多分、浪費家という性格になるんじゃないかと思うのだ。ソロスなんて典型だろうと思う。

釣られて僕もなんか買いたいねえと思うが、暑いので試乗に行く気がまだ起こらない。田舎には欲しい車が無い。東京まで１３０キロ走るのが面倒なのである。名古屋までだと２００キロある。実は安い中古車を狙っているのだが（ベトナムさんの１／２か１／３ぐらいの安くて古い車です。）、暑いのでまだいいかなあと放置している。気が向けば１年に３、４台買ったこともあったが、興味が無くなると５－６年位は何もしないで古いのに乗って満足してしまう。いつも遊び専用だから必要性などという日常性がほとんどないせいもあるし、たぶんそれほど好きでもないかもしれない。どうでも良いと言えば良いし、特に古い形のデザインが好きだが、機会モノは動かなくなると処理に困る。電装系がダメになるリスクがてんこ盛り（英国車、イタリー車が実用性が低い理由の大半だろうと思う。）駐車場のサイズの問題（重量制限と長さの制限）にひっかかると買えないし、止められないし、車庫証明が出ないという問題を解決するのが面倒である。ハマーは良いよねと思うが人迷惑だから熱海では走れないし曲がれない（笑）。函南のべラビスタは車庫証明が出る物件だから（平置きスベースが広いのでロールスでも出せると思う。５４００ミリのゴーストでも出るだろう。）そこで登録してしまうという手があるなあと気がついた。

金儲けもある意味ではひとつの才能かもしれないが、世の中で大事な事は他にも無数にある。むしろ大事な事の多くはお金では直接的にはどうにもならない事も多いのだから、お金は便利な道具だと思って有効に使用して人生を謳歌するのが、お金と人の本来の効用の最適な在り方ではないのかと個人的には思うので、大金に僕はあまり興味が無いタイプの相場師だろうと思う。まあ家族が普通の贅沢な生活を無理無く、楽しく出来ればそれで充分かなと思うが知らないうちに贅沢になってしまったという部分もきっとあるんだろう。確かに贅沢は素敵な部分は多いのだ。だから高級品を使用するというのが当たり前になってしまった。

これは僕だけのせいではない。我が家のマダムは好みがすごくウルサイ。気に入らないと絶対に買わないし（ラーメン用のレンゲを買うのに１０年以上かかった。好きな色とデザインがないという理由だ。１００円ショップのを僕が買ったら全部棄てられてしまった。）、妥協したく無いという頑な好みの性質があるので、こちらは気を使って、視界に黒と白以外のカラーの物体をなるべく置かないように注意しないと地雷を踏むことになる。親の敵という言葉があるが、サックスブルーという色が大嫌いで（あのプラスチックの洗面器などによくある色だ。）、視界にそういう色が入ると途端に機嫌が悪くなる。日用品売り場に行くには注意が必要で、普通のスーパーはヤバイ。だから紀伊国屋とか東急ハンズとかコンランショップとか水色が無いお店に行くのが安全で、するとご機嫌がすこぶる宜しい。そういう店は洗面器を１個買うのも大抵は水色の５－１０倍はするのがザラだから、少し余計な金がかかるが、平和と安全のコストだから僕は気にしないように慣らされていったのだろう。

「あなたにとって一番重要な物事を漢字一文字で書きなさい。」という１００名への設問に、一番多かった答えは「母」という字だった。２３名がそう書いてダントツの一位、「愛」が３位で６名、「父」は２３位とランキング外であったという。つまり女ではダメで「母」になると値打ちがドーンと上昇するのが、♀の値打ちの「化け」ということなのだろう。人類の全員が出て来た場所なのだから、当然と言えば当然だが、♀自身はそう感じているのだろうが、あまり昨今は母にはなりたがらないようだ。父の不在が証明されている。居なくても全く問題なしという意味である。種以外に存在価値はないと全員が無意識に認めているという事なのだろう。だから父など居なくても子は育つと思えば、何をしても良いということになる。だから子供のために会社で頑張って働くなんて自己満足以外の何物でもないんですよ、お父さん。もっと自分が楽しくなるような生活をしなさいという事ね。全然あんたは最初から期待されてはいないのだから、、。

男は馬鹿だし、東証上場の大企業の経営者の９９％ぐらいは全員が当然お墨付きの大バカだから、会社の目先の売上げや利益にしか関心がないから、長期的な国内需要をどう創造して行くかというような大きな地図を自分では描けない。（だから馬鹿だと言うのである。）。それは政治の責任とか個人の問題にすり替えて誤摩化すのだ。保育園という場所が、両親が二人とも正社員でないと預けられないとか変な本来の主旨とは全く逆のことを平気でしてしまう官僚の発想って何だろうと思う。官僚以外の子供以外は入れたく無いというのが本音なのだろうなあと思う。恵まれない人たちには援助をする気は官僚には最初からきっと無いということだから、愛国心なんて生まれる筈が無いなあと思う。

　篠田桃紅　さんという１０３歳の現役美術家の自伝を読んだ。ワガママで自由な女の典型なのだが、じつにカッコイイ婆さんである。こんな婆は見た事が無い。年は老人だが、心は少女のままである。しかもすこぶる賢い。勉強が出来るという意味でも４００人いて１番の成績だから普通の意味でも頭が良いが、別の意味でも天才的に大胆で奔放で自由な頭の良い女の典型である。とにかく嫌いな事をするという発想そのものが無いである。妥協する必要がないし、そんな事をしてまで生きる必要が無いと本音で思って行動するから、迫力があって運が運を呼ぶ。デタラメなのだが、筋の通ったダタラメさが清々しい。僕の好きな抽象画家マークロスコが友人だというが、彼女の墨画は圧倒的に唯一無比である。海外での評価が高い理由がわかるのだ。一人で人生を楽しむ秘訣は次の５点であるそうだ。見習いたい。

１　我慢しない

２　期待しない

３　逆らわない

４　年を考えない

５　予定を立てない

だそうだ。僕は３と４を改善する必要有りと自覚した。結構自分と似ているなあと思ったりもした。これでも良いのねと。

因に篠田さんは未婚で子なしである。生んどきゃ良かったと思ったこともあったそうだが、そんな時代じゃなかったそうだ。

大先輩の言う事をちゃんと聞いて、僕も出来る所から猿真似でもしてみようかと思う。なんでも成り行きで感覚に従って突き進めということで多分人生は宜しいと思う。