カンガルーレザーのハイカットスニーカー
なんでも外国製のブランド商品が良いとは思わないが、日本製の商品でも少しは優れたものはある。善し悪しの判断は個人的な価値観だろうが、使い易くてカッコイイ事、持っているとか使っていると「それどこのですか?」と言われるような物は大抵が良い物、優れた物が多いようだ。
でも食料品とか調味料なんて日本製は(例えばアキタコマチやキッコーマン醤油とかブルドッグソースとか)抜群に安くて品質はすばらしいと思う。僕は靴フェチでイギリス、イタリー、アメリカ製が大半だが、この5年ほどはスニーカーやサンダルしか履かなくなった。今年はそれでも3月にNAOTOというイスラエル製の革サンダルを買って以来(32000円)メボしい靴に出会っていなかったのだが、6月鎌倉に行った時、偶然SPINGLE MOVEのフランチャイズショップが駐車場の隣にあったので寄ったら、カンガルー皮の素敵な黒のハイカットがあったのでオーダーした。待つ事2ヶ月、現在人気のメーカーだからバックオーダーを抱えているので入荷すると即売り切れになる。売れても中国生産で増産しようなどとはしないのである。供給不足なのだから価格が下がるはずがない。真似をしようとしてもどこもきっとできないのだろうと思う。22000円だから安い運動靴ではないが、実に優れた職人が作るスニーカーで僕は赤のローカットに次いで2足目である。この赤いローカットは4年前に夏に京都旅行に行った時に、新京極の店で見つけてその場で買った。(18000円ほどだと思う。)奈良に電車で移動していたら、途中から大学生のオシャレな男子が数名乗ってきたのだが、そのうちの一人が同じ赤のローカットだった。だから関西の若者のトレンドだろうと思う。広島のメーカーなのだ。スニーカーはどのメーカーも中国製の大量生産品が多いようだが、日本製のものでコレが一番素材も縫製も木型も素晴らしい。現在、これを越えるスニーカーは日本には無いと言える。かかとのゴムがすり減ってきたので、赤いローカットは底の張り替えをして貰う。(5000円ぐらいらしい。)底を替えてまで使いたいというほど優れたスニーカーだということだ。
田舎に来てちょうど4年だが、4年履いたことなる。もっとも4−5足の使い回しで全部インポートブーツとスニーカーが多い。高価なブーツはトリッカーズのサイドゴアで30万ぐらいだったと思う。靴フェチなのでクロコダイルやリザードのグッドイヤーウエルトのオーダーローファーを色違いで持っているがほとんど履かない。150万のエルメスのケリーを買う女子の心理は共感できる。好みとは部分的に過剰なものだろうと思うから。当時の国産の軽自動車と同じぐらいの値段はした。もう10年以上も前に作ったものだ。女性のバッグフェチと同じことで、僕はおばさんくさい消費性向がきっとあるんだろと思う、女系家族だし。都内でランチに行く時はお金持ちのおばさんがたくさんいる場所がたしかに多かったのだ。無駄の力点が普通の男と少し異なるかもしれない。
近頃はビジネスマンでもすごくオシャレな人は麻のスーツにノータイでスニーカーを素足で履くという人もチラホラ出ているが、僕の年代ではそういう人はまずほとんどいない。よぼどきちっと清潔感がないとだらし無いだけに見えるからだろう。でももし美人とドライブデートするのなら、素敵なカブリオレに乗って、ボルサリーノのストローハットとサングラスで、麻のスーツかジャケットにジーンズとスニーカーなんてすごくカッコいいなあと思う。するとコノリーの白革でスカイブルーのコンチネンタルGTCなんかが欲しくなるなあ、、。
現在、我が家は台風通過中で、なんと大人が6名、子供が3名と9名が滞在中だ。可哀想に猫は居場所がないので、僕のグラフラックの最下段に避難中。孫娘にシッポを掴まれて逃げ回っている。孫娘は椿(2月生まれ)と菫(4月生まれ)という花屋の孫にぴったりなお名前でカッコイイ!金曜日に熱海は海上花火大会があったので、東京から息子以外が全員やってきた。2部屋しかないので、リビングは野戦病院の程をなしている。娘親子5人でソファーと床に布団を引いて雑魚寝をしている。寄声が飛び交い、御近所迷惑きわまりないが、まあ年に数回の事だからご勘弁ねと思います。女系家族だから、女6人、男3人で分が悪い。
義母ーマダム、義妹ー長女ー孫娘2という4世代の女子はパワフルで、今月は義妹のお誕生日なので、我が家で真夏の宴会と相成った。男は僕ー義息子ー孫と1世代分と数が少ない。完全に負けているのは日本の姿そのものだろうと思う。義妹のバースデイケーキカットも重なって賑やかだ。こんな事があと何回できるのかわからないが、元気で暇が一番だと思う。毎日、空になったワインボトルとゴミを出しに行くのが僕の仕事のようなものである。それにしても消費する量が半端なく多い!9人いると普段の9倍までは無いとしても大量のゴミが出る。少子化とは無縁の家系なのだろうが、生命力とははやり数が物を言うということなのだろう。3人兄弟がいる家庭は僕の時代では別に珍しいことではなかったと感じるが、現在ではすごく珍しいのだそうだ。下手な鉄砲も数打ちゃ当たるというが、人間だって同じだろうと思うが。 |
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