報酬は入社後平行線で
東京は愛せども何も無い
リッケン620頂戴
19万も持っていない お茶の水
マーシャルの匂いで飛んじゃって大変さ
毎晩絶頂に達しているだけ
ラット一つを商売道具にしているさ
そしたらベンジーが肺に入ってトリップ
椎名林檎 詞 より転載
グラフのお伴の音楽というのが僕にはあって、毎週土曜日のお昼前ぐらいから80本の折れ線グラフを更新する。時間でおよそ90分程度の軽い運動のようなものだから、朝寝をして温泉にドブーンと入ってさあブランチの前にやっちゃうかねという感じ。
ピアノが多いのだが、you-tubeで流しっぱなしで林檎ちゃんや東京事変なんかも聞いている。なにせドラムやベースやギターの乗りの良いものはお仕事もはかどる。
「気まぐれを 許して
今更なんて思わずに急かしてよ
もっと中まで入って
アタシの衝動を 突き動かしてよ」
と過激なネーチャンが最近は増えているんだろうと思う。アンダーグラウンドやサブカルチャーなんていつの時代にもあるんだが、反体制的という正当な衣装を纏ったものが好ましいという変な思い込みがずっと僕にはあって、きっと高校時代から一時的にトリップしちゃった経験が林檎ちゃんなんかと体験の同期があるから「ワカルー」って感じなのだろう。
女子の言語が ワタシからアタシに変ったぐらいから、ネーチャンの威勢が実に良くなって、こっちには手がつけられないぐらいお元気だから、これはきっと男の元気の無い分をネーチャンが補完して民族がなんとか保っているという天然のバランスなのだろうと思う。神の見えざる手ということで資本制の需給バランスの補正機能に実に似ていると思う。(アダムスミスなんか読んでね。)
亜紀ちゃんというJK(きっと現代用語では女子高生という意味なんだろうが、、)が、爺さんの酒田罫線法を読んだという。まあ1回ぐらい読んでもなんかチンプンカンプンだろうが、3年ごとに読み直しを今後30年ぐらい反復してみれば良いだろうと思う。商業高校の2年生で相場を始めるのはご立派だと思うが、かくいう僕も18歳から親父の口座を借りて相場を始めたのだから、ご同業である。孫に近い(初孫は8歳だから)ネーチャンが相場師なんか目指しているという事は、やはりネーチャンの時代であるというのはレッキとした真実なのだろう。
相場だけではないが、種銭が億を越えたのは30歳を少し過ぎた時だった。酒田罫線法を読んだのは35歳だった(この本の元になった「小豆の罫線」を読んだのね)だから亜紀ちゃんもきっと同じぐらい若くてお金持ちになる可能性はとても高いんだろうと思う。基礎をじっくり固めて地味にコツコツ行けといらぬおせっかいを焼いておこう。贅沢ライフは実に素敵だよ。ラクチンだし、嫌な事しないで良いし。
書くまでも無いことではあるが、道具はちゃんと整備して、その道具の使い方を守るのが基礎であり、基礎だけやっていれば自然に上達して自分なりの特技が生まれてくるのだから、まず10年間、次の事だけマジにやってご覧と思う。
買い
1 上げ途上の押目買い
例としては底を打って(折れ線で8−12週のボトムを打って戻り始めたら)
逆行の陰線新値2本目から −1 3本目で −1の2分割 これが一番簡単ですぐに出来るようになる。
2 突っ込み買い
8−12週下げて来て、陰線新値が8本以上出てから、連続3−5本の深い新安値の突っ込みで−1と買う。止まるか止まりそうなら−1と分割。 これは最初は恐いんだが、大抵指数が暴落しているからニヤニヤしながら拾うと良い。モット奥まで入ってよと林檎ちゃん聞きながらするのが僕は好き!
売り
3 戻り売り
1、2で買ったから止まって戻り始める。5手か7手か知らんが2−4週のリズムで戻れば陽線新値の翌日に成り売り。アホでも利食い。眼を瞑っていても利食いになる。僕の玉帳の小さな利食いは全部これだ。
4 吹き値売り
大出来高が少し続いて相場の景色が変る。20−30倍以上の出来高でストップ高やそれに近い値幅が出たら、翌日成り行きで売り。 3の癖がつくとここまでいかないうちに売ってしまっていることに多分なるが、それでもやっていると偶然こういうのに遭遇するから、吹いたら売りの動作をしていく。最高値、最安値とか値を狙っては絶対にいけない。指値も絶対禁止だ。乗るのが目的で、それ以外の要素は全て排除するのがコツである。ニューズも業績も指数も為替も全部無視。場帳からの値動きだけで反射的に仕切れるようになれば生活が出来る。
1−4を400名に具体的に教えて、10年間で出来た人はたったの4人だった。女子が1名いて彼女は今年から専業になっている。「報酬は入社後平行線で」というのが頭に来て相場師になった動機なんだろうと思う。『女は自立が大事です!それのがカッコイイでしょ?」と言われたのね。
ポップスターでも相場師でもサッカー選手でも何でも手に職つければ良いんじゃないかと思う。