相場は格闘技に似ているなと思う事がある。ただし格闘技よりも更に単純で残酷な世界であるとつくづく思う。負けると経済的に殺される。自己破産は効かない世界だからその結果犯罪が多発する。横領事件の原因は相場の失敗が事実多いのだ。
だから自分が弱いときは絶対に冒険をしてはならない。つまり弱い時ほど「損切りは素早く」という技術がないとその後に生き残れないという事だ。同じ程度の技量なら弱い=資金が小さい、強い=資金が大きいと考えてほぼ間違いない。ところが相場というものは弱い時には弱いなりの感覚と技量しと資金しかないから弱いわけてあり、強くなるにはおのずと感覚や技量がないと運だけでは勝ち残るのは難しい世界である。レスリングやボクシングはウエイトによる階級制があるから、小さい選手と大きい選手は試合では当たらない。格闘技で無差別級の体重で闘うのは相撲ぐらいだろうか?ところが、相場は全部無差別級の闘いだから、アマチュアは資金が少なく、感覚も技量も無く、道具もイイカゲンだから、勝ち残る要素は最初からゼロであり、残る方が「奇跡」と言って良いだろう。胴の格好の鴨であると言える。とにかく条件的にはとても不利な状態で常に闘いを強いられるから、なるべく「やらない」ことが重要な要素であり、ハルトモさんはゲームの中身を冷静に分析してその通りの闘いかたをしているから勝つのである。玉の分割とかつなぎとか細かな玉操作の技法は多分知らないが、「必ず勝てるという信念」のある時間軸以外は勝負しない。アマチュアが残れる唯一の方法論と言ってよいだろう。ただし勝負事一般に関する詰めがハンパでなく厳しという特性がある。だから現在ならイベントドリブンで暴落待ち以外にチャンスがないから多分出動しない。(んだろうと思う。)彼が買いたいと思うほどきっともう安くはないのだ。
退職金でのこのこ相場を始める人なんて絶好に美味しい鴨なんで(下手以下でしかも1000万単位で殺せるから)一番嬉しい相手だね。若い人はお金がないから殺してもたかが知れているから相手にされないの。だから証券営業つかないでしょ?
塾をしている時に「なんぴん買い」を教えてくれといわれた事がある。爺さんの本の通りにすれば良いと言ったのだが、その通りにやっても出来ないとしつこいのだ。玉帳を見て「怒るなよ」と前ブレを入れて話した。「あなたね、下手なのよ、買いかたが。波に合ってないでしょ?早いから団子の玉が固まって死後硬直になってるよ。明日投げなさい.」というと「投げると損が出ます。」と不満気味。「当たり前でしょ。失敗したら落とすのよ。そうやって失敗を何度も繰り返して練習して上手くなるの。」と言うとむっとして黙る。「何回やれば上手くなりますか?」と聞くから「さあね感覚次第ね。100回ぐらいやれば運がよけりゃなんとかなるかもね。1回に3万の損で100回だと300万損でしょ?でも上手けりゃ全部が損にはならんよ。だから500万ぐらいないと練習もできないでしょ?あんたは特に筋が悪いから。」と本音をちょっと言ったら次回から来なくなった。(笑)つまりこの程度の根性無しかアホばかりが相場をやりたがるという現実なのである。頭でいくら考えても相場は自分が考えた通りには動かないという事実を受け入れられないのである。当たる曲がるは誰でも5割を越えないのだ。欲が絡めば3割以下が相場だろう。相場はいくらグラフや場帳を書いてもそれだけでは無論1ミリも上手くはならない。それらは売買をする「前提条件」なのだから、しっかりと常に前提条件を整えた上で実際の練習売買を2枚の最低の数量で実行する必要が有る。なぜ2枚かと言えば一番損が少なくてすむからだ。2枚が出来もしないのに10枚やろうとして、100回可能な練習資金が5回しか出来ないで敗退する人が大半であるのも僕の統計だ。大体、上達法を人に教わるレベルというのは最低の最低だから(もうこれ以下は無い最低という意味)100回分は必要なわけである、例外無く。ドアホだと200回、300回でも出来ないで500万では無論足りない。でも自分の下手さに気がついて相場なんて途中で諦めれば良いのである。その時は人生の勉強代だと思え。
この練習の損は相場師にとれば初期の設備投資か免許取得費用みたいなものである。今時、エコカー1台買ってもそれぐらいはするだろう。
ベトナムさんなんて毎年ネーチャンにそれぐらいは使っている。どうという金ではない。相場を職業で考えるならそれぐらいの授業料が払えないで物事が覚えられると思う方がどうかしていると僕なら思うが、ド下手はそうは考えない人ばかりのようだ。だからもっと良い方法があるのじゃないかとあれこれやるが何一つ身に付かないで終わる。オシレーター系指標とか一目均衡表となにか「自分がすがりつくもの」を必死に探す。すがりつけるのは自分の感覚と技術以外にはないのにね。それがダメならダメなのよ。何かテクニカル指標に頼っているようでは最初から見込みなんて1%もあるはずもない。それを「丁半博徒」と言うのです。冷静になって考えてほしい。世の中で公表されている投資指標の通りに売買して仮に勝てるなら証会会社やファンドが同じ方法をすでに完璧にやっているとは思わんのかな?(笑)同じ方法論なら大きい資金が勝つに決まっているから選んだ時点で負けは確実だと僕なら思うけどねえ、、。パラメータの設定一つで結論が逆になるようなもの何で信じるのかなあと思うが、そういう人が増えるとこちらには都合が良いので、どんどん信じて張って欲しいとマジ思うが、、。
ちなみにナンピンはゆっくり買い下がるのがコツだと思うよ。10枚の練習の例として(僕は最低20枚だけども)
5007コスモ石油
1/10 197 −1
10/24 167 −1 と2枚目は10ヶ月離れている(爆)。猫は最近は特に気が長いのよ。そして今後の予定は
来年? 137 −3
127 −5
117 −10ぐらいで一呼吸で20枚。平均は129で真ん中が157ぐらいで計画する。117以下があれば当然50枚まで攻めて行く。
下が有るか無いかは無論わかんないが300万の資金ならこんな感じである。下が無いなら戻りを利食いで落として終わりだ。無いもののケースが7割ぐらいだろうと思う。半値になっても10倍買い下がるぐらいのつもりでしないと倍加はなかなか取れないよと思います。高名な遠藤氏はこんな時間時で資金は1銘柄にこの100倍ぐらいだろうと思う。買いの平均の2−3倍の値で買い出来高の30倍ぐらいをメドに一応仕切るらしいが、とにかくゆっくりと「寝技」に引き込むのね。それが買いのコツです。僕は天井までなるべくついていく。160のドームを780で売ったとか。(出来過ぎでした。)
こういう相手に利益額で勝たないとあなたと僕の差は永久に縮まらないゲームをしている自覚がそもそも有るかな?だからマシになるのに最低10年かかるのわかるでしょ?質問者は全員137までで投げちゃいますよ100%。それを買う人にならんと大きくは勝てませんよ相場というのは。とりあえず250に戻れば倍加でしょ?それには大きくならないと無理でしょ。リーチの長さというのがコツですが、それを生かすのには資金量がそれなりにはいるのです。これをバイアスをつけて30−50銘柄やればどれかは当たるのね。ここまでくるのに10年はきっと誰でもかかります。
因に練習で投げるなら早い方が傷が浅いでしょ?だから「損きりは素早く、利食い越しは強く」でしょ?だから100回その基礎練習なわけなのね。それでも「買い」はまだ簡単なの。値動きが小さいから慣れれば馬鹿でも出来ますよ。売りは3倍難しいのね。下手な人はまさに逆で「引かれ腰が強く利食いが早い」のよ。儲かるわけ無いじゃないの逆やってさ。