土日の連休ごとに運悪く台風が来たり雨が降ったりしている。この3連休もどうやら19号が来るらしい。「泣きっ面に蜂」というけれど天気はどうしようもない運命のようなものだから甘受するしかないが、甘受するにしてもその甘受のしかたに個人差が出るだろうし、雨でも楽しんで出来る事をしたら良いということになる。気が利いた人なら羽田からきっとハワイかどこかに遊びにいくのだろうが、どうも出不精になったせいか、海外に行く気にはならないのだ。昔はあんなにたくさん出ていたのにと思うが、きっとエネルギーとか興味の量というのは個人ごとに限界があって、それを僕はいつの間にか使いきってしまったのかもしれない。そろそろ年貢の納め時ということなのかな?
東京にいた時は、雨でも遊べる場所は多かった。伊勢丹に行けば買い物で数時間は潰せたし、近くに映画館も大きな本屋もあった。喫茶店もたくさんあったしレストランも無数にあった。ところが田舎に住むとそうはいかない。どこに行くにしても自分で車を運転しないと行けないという移動手段の制約がある。電車やバスなどは、当てにならないし不便である。特に雨の運転は相当に危険な場所が実施に多いのだ。冠水した道路とか崩落した崖とか、静岡県は前回の台風で結構被害が大きかった。床上浸水が多数出たということは、雨量が増せば今週も同様の可能性は高いだろう。スーパーでレタスが高いという話題は、雨のせいなんだろうと思う。野菜の発育に影響が出るほど、今年は雨が多いのだろうと思う。米も影響があるかもしれない。悪天候は遊ぶことには良い面が余りない。仕事なら台風でも嫌々会社にいくのは仕方ないと割り切れても、自由になる事だとどうしても避けるという事になりやすいという事だ。だから反面、ある意味不自由な制約があったほうが多くの人は活動しないわけにはいかなくなる。
話は変わるが、「ソフトヤンキー」とか「マイルドヤンキー」という若者が田舎では増えているという。田舎で生まれて育って、高校まで地元の学校に行く。そして地元で親の仕事を継ぐか近所に就職しクラスメートの友達と結婚して子供を作り、親の家に一緒に住んだり、近所に住む。緩く働いてお休みはイオンでお買い物をする。車は軽自動車かワンボックス。特別な上昇指向はない。そこそこ充実しているので高望みなどは全くしない。田舎では都会の大学に行くような人の比率は低いんだろうと思うし、それ以外の地方の若者は大体ソフトヤンキーみたいなライフスタイルだから、企業の商品開発はそういうマスの層を中心に考えるべきだというマーケターも増えてるのだそうだ。あまり海外にも行かないし、旅行もたまにデスニーランドやUSJに行くくらいだという。きっとGQにあるようなブランドやアイテムなんて関係ないという世界なんだろうし、関心なんてそれはそれでそういうもんだろう。世界が違うと思えば興味も無いし、欲望とは無縁だろう。嫌韓、嫌中など政治的には右指向だそうだ。朝日はこいつらに叩かれる?(笑)
こんな彼らはまさにレイモンドカーバーの描くニューアメリカンリアリズムならぬニュージャパニーズリアリズムなんじゃない?その彼らがきっと村上春樹を読むのだろうか?やはり今回も受賞を逃した村上だが、僕は彼の翻訳物のほうが好きだな。カーバーよりとくにティム オブライエンが良い。「カチアートを追跡して」「本当の戦争の話をしよう」「ニュークリアエイジ」「世界の全ての七月」が特に良いと思う。若者が戦争に行くと実際にその後の人生はどうなったのか?を真面目にコツコツ書いている。僕たちに起きても不思議のない事だったと思うのだが、、。 |
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