「石の上にも3年」という格言がある。何事も上達には慣れが重要でその体得には3年ぐらいの時間は誰でもかかるから、一旦新たな事を始めたら3年ぐらいは最低でも諦めず努力してみよというぐらいの意味なんだろうと僕は理解している。
さてこのお山の上から鴨を喰うノマドライフもきっちりと3年がたった。アッという間という感じだ。もう59歳だしあと3年で「年金支給」の立派な高齢者、孫も3人いるから正真正銘の日本のお荷物の爺の部類に突入しているのだろうが、今の所頭以外にあまり悪い所はないから不便するようなことは無い。だが加齢による視力の低下とか物忘れなんてのはしかたがないと諦めるから、「悔い」というものと無縁になってくる。元来、「悔い」だの「反省」だのは子供に頃からあまりしないほうだったように思うし、暗くて辛いのは大嫌いである。それよりは「ウハウハの楽しい今日と薔薇色の明日」の事ばかり考えたほうが気分が良いに決まってる。なるべく働かず、嫌な事、面倒な事は他人様に押し付けて、札束で顔を叩いて買えるものは買えば良し、その上がりをそっくりと後から全部まとめて頂戴するというのが相場師の商売柄当然の生活態度であり、現時点でもそういう生き方にいささかの変化も無いのであるから、人様の1/10の労働で10倍の快楽という当初の悦楽比率の達成は満たされてるように思う。こういう暮らしをまず3年、石の上でしてみるという事だ。実際は石の上ではなく山の上、雲の中の生活であるが、なかなか宜しい。当時(3年前の7月)ここを見たときにリソルというリゾート物件の販売会社(三井不動産系)の株価を見ていて、底の底だよねと感じて、それならリゾート物件全体も安いよねと思って買う事にした。投げ物があったのは、大震災の後で需要が元々全くない、売りばかりの悪い時期に急いで売る必要のある人だったから更に値引きがあった。
半年で1600万から1280万、980万、900万と3回も急激に下げたという事は、よほど金に困って売りたかったということだろう。たった4年しか前の人は住んでいない。バストイレと床、壁、畳を全面改装していたからそれだけでも500−600万は追加工事をしたはずでご苦労な事である。結局870万で僕は買った。メルセデスより安いのね.(笑)時計より安い!売り急ぐと半年で半分になってしまうのだろう。発売当初は1994年バブル崩壊後の遅れた工事の関係で(高層物件をひな壇式に変更したため)、億ションで売れたのは3割に満たない。あの大魔神がフェラーリでゴミ置き場の脇から静かにご入場していた時代である。1/10に物件価格が下がっても固定資産税とか管理費は下がらない。保有するだけで最低年間100万以上の余計なお金がかかるからそれぐらいの無駄が出来る人しか買えないし住まないということである。だから「お品」が宜しいのだろうが、お高い人が多いようだ。お品の良いご老人もかつては社長様、お医者様、国営放送のディレクター様と偉い人が多いんだが、お金は大して持っていない年金暮らし、金融資産が数億円というようなのは多分120戸の住居でもあって数戸だろうと思われる。それでも郵便受けには証券会社からの売買報告書が結構いろいろ入っているようだ。郵便屋さんが集合ポストに入れる時に見えるからよくわかるのである。だからそこから700万、こちらから500万、お隣から300万と僕の所にお金がいつも市場を通じて流れて来る。今日も蛇の目祭りは続いているから朝からもう3時間で100万円上がっている。低位株はもともと安いから指数なんて無関係で、日柄が立つと自動的に上がる状態であるから、なんでもかんでも周期的に安値付近を散らして買いさえすればどんな馬鹿が目をつぶっていても今なら儲かるのである。「イレグイ」「お金が落ちている」のが見えるのか見えないのかだけの差であるのだが、見えない人にはきっと見えないんだろうと思う。
物の値段というのは「使用価値」と「交換価値」の二つがあるとマルクスは書いているが、豊かに暮らすコツはきっと使用価値の高い物件を交換価値が極度に落ちている時に通貨交換するのが宜しいということなんだろう。日本中が大災害でてんやわんやの時に、こっちも追い出されててんやわんやなんだが、追い出すからにはお金頂戴と言ったら500万くれたので、それで少しお小遣いを足して買いましたけれども、こんなもんを長いローンを組んで買う馬鹿が多いから、不動産会社が飯が喰えているのだろうと思う。なんか金の使いかたとか稼ぎ方とかド下手な人ばかりいるから、僕のような怠け者のほうが楽しく優雅に生活できたりするのだろう。反語的生活とは非都市的生活であり、逃走線に沿ってトンズラして、必要に応じて振る向いてお金をかっさらって逃げるノマドライフというだけのこと。振り返るタイミングは場帳とグラフに書いてあるのだ、そういう地図と数値の読みを覚えるにはやはり石の上にも3年ということであろうか。
さてこのお盆の時間はしこしこまた50年グラフを書いていた。東京機械と日本化成、日本ケミコンの3つを書いた。どれも食べごろの美味しい時間帯にあるように見える。2−3年で3−4倍には最低なるなと思うので、1億の買い玉なら3−4億にはなるんだろう。もう生活上で必要な物がないし、どうでも良いのだが、お金というのもはこういうどうでも良いような人の所にいつも集まってくるんだなあと経験的に思うのだ。「自家発電機」があったな。50万ぐらいでガソリンで発電するやつだ。これを買うか。ガソリンタンクも300リットルぐらいのが欲しい。そんなもんは何時でも買えるのだが運搬保管が面倒であるから、ついつい後回しになる。富士山が爆発したり、北朝鮮が御前崎の原発にテポドンを打ち込む前には買っておく必要があるかしら?(笑)そんな危機的な時に生きてるかどうかもワカランのだから、今日は映画でも見に下界にでも行くかな。50歳を超えたら夫婦割引2200円でいつでも見れるの知ってる?
下界は曇っている。暑そうだな! |
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