日記 - 詳細表示 - 猫次郎のなんたらかんたら書き放題

物が売れない時代になって、さてそれなら何が売れるのか。多分、お金が売れるものだと思われる。それならお金を売買する以外に効率的な商売は無いだろう。さて誰にでも出来る簡単なお金の売買という方法で、株式を取り上げてみよう。株式は上がると思うなら買う、下がると思うなら売る（空売りする）という上下どちらに動いても収益のチャンスが生まれる便利なアイテムだ。長期の（３０年以上の）月足グラフというものを見れば誰にでもわかることがある。大半の低位株（定義として額面が５０円で現在値が３００円以下のもの）は底と天井の往復を何度か繰り返すという習性がある。変動要因を分析しても当たらないし意味が無いので、値動きだけに注目して、現在の値の位置が底付近のものを選び出す。その中で以下の条件に合った物を50程度抽出する。

１　２０１３年の年間高値から６ヶ月以上経過して、押しを見せたもの（高値が１３年９月以前のもの）

２　２０１３年の上昇値幅の１／３　１／２　２／３　程度の押しを見せたもの

３　直近３ヶ月が連続して短陰線または短陽線の組み合わせのもの

４　３月の月間変動値幅が現在値の15％未満のもの

今後、相場が上がると思うのなら上記の中から業種を散らして、一銘柄１０００株づつ好きなものを４／１の寄り付きで成り行き買いする。資金量によるが１０銘柄だと１００円平均なら１００万円が必要となる。自己資金でないといけない。返済期日があるような種類の金で投機をしてはならない。３ヶ月たって結果を見る。上がっているものは持続する。買値より下げたものは損きりする。すると１０のうちで上がるものだけ残るということになる。半年後、９月末に全て売却して休む。

別にスタートはいつでもよいが（まだ上げていないうちなら）、全銘柄均等数、同時に買う事、３月後に振るいにかけること、半年後に手仕舞いすることがマストだ。上記なら、場帳を書かなくとも、グラフを書かなくても、web上のグラフで判断可能だろう。

３００名ほどにリズム取りとかうねり取りとかプロ的な方法をきちんと道具や資料を揃えて丁寧に２年ほど教えた経験があるのだが、出来たのはたった数名しかいなかった。結論としてほとんどの人が小学生にでも出来そうな簡単な事が全く出来ないのである。生徒は大半が大卒なのにね。（笑）大人というのは相場を前にすると大バカに多分なるんだろうと思う。それなら出来ない方法を教えてもしかたがない。当て物の要素が少し高い方法だが、煮詰まっている低位株の上昇の可能性は現在高いと思われる。そろそろ動きだしそうなものが多いので簡単な方法を書いた。毎日場帳を書けないような忙しい人向けの手抜きだが当たりやすい方法だと思われる。

下がると思う人は絶対に買ってはいけない。１０銘柄を同様に売るべきだろう。自分の考えに逆らって売買しても良い事は一つもないから。

銘柄はあえて書かない、自分で探して下さい。

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上記のテキストは　僕の３／２８「寝ているだけで儲かると思う投機法」という公開記事からの抜粋である。

ここには銘柄は具体的に書いてはいないが、他の記事や譜、写真などから僕の場帳銘柄の多くは想像がつくひとが多いだろう。また希望者と講習会参加者には全員メールで銘柄全部を配信したから、特別に秘密にしたいという意図があるわけではない。どうしても銘柄に関心だけが行って、本当に大切なことをしなくなるという痛い経験を猫塾の時に感じたので、そういう愚劣化を避けたかったから、「グラフぐらいは手抜きなんかしないで自分で書けよ」という動機から、今も公開していない。お金の有利さだけなら公開すると提灯がついて買う人が増えるから上がりやすくなるのは確実だと思うが、そんな事などしなくてもいずれは持ち株全部が数倍になるに決まってらあと思うのであえて公開はしないのだ。

　そもそもお金儲けという個人的な投機を、人に頼らないと出来ないという根性自体がさもしい。現代社会ではお金＝餌である。動物なら母親がそれを生まれてからすぐに身体で教えるし、それが出来ないと子供には即座に死が待っている。だから金の稼ぎ方というものは、本来、親が子供に教える基本中の基本、生存の最低限の教育のはずだなのだ。でも多分どこの家庭でも親がリーマンの家は、お金は給料日に銀行口座に振り込まれるものだから、餌という意識が無くなってくるのだろう。神様かなんかが（会社だ）お慈悲でくれるもの、みたいな気になっている。有り難味も無いし、餓えるということも多分知らない。良い時代ではあるが、失ってしまったものがある。

　それは「動物的な感覚」というものだ。生存に必要な、生きるか死ぬか、殺るか殺られるかという生存ギリギリの時に働く自己防衛攻撃本能みたいな感覚である。これがないとイザという時に、コロっと殺される事になりかねない。が、親が親だから、子供にこのヤバい世界を生き抜くために何を教えるか？というとどこもかしこも「有名大学に行って、官庁か有名企業に入ってリーマンをしろ」となる。時代錯誤の的外れも甚だしいと個人的には思うのだが、親が馬鹿だと多分そうなる。大抵の母親が安定こそ幸福と思うからだろう。こういう人たちが現代社会は大量培養されているのだから、少しだけヘソの曲がって気の効いた変わり者たち、この板でよく出る、ベトナムさんやハルトモさん、ひよこちゃん、虚無僧くんや大阪の人なんかは、そういう培養された餌を腹一杯喰って楽々生きていけるということが起きている。喰う側と喰われる側という食物連鎖のお金の交換である。投機市場は任意で参加する場所だから、喰われるのが嫌なら近寄らない選択が大事である。だから入っている以上は、喰う側に自分がならないと喰われるしかないということが起きる。それはガラであったり、踏みであったりの急所の場所で必ず起きる。やり方を間違えるとそういう場所で殺される。まあ何回か殺されて気がつくしかないのだろう。

　海外市場は史上最高値付近で、乱気流が発生しやすい状態だ。このあおりを受けて、東京史上の大型株は総じて安い。指数が弱いとどうしても構成比から大型は安いということが起こりやすいが、かといって崩れるような気配はないんだ。これは当然でここまで売られた東京をこれ以上彼が売れるというのか？と思う。だから押したら全部拾っとけがきっと正しいんじゃねえの？と突っ込みをコツコツやれば数ヶ月でみんな利食いにきっとなる。４月時点で小型の低位株が全部そうだったし、それらは現在年初来高値、昨年来高値圏に戻った。わずか１－２ヶ月の間の変化である。大型の低位もいずれその後を追うということが秋から年末にかけて起きるだろう。循環物色とはそういうことである。

　７年売り叩かれた戻って来た低位株を売ってはならない。踏み上げられてやがてぶッ殺されるよ！！！