ここから本文です
猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

書庫日記

記事検索
検索

リレー小説の試み 1

イメージ 1

 小説の楽しみというものは筋書きがどう転ぶか見当がつかないという点にもあるんだろうと思う。司馬遼太郎はファンが未だに多い作家だが、過去を書くということで日本人の浪花節をくすぐる農村小説であると思う。まあそういう大きな物語が
好きな国民性ということなんだろう。
 実験小説を書いてみたら面白い暇つぶしになるんじゃないのかとフと思ったのだ。ネタがたくさんあるネット世界なんだから、キャラは豊富で困らない、書き手だってきっとたくさんいるんじゃないか?と思ったから、「農民と猟師」という視点でリレー小説を書いて結んでいくとどうなるか?
書き手の想像力が問われるから、とんでもない面白さがたくさん生まれるかもしれない。価値観の異なる多くの人がリレーで筋を進めていくと、どんな話になるんだろう?是非続きを書いて欲しいと思う。
 キャラはベトナムさんをお借りした。まだ他のキャラが出ていないからいくらでも加筆が出来る。男性受けを狙うなら「飲む、打つ、買う」という要素にスピードとスリル、セックスが売りのポイントだし、ネーチャン受けなら全く要素が異なるはずだ。では始まり、始まり。
====================================
農民と狩猟民の会話は基本的には通じない。同じ日本語のテキストを読み書きしても、生活の基本になる習慣の差というものは決して簡単には埋まらない。彼らは敵同士になることも多いからだ。

 農民という仕事は、休み無く一年中、田んぼや畑を耕して、種をまいて肥やしをやり水を撒いて雑草を抜いて間引きをして収穫する。朝から晩まで働いて忙しい。あまり休む暇もない。日照りが続くと困るし、雨ばかりで日照がないとよく作物が育たない。でも一年を通じて、何かは大抵は取れるし、よほど天候が悪くなければなんとか悪いは悪いなりに工夫と協力をして作物をつくって生きて行く。出来た作物は貯蔵が利くものもあるから、不作の年のために蓄える。それが命の糧であるからだ。それが本能に何世紀も刷り込まれている。個人の意志で変えることはまず不可能だ。だから農民は一生農民として村社会で生きていくのが多分幸福なんじゃないかなと僕は思う。
 一方で狩猟民の暮らしは、獲物を追って移動する。同じ猟場で毎年同じように獲物が取れるとは限らない。だから生きて行くためには、獲物の後を追って移動するということが常態の暮らしだ。農民のように作物が取れるわけではないから、獲物が一匹も取れない年もある。だが狩猟民も大きなマンモスのような獲物を仕留める優れた個体がいる。彼はマンモスの肉を塩蔵して洞穴に貯蔵する。餓えた年はそれを食べて飢えをしのぐ。獲物は新鮮なもののほうが美味しいのだが、餓えればしかたないからそれで飢えを凌ぐ。獲物が取れる季節は限られるから一年のうちでたった数回のチャンスに賭けるという仕事になる。普段は寝ているか踊っているか遊んでいるが
獲物を仕留める弓矢の修理をしている。あまりに獲物がいない時はしかたがないから村を襲って農民を殺して蓄えを奪う。生活のしかたが異なるから致し方ない事なのだが、生きるということは残酷な事だからそんなものだと割り切っている。
 さてある日、農民の一人が狩猟の方法を教えてくれと頼みに来た。「はてな?」と思ったが別に教えてやる分にはかまわない。方法を教えてもそう簡単には獲物が捕れるとも思えない。「道具はあるのか?弓矢とか網だが、、。」と農民に利くと「鍬と鋤しかない。」と農民は答える。「それでは鳥は取れないし、狸は捕れないぞ。弓矢を作れ。」と教える。農民は村に帰って夜なべ仕事で一月かかってなんとか道具を自分で作った。そして狩猟民の所にまた訪ねに行ったが、狩猟民は獲物を追って移動してそこにはもういなかった。農民はしかたなく、その弓矢の練習を始めて、弓矢の使い方を訓練して次第に上手になった。

 数年して狩猟民が村のそばに帰ってきた。立派な千里を走る馬数頭を従えている。馬には異国の御姫さまが綺麗な服をきて美しい冠をして乗っている。農民は近寄って訪ねる。
「大きな獲物を仕留めたのですか?」「ああ、そうだマンモスを3頭仕留めて隣の国の王に売った。美しい馬と姫を買った。お前も弓矢が上達したか?それなら南に行け。今なら大きな虎がいる。その虎を仕留めて王に売れば馬が買えるぞ。」

 農民はそれを聞いて南に向かった。始めての旅である。やがて越南という場所に辿りついた。暖かい場所でバナナがたくさん成っている。バナナや南国の果物がそこいら中にあるからここでは餓えることはない。町中に美女がいる天国のような国だ。農民はバナナをたくさん食べて若い美女の一人を妻にした。毎日、酒盛りの酒池肉林の優雅な日々だ。こんなに良い暮らしが出来るのなら、何も苦労して農民や狩猟民をする必要は無い。ここで遊んで暮らせば良い。ここは天国だ。しばらくそこで幸福な暮らしをしていたが、ある日北の故郷の妻から手紙が届く。「不作で食料の蓄えが途切れそうです。早く帰ってきてください。獲物をたくさん仕留めて、、」
農民は北の国に妻と子供がいることを思い出して、新しい妻に虎の居場所を尋ねる。「虎はどこにいるのか?」
「虎は印度という西の大陸にいます。とても獰猛な動物で人を喰います。あなたは行ってはいけません。弓矢ではきっと虎を殺すことはできませんから、。それにお腹にはあなたの子供ができました。ここにいてください。」

 農民は悩んだ。虎は怖いし、北に置いてきた妻や子供が餓えるも心配だ。かといって虎を仕留めて持ちかえらないと話にならない。虎の仕留め方をどうするのか男は知らなかったのだ。そこで男は新しい妻に聞いた。
「どこか土地がないか。作物を作りたい。広い土地がいる。川の側が都合が良いのだが、、」
「それなら越南川の東の土地があります。そこなら日当りは良いです。」
「よしそこで米を作ろう」そういうと次の日からせっせと寝ないで開墾し農業を始めた。越南は暖かい恵まれた気候だから、4ヶ月で米がたくさん収穫できた。それを売って男は馬と金を買って北に旅を始める。やっとたどりついた村では妻と子供が近所の家から食料を貰ってなんとか生活していた。男は馬と金を売って食料を3年分買って、近所の人に借りを返した。「あなた、虎はどうしたの?」
「いや越南には虎はいなかった。虎は印度という更に西の大陸にいるらしい。次はそこに行って虎を仕留める。」   (続く)
イメージ 1

ご無沙汰しております。
猫塾でお世話になりました N です。

再開されたブログを毎日たのしみに拝見しています。私も、
なんとか振り落とされずに相場を続けておりますが、相変わらずのド下手で、
取ったり取られたり。昨年も前半はそれなりでしたが、後半に手が合わなくなり
年間成績は、4割アップにとどまりました(まぁ、私には充分すぎる成果ですが)。

さて、先日のブログで告知されていた50年グラフ閲覧会は、
7月19日に開催が決まったとのこと、私も末席に加えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。


こんなメールが届いた。猫塾の塾生で実は僕の高校の大先輩である。東京にいた時は特訓コースに入って長いグラフをいつも毎月見ていた人だったから林さんの本を読んで、グラフと場帳、玉帳という道具を完備して、基本練習をして結果が出たということだ。「良かったですね」と正直思う。何事もそうだろうが、物事の上達にはどんなことでも個人差はあるが時間がかかるものだ。この人は「空手」の有段者で乗馬がご趣味のエリートだから、技芸的な事、身体的な事は「理屈」よりも「身体」で覚え込むようになるまで「反復」して練習しないと使い物にならないということをちゃんと分かっている。「頭は裏切る」のだから、身体が自然に「建てる、落とす、休む」という動きが出来るかどうか、ここまで続けていけるのかという事だ。「根気」が大事であると思う。
 東大を出て官僚になるような頭の部分は相場にはかえって邪魔になる、というかそういう頭の人を大量にカモるというのが仕事の本質であるという意識が重要だ。全てを覚えても勝てないのが相場である。必要なのは「ネーチャンをなんとか口説く」とか「おびえた猫がなつくようになだめる」とかそういう能力が必要であるという事だ。力で押さえつけるような方法はすぐに破綻するのである。そうではなくて相手と仲良くするということが大切だ。
玉操作の要諦は、「相手がしたいことをさせる」ということに尽きる。相手がどうしたかということはこちらの都合では決まらない。だからこちらの頭の中身を全部捨ててしまえということである。なかなかこれが出来ない人ばかりだから、出来る人が儲かるのは当然ということになる。勇気が無い人には永遠に出来ない仕事の質という事である。
Nさんは前半で利益の大半を取れたということだから、2012年までの大底の底練りの玉を春に外したということだろう。とりあえず良かったねと思う。合わない時は休むのが宜しいかと思う。現在でもお休みの人はかなりいるんじゃないかなと思うし、好きな時に出れば良いのだ。自分也のタイミングがあるのだから、その自分也の速度、強度がわかればそれに従って動く、休むをすれば宜しい。いくら晴れていても突然雷雨になることもあるのだから、予想は基本的に曲がると思って山に登るような慎重さが大切だ。「ゴロゴロと音がしたら、雷はすぐもうそこまで来ている」そう山の専門家は言う。アッという間に雷が落ちて、視界はゼロになる。相場もそれと同じことがしばしば起きる。それでも準備があるなしで結果はすごく変るのだ。

 さてマダムが山を下りて、今週からお仕事に復帰される。ダイヤランドは花盛りで、別荘地全体が今は「紫陽花」満開の美しい季節である。散歩をするといたるところに咲いている。別荘地全体では数千本の紫陽花が咲き乱れる。はさみを持って、チョイチョイと戴いて、シャンペットルブーケを
15分ぐらいで作ってしまう。プロとはいえ、素材から製品を即座に美しく作るという彼女の仕事は素敵だなといつも思う。
彼女はとても女性にモテる。生徒は金持ちマダムばかりで資産ウン億もある人が結構いるんだが、マダムのような生活をステキ!と思うらしい。それはきっと「自分が好きな暮らし」をしているからだろう。実にわかりやすい。きっとシアワセはわかりやすいものなのだ。「嫌なことはしない。好きなことだけして暮らす。」素直にそうすればよいだけのことだ。

ON THE BEACH

イメージ 1

火曜日、午後2時、宇佐見の海岸、ON THE BEACH、クリスレア、ON THE BEACH、LOVE LETTER ?

ダイバー数名が海から上がってくる。宇佐見のビーチの突端に"PORTE SOLE"というとっておきのバリスタイルのカフェがある。今日は二組しかいない。テーブルは14ある。僕は男と来ている。(ゲイじゃないよ、登山の打ち合わせ)
ひよこちゃんからメールが来た。それでビーチで波を見ながらお返事を書いている。こういう暮らしをいつか彼女にもしてほしい、そう想うんだ。それが日本の新しいステキな女のカタチなんじゃないかな?


 ひよこちゃんへ

 低位株の上げ相場の典型という型を探してみた。250ほど場帳を書くと結構類似的な値動きをするものが偶然ひっかかる。ファンダメンタルズは無論良くない。それでも歴史ある業界の古株で、最盛期は儲けて資産はかなりあったが、慢心からか経営者が無能がアホで事業を上手に拡大できない。でもそれなりの市場シェアはあるから喰うには困らないが、会社とともに従業員も年をとってあまり活発に伸びない会社という日本企業の典型だ。それがデフレでコストカットで社員数を減らして身軽になって、なんとか生き残りに成功してここからまた再挑戦という場面が多いんだろうと思う。
 ポイントは海外生産とか本社、工場の土地の含みとか様々だろうが、最大のポイントは株価が安いという部分だ。150円以下で値動きが軽い。そういう叩かれた低位株が木の葉のように舞い上がり、また大きく値下がりする。つまりうねりが極端な振幅で繰り返し起きるという株らしい動きのものがある。こういう株はうねりとりでドテンが上手だととにかく利益率がすごく高くなる。売りは相当の技量が必要となるが、短期のスイングなんかが得意な人にはウッテツケな銘柄でひよこちゃんが4022を選んだのはそんな部分があるんだろうなと思う。次は似ている8013の月足を書いてみてはどうか?とおせっかいを書いておく。
 150円以下の株に僕が拘りがあるのは、単純平均が現在300円程度である。その半分の値段であるという点。数量売買が出来る事だ。変動率が高い。つまり高βということ。腕の見せ所ということだ。でもさらにお金を目先増やすのもそれなりに大事だが、長期の金儲けにはあまり年間利食い額などどうでも良いと思うのだ。マイナスは出来れば避けたいが値動きはこちらではどうしようもない部分である。下がるときは下がるんだからあまり気にしても意味が無い。大底さえ打ってしまえば後は時間の問題でいつかは天井するのが相場というものである。天井値はわからんが、それでも底値の数倍、10倍ぐらいはザラにあるというのは50年グラフを100枚も書けば誰にでも一覧でわかるのだ。
類似、相似ということをよく書くが、4022ラサ、8013 ナイガイ の長期月足を比較してほしい。4022は前回の
安値から3倍に化けて現在半値に売られている。僕のPFはこんなものが大半で他にも8585とか8589とか8617とか3倍以上に半年程度で暴騰して6−12ヶ月でまた半値まで叩かれているようなものが中心である。この点がきっとベトナムさんとは大きく好みが異なる部分で、無論善し悪しの問題ではない。彼は硬く底練りの下値が固まったものを中心に根玉を溜めて、上げ始めたら細かくつなぎを入れて毎月すこしずつ現金をくすねる。(笑)つまり必要性の差ということになる。スキャルピングという手法に近いんだろう。僕は愚図だし年をとってせいもあるのか面倒で出来ない。もっと大きな操船をするほうが気分的に楽だし第一寝坊が出来ないのは困るから仕切りを多くて年に数回にとどめたい。500枚1000枚をゆっくりと潮を見ながら動かすような売買が好きなんだ。これは「商品相場の技術」という爺さんの本で中国人の大金持ちの操船を見てこれだなと思った方法だ。実は僕は細かな玉帳を書くのが面倒なんだ。生活態度が操作にそのまま反映するというのも面白いものだなと思った。

さて8013は昨年はこんな単純な試しで終わった。

8013ナイガイ
9.06     55  −5
11.22   118 5−

単純な単発の当て物である。慣れているから(もう10年以上毎日場帳を書いている)金が余ったから拾っただけの興味本意の買いで褒められたものでは無論無い。試しが安い所に建ったら、勝手に人気化して倍加しただけのマグレであるが、その1週後170円まであった。3倍以上になったのだが2倍でいいや、税率改正の前に落とそうという事だ。それが大出来高で一日2億も出来たのだが、こうなると株式の需給が過去と全く入れ替わる。ド下手が天井掴んで暴落となったわけである。売りは胴だからいつかは買い戻しは必至なのでどこかで止まる。たいてい6−12ヶ月で止まる。だから自分の売値118以下になればいつでも買えば良いのである。100円から買い始めて64円最安値まで36円の幅が結果的にあったが55円まではややり落ちてこないのである。この値動きは4022でも同じことが起きている。こんなものを100円から適当にポツン、ポツン溜めて行く。30枚とか前回の数倍の玉を溜めて、つぎのうねりを待つというのが僕の基本的な戦術だ。いつ上がるかはわからない。時間がくれば循環物色になるんだろうし、それまでは山登りとか料理とか読書とか好きな暮らしで遊んでいる。勝つポイントはみんなが出来ない気が長いゆっくりとした暮らしをすることだ。都会の人は時間がないから、いつも行動が忙しい。歩く、話す、走ると全部田舎の生活よりスピードが早いのである。だから投げも当然早い。170円の天井で4億株も買った個人の資金は半年で1/3になっている。上げ相場でも大半の人が損になるのは天井で買った人が多いからである。一方で100円以下での出来高は1/100だ。勝つ人の比率と同じであると思う。
 101  −3
  99  −3
  85  −3
  84  −5  0−14(91)

 となって一休み。その後目先底 64をつけたが あと目先16枚をどこで建てるかな?と思案中だ。今70円だから21円は引かされているがまあこんなもんだろうと全く気にしない。どうせ250以上の相場はそのうち出るんだろう。低位株の買値なんて利食いより安ければいくらでも良いというのが僕の張り方であると思う。全てが売りで決まるからだ。遠藤サンの本を読んで僕はそうなんだなと思ってFAI的売買法から自然に変化してきたのだろうと思う。低位株投資の根本戦略とは「いかに玉数を極大化できるか」につきる。前回が5枚の建てで3ヶ月で2倍に資金が増えた。その金と追加の金で同じものを今度は14枚と現在3倍にしている。これであとどこかで16枚追加できると6倍になる。してもしなくても良い。相場次第でどうとでもなる。他の銘柄で大きく利食いが出来て、金が余ればすれば良いし、年末付近で他の利食いで税金回避でクロスを振れば30万分ぐらいは節税できる。これもしても良いししなくても良い。つまり寝ても良いし寝ないでも良い。相手が濡れてくるのをこちらはニヤニヤしながら待っているだけだ。上げても儲かるし下がれば節税だ。「どうやって損をするんだ?」と聞きたい。こういう張り方は忙しい人には出来ないし、貧乏でも気がせいて出来ない。気持ちにゆとりが出来て、金が余っているヒラヒラの遊び人ぐらいしか出来ない張り方だ。だからそのうち金になる。いくらになるのかは相場に聞いてくれという事だ。「悦楽の相場師というのはこんな張りかたか?」そういつも自分に問いかける。テキストの意味。メタテキストの意味だ。だから哲学は重大な仕事ということに僕にはなるんだね。
  69   14−14 なら28万損切りで節税し 69円の玉が来年から原価になる。3倍に玉数は増えたことになる。こうやって適当に安いものをどんどん溜めて行く。30銘柄で30枚なら900枚。50枚なら1500枚だ。
その総玉が平均で年間100円上げなら9000−15000万、200円上げなら18000−30000万、億単位の金がこうやって数年かけて上げながら出来上がるイメージが理解できるか?イージス艦の操船とアヒルのボートの差がそういうゆっくりとした操作の質ということになる。実際にやった人にしか理解はできないだろうが、そうやって僕の金は出来るのだ。当て物の組み合わせがいつの間にか必然となる、不思議な売買だろう?だって循環物色になるのは1200も書いていれば必然で起きる事だ。それを気長に待てば宜しい。「慌てる乞食」ばかりいる相場という世界で、「金持ちは喧嘩しない」から勝つのだろうと思うね。
リズム取り、うねり取り、の基本、道具の整備(グラフと場帳、玉帳)変動感覚(場帳と折れ線)のどれ一つが欠けても絶対に出来ない。全部現金買いだから下げがあってもちっとも困らない。下げは買いで数量増のチャンスなのだ。「うねってくれてありがとう!下がってくれてラッキーね。これで鴨がネギしょってまたカモン!」ということだ。つなぎなんかしないでもオーケーなのである。(してもいいけどね、「渡す」と負けだからしたくないのね僕は、わかるよねひよこちゃん!)
だから個別銘柄の玉操作にあまり神経質になる必要は無いし、「今回は良かったね」「今回はダサイね」ぐらいで反省して次の操作に活かすことを考えていけば宜しいというようなゆっくり売買に自然になってくる。
爺さんが20年前に言った「ゆっくりと買いなさい。休みを入れなさい。売りを挟みなさい」というのがこういう売買になったということだ。売りは8830とか8604、8306の主力値ガサ株なんかを総玉利食いに近い場面で数量は控えて1− 3−ぐらいでする。2013年5月なんかの時だ。ポツンと売る。(純空)利食いはどうでも宜しい。休むために売るのである。担がれれば踏む。安サンの練習である。5年後の売り、8年後の売りのための感じの練習だ。テキストの読解とは「爺さんのテキスト」を20年ぐらいかけて僕なりに読解したということである。だから「師は偉い!」と僕は思うのだ。伊達に年を食っていない。
買いは遠藤サン、売りは安さんという理想的な相場師の見本のように、そういうイメージで全体をまとめるというのが現在の僕のスタイルである。でもこれは相場の「金」転がしのお話だ。つまり幻想の記号の数量の話だ。さらに重要なのは毎日の生活を、「美しく快活に悦楽して生きる事、ゆっくりと充実して楽しむこと。」それが悦楽することである、それが悦楽の相場師という生き方という事だ。生活は幻想ではない。現実なんだ。「現実を豊かに生きる」以外に僕たちのシアワセなんてないんじゃないか?だから僕はひよこちゃんにも悦楽する相場師になってほしいと思うんだ。これカッコイイだろ?♂がいなくても大丈夫だし、、.(笑)
これが出来るのなら「金」の量なんて他愛無いものだろうと思うね。墓に持って行けないようなものを集めてナンボは発想がそもそも貧しいねと思います、マジ。欲ボケの爺さんは醜いよ、ラスコーリニコフの気持ちが僕にはわかるもの。
 君は若いからまだたくさんの時間と情熱がある。それを相場に力一杯ぶつけて悔いのない若い時代を生きて欲しいと祈ります with my love.
                                        貴女の猫


On 2014/06/24, at 12:09, 白 百合 wrote:

猫さん、こんにちは。

場帖銘柄の送付、相当な手間だと思い、恐縮しています。ありがとうございます。
銘柄群の中には、空売り候補もあるのですね<(_ _)>

8000番台は、頂いたメールを確認したのですが、ありませんでした。
メールが迷子になってしまったのかもしれませんTT

銘柄と、どのような視点を持ってやるのかという大変貴重なお話、
ありがとうございました。
上げ相場の泳ぎ方、低位株価格革命を取るという視点、具体的な例まで挙げていただいて、
メモして、理解できるようになるまで、読み返させていただきます。



先日のブログのコメントに猫さんが返事をされていた中で、
5202について「安いから買う」のだという言葉に、痺れました。かっこ良過ぎです!!!

相場で儲けていない方ほど、あれこれ理屈っぽくてなにを言い たいのかも良く分からなくなってしまうのですが、
猫さんはとてもシンプルです。
シンブルなんですが、凡人にはシンプルゆえに理解できないのかもしれません。

送っていただいた銘柄を、一日も早く書ききれるようにがんばります。

感謝をこめて。

ひよこ

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

右をクリックして画像を見て欲しい。Images for kinfolk

女王様の気はとても変りやすい。お酒の飲み過ぎで変るのか、それとも頭を打ったからなのか理由を考えても僕にはよくわからない。Mの下僕としてはとにかく相手に合わせて、こちらの動きを変えて行くしかないのだが、その時に教科書になるようなテキストがあるとなんとか真似っこでも対応できる。マダムは超感覚人間であるから、こちらは硬い古びた頭でなんとかかんとかついて行く以外に選択肢は無いのだが、毎日の生活で歯車がズレるとしっくりいかない。
 もともとエレガントなものがお好きだったようであるが、「年を取って白髪が増えてくると、染めて黒い髪にするのは嫌だ!」そう2年ほど前から言い始めたのである。「真っ白な白髪のロングにしたい」とおっしゃる。「それって怖くね?」と最初はビビっていたのだが、「これがトレンド」とその道に突き進む。きっとジャリにはマネ出来ない暮らしということなんだろう。
アメリカで爆発的にヒットしたライフスタイルマガジンがある。"KINFOLK"というスタイルマガジンでそのヒットを受けて世界各国で翻訳版が現在続々と出版され日本語でも発売された。ビジュアルをリンクするので、「こんな暮らしが素敵!!」という絵を見たほうがわかりやすいだろう。この雑誌は、ある普通のアメリカ人の夫婦(ネイサン&ケイティウイリアムス  20代)が二人で自分たちの理想的な生活スタイルを雑誌にしたら爆発的にアメリカで売れたのが最初で、『食卓から始まる暮らし』という基本コンセプトのライフスタイルだ。ポートランドで2011年に始まった。
夫婦とかカップルとか親しい友達とか(「ゲイもあり」)、とにかくとても近い関係の人間の複数単位がスタイリッシュに暮らすというイメージである。あまりお金とは関係ない(といっても高額な商品もかなりあるんだが)時間がとても自由な暮らし、束縛されない自分の一番好きなことをして(仕事も好きな仕事をする=小説家とか農業とか花とかカフェとか)生きて行こうという理想の暮らしを絵にしているような雑誌だ。
 エコロジーというのでもないし、ロハスというのとも少し違う、より洗練された本物の暮らしだ。家具の素材に凝ったり、シーツやクッションの素材に凝ったり、鍋、釜、グラスに凝ったり、照明に凝ったり、調味料や飲料、水に凝ったりとウルサい。ポイントは「光の感じ、照明の感じ」が僕の好きな写真家、デビットハミルトンのソフトなフォーカスに近い。すこし幻想的で夢のような淡い感じ。欧州のブランドものなんか滅多に使わない。そうではなくて、そのブランドに支払うお金を「素材」「デザイン」「複数の色違いの量」などに転用して 高質な物や事につぎ込むという考えだ。これが20代の若者にバカ受け、バカ売れしているのだが、日本でも先日、ひよこちゃんにお薦めした&Premium という雑誌をマガジンハウスが日本人向けにアレンジして1年前から追いかけている。

 女性はワガママであるから、「好きな事」に関してすごくウルサい。それ以外は受け付けないという頑な部分がマダムの場合は極端で、それを外せば「捨てられる♂」になって相場の負け組に直行だから、玉操作なんかよりこっちのほうが実は個人的には切実な問題なのである。
 ラッキーなのは「お山のフラットの暮らし」というのは、ある意味これにピッタンコなスタイルだ。暖炉もあるし温泉もあるしお花もテラスにたくさんある。ハーブもごっそり買って育てている。無いのは自転車ぐらいかなと思うが、ここは坂がハンパ無いから漕いでも走れない。だからステキなバイクがいいかな、ベスパみたいなスクータがカッコイイ!メルセデスを止めて、レンジローバーの古い奴のほうがトレンドっぽいなと思う。あの丸目にグリーンなんか嵌るな。500万もしないから安いし(でも修理が同じぐらいかかるね)、、。

考えたらポートランドという街は、自然の渓谷が付近にある人口60万人のあまり大きくない都市だ。沼津が33万だからその2倍のスケール。その郊外にある家で庭のある暮らし。インテル、ゼロックス、ナイキ、コロンビアなどの大企業のデザイナーなんかはきっと自宅で仕事をしたりする自由なスタイルで働く人も多いのだろう。クリエイティブな若い人の自然で美しい暮らしというスタイルが生まれ、爆発的に拡大中だ。アメリカで流行るものは確実に日本で流行る。
考えるまでもなく、トレーダー(若い人は相場師なんて言葉は嫌いだろう、、)も自宅で出来る仕事の一つだ。2000万か3000万ぐらい元手があれば、リズムを取れる人ならなんとかかんとか暮らせるぐらいは稼げるんじゃないのかなと思う。億になればすごく安定して豊な暮らしがきっと可能だろう。だから今後,食卓を囲む生活がカッコイイ!ということになる。魚をさばけないような女子が増えているのが現実なんだから、男は料理さえ出来ればかなりイイセンで綺麗なオネーチャンにモテる可能性が高いと思われる。ちなみに新しい♀はお金をしっかり持っている人が多いらしいのだ。♂に人生を左右されない女というのが女子の世界ではすごく尊敬されるらしいのだ。ヤバいよね、金なんかあってのクソの役にも立たない時代がついに来てしまったということだ。1年前から僕はビオスの松木さんが開催する静岡ガスのやっている「お野菜お料理教室」というのに通い始めた。もう4回行ったのだが、結構珍しがれて評判が良い。
イメージ 1

身体論を少し書こう。相場の上達にとって一番大切な事、そう僕が経験的に思う事だから、、。
僕はたくさん本を読む。ジャンルは文学、哲学が大半だが、なかに文庫や新書をたまに読む。これらは沢山売るという目的で書き下ろしを文庫化、新書化するものがかなりある。ある本が何かのきっかけで売れる。タイトルが面白いから売れる本。例えば「バカの壁」養老先生の本だ。こういう初心者向けの本を一度読むと、「こいつは面白い人だ」そう思うと縦読みで彼の著作全部を僕は大抵読むことが多い。ブックオフ3軒回って全部買う。無いのはアマゾンか図書館で。「唯脳論」をそれで読んで「ホウ!はやりそうか。」と深く同意した記憶がある。養老さんは解剖学者で医者だ。ずっと東大で死んだ人ばかり何千例も扱ってきたある意味「肉体労働者」でもある。虫好きで70年虫ばかり追いかけて世界中を飛び回り、酔狂で箱根に虫の標本用の博物館を自分のために建ててしまうほどの凝り性だ。虫を取るためとマダムの目玉が飛び出るほど高価な着物を買うために本を書いて金を稼いでいる変な爺さんである。まあ変人で口は悪いが一部の知識人には受けが良い。後輩の内田樹なんて首相は養老さんにしろなんて書いている。この養老さんは「脳」という臓器のプロだ。彼が言うのには「身体で最も裏切りやすい臓器は脳である」とはっきりと書いている。この一行のテキストを読んだおかげで僕はきっとウン億円は人より余計に稼いだと思ってる。というのは、「脳が裏切りやすい」とすれば「脳が演繹的に考えることは大抵ダメだろう」そう思う事にした。(そう考えることもまた僕の脳が考えているのだが、、)
 相場が下手な人を大量に教えた経験がある。3年ほどの間に月一の頻度で80名ぐらいの玉帳を見ていたから損の多い人がどんな人なのかは玉帳ですぐにわかる。彼らは必ず同じことをして損をする。ゼロサム世界の金のやり取りだから、損の人の反対をすれば利食いになる。損をする人が買った日にこちらは売って、損をする人が売った日に買い戻す。これだけやれば必ず勝てる。これは胴が毎日やっていることで、この通りにすればトータルでは必ずプラスになる。難しい理屈はいらない。『曲がり屋に向かえ」である。相場の目的が金儲けである以上、結果が全てと思えばこれだけやっていれば宜しい。だから相場の先生は楽だ。ド下手が向こうからお金を持ってやってくる。授業料なんてホントはタダでも良い位だが、タダだと怪しまれるから僕は吹っかけてみた。「高いものは高級品と思う人が多いかな?」と思ったから。思惑は当たって、値付けを同業の5倍にしても客はかなり来た。それでひと商売にはなったのだがそのうち面倒で手がかかるので辞めた。仕事は元々好きではない。特に労働は大嫌いである。忙しくて煩わしい。本を読む楽しい時間が減ってしまう。
 生徒は下手が当然多いから、一番下手な損の人の逆のタイミングで売買すると利益率は凄く上がる。何でも頭の使い方というのが金儲けのポイントである。「演繹的な脳の働きは裏切る」という養老さんの意見を僕が信じるのは、負けている人ほど売買の動機が「情報」というノイズであるケースが大半であるからだ。「なんでこんなの買ったの?」と聞くと「会社四季報の予想増益率が上位10位に入っているし増配するとあるので上がると思います。」「それで上がったの?」「いえ、現在は25%くらい下がっていますが、そのうちみんながそれに気がつけば上がると思います。」
 僕は心臓が止まるか気絶しそうになった。「こいつは気が狂っているのか?」と思ったのだ。四季報は多分2000円ぐらいで売っている。最近は証券会社のウェブでもタダで見られる公開情報だ。そんなもの誰でも知っているはずで(僕は知らなかったが)直ぐに値動きに反映されて3時間もすれば過去の事で処理される。そんな何の役にもたたんものをこいつは売買の動機にしているのだ。玉帳は赤字のマイナス。年間2割も損なんだ。彼が買った日は増配発表があった当日の午後の寄りで前日比の27円高。ヒゲの上の素っ高値、高殴れというやつだ。史上最悪のド下手だってこんな高値をなかなか買えるものではないというところで買っている。10日して2割も下がって評価損で水浸し。「だから頭を使って考えた売買は裏切られるからおやめなさい。」といくら言ってもやめようとはしないのだ。ひどい人だと「市場は間違っている。」なんて言い始める。「オメーよ 間違ってるのはオメーの頭だろ?」と思うが金をわずかでも頂戴している以上はそういう言い方はマズい。ソフトに「情報なんて当てにならないものは信じないほうがいいですよ。」と言う事にしている。「そういうマニュアルにしたほうが良いです。」と気の利いた部下がそう言うのでそうしたのだ。ボトムアップの良い上司だろ?でも疲れるから2年で辞めた。言いたい事が言えないなら金なんていらない。だってその程度の金ならあるから嫌な事をしてまで僕は欲しくはないからだ。

 教えていた年に80名いて5000万以上の利食いのなった人は僕を含めて2名だった。関西のある会社の社長さんがその人で税務署長がお友達。だって毎年優良法人でたくさん税金を払うからだ。まあ地元の名士さんである。彼が署長に聞いたら、彼は申告した23万人のうちで売買益はトップだったそうだ。つまり署の管区のナンバーワンである。だから署長が毎年わざわざ見に来る。申告の件と言いながらどうやって相場をしているか教えてもらいに来るわけだ。彼の利益は5300万。彼の資金は1億2000万だったと思う。その時の僕は利益が8300万で資金は8000万だった。彼は44%、僕は103%の年間利益率だ。その差は59%。額にすると僕で4700万ぐらいになるはずだ。どちらも利食いだから笑い話ですむが、結果にはかなりの差が出た。同じ銘柄(だって僕が配信する猫提灯という1ヶ月5万円の投資レターの銘柄だから同じになる)を同じ期間(同じ年度の申告だ)に売買したはずだから(もっとも彼がそれ以外の方法や銘柄でやったのかもしれないが)同じ方法(逆張りの分割買いの売りはほとんど一括手仕舞いのうねり取り)でかなりの差になったのが事実だから、やり方に大きな差はない。それでも千万単位の差になる。一言で言えば差が発生した理由とは「変動感覚と売買技術と運」の3点セットの微妙な累積の差ということになる。僕も彼も売買は朝成り行きの一発売買でザラバなし。だが彼の売買にはたまに玉帳から後場寄りの成り行きが混ざっていた。
彼の注文は朝ネットを見て海外のニュースを確認して8時30分までに注文を出す。前場が引けて必要に応じて午後の寄り付きでまた注文を出すという方法だった。僕は前日場帳を書いてすぐに注文を出して引けまで相場は見ないことが大半である。基本は同じだが、少し異なるのは彼が相場の値動き以外のニュースに僕より強く影響されて売買をしたのだろうという想像だ。彼も同じペリカンのペンで手書きの酒田場帳を同じ形式で書いているのは同じだが(グラフは僕が1200枚、彼は550枚だった)、そこに外部情報(朝のニュースとか午前中の場況など)が入っている可能性は高い。それが利益率を大きく落とした原因だと僕は思う。
 逆張りというのはとても単純な玉操作の方法だ。場帳を書く。陰線か陽線かは小学生でも慣れれば分かる。新値だって少し慣れれば誰にでも数えられる。上げ相場なら、発会の初値より安い月の前半のどこかで、陰線の翌日の朝の成り行きで玉を建てるだけだ。建てて更に下があれば不等分割で買い下がる。比率は好みだ。 −1 −2もあれば−1 −3 −5もある。平均が下がるに越した事は無いが、いつも上手く行くとは限らない。でも何百回も同じ事をやれば運は平均化して頻度と量の差が結果の差になる。どんなノイズがあっても、下げれば建てるという反射を徹底すれば結果は出るに決まっている。「バカチョン局面」と僕が呼ぶ「目を瞑っていても利食いになる」上昇初期の押目買いの場面である。
このバカチョン局面に反射でバカチョン反射が出来るかどうかの差が59%4700万の差なのだ。だから「バカでも取れるぜ」という僕のテキストは事実に基づいている。ノイズを排除したから良い結果になったという事実がそこにあるのだから、特に初心者(相場で飯が喰えない人全員)はノイズを遮断するだけで驚くほど結果が良くなる。ネットは場帳を書く以外は見ないのが正解である。したがって僕のブログなんて見ると多分曲がるから、見ないほうが良いですよ!とおせっかいをちゃんと何度も書いているのだ。値動きに素直に反射すること、これ以外に逆張りで利を伸ばす方法論を僕は知らない。脳の部分で、売買に使って良いのは反射に関する部分だけである。演繹的な前頭葉は曲がるためにパーツである。
「証券会社が何故これほど頻繁に銘柄レポートとか美味しい情報をお客さんに無料でくれるのか?」をよく考えてみたらよい。「ホントに情報の通りにやって取れるのなら、誰も教えるはずが無い。自分だけでこっそり仕込んで売り抜けるだろう」と思わない神経ってなんだろう?前に美人喫茶でのマダムのバイトの話を書いたけれど、あれと全部一緒のことが起きているだけなのだ。だからそういうことは全部無視すれば宜しい。僕みたいに見なければ知らないのだから影響される動機がない。
 前頭葉は裏切るが反射に関する脳は裏切らない。だから場帳を書いて上げ相場なら月初の押目を陰線2本目から分割で買う。そして3ヶ月経って月足が3本ぐらい連続で出て100円程度上がれば月末に一括で売る。反対に下げ相場なら、発会の寄り付きを成り行きで1枚売る。その後の1−2週のうちに発会より高値が出たら売り増す。そして3ヶ月後の納会で成り行きで買い落ち。それだけを何度も何十回も反復練習することが相場の基礎の練習である。どんな猿でも出来る簡単な練習法だが、こんな単純な事さえ出来ない人が9割以上なのである。理由は前頭葉に染み付いた「考えて投資する」悪弊を排除するということが出来ないせいだ。ノイズに邪魔されて違うことをやって損になる。それで練習を諦めてやめてしまうのだ。だから何十年相場をやろうが一ミリの感覚の進歩も技法の上達も経験できないまま資金が尽きるというのがド下手の大半の実情である。
「猫そこまで書くな!」という声がある。本当を教えると鴨が減るからだが、僕は大差ないと思う。鴨は次々に来るのだし、教えた経験から出来るようになる奴はほどんどいないからだ。僕の前にももっと丁寧に何度も教えている人がいるが、何も変化がないじゃないか?周囲にこれで喰えている人は昔からの友人数名だけだ。たった数名10年で増えただけ。死んだ相場師を考えればプラマイゼロだろうと思う。そいつらとしか僕は話が噛み合わない。だから少しは噛み合う奴が増えたって困りはしないだろう。たかが不要な金の話なんだから、、。
 一万円札の製造原価はたったの40円である。つまり9960円は実際には幻想に過ぎない。それなのに大半の人々はこの幻想を強く信じているのが現実だ。いつ幻想が無くなるのかは僕にもわからないが、普通の人より多分僕のほうが疑り深く醒めていると思う。どうせ9960円が幻想なのだから、幻想に交換価値があるうちにせいぜい使って楽しんだほうが得だと考える人をキリギリスというのだ。反面、冬が来るのに備えてせっせと働いて幻想を極限まで溜め込むのが蟻である。蟻は働き過ぎて過労で倒れたり冬がくるまで保たないで死ぬことも多い。するとキリギリスは蟻の死骸を餌にする。だから冬が来ても結局キリギリスは餓えないというのが新たらしい「イソップ童話」に多分なるだろう。神話というテキストの書き換えをこうやって行うことを、「革命」と後の時代の人は呼んだのだろう、僕はそう思う。
友だち
白猫次郎
白猫次郎
男性 / O型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
友だち(16)
  • kurisan
  • hir*5*321*7
  • むう(野生化中)
  • Mr.Blank
  • タートル
  • ホウセン
友だち一覧
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

開​設日​: ​20​13​/1​2/​21​(土​)

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン

みんなの更新記事