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猫次郎のなんたらかんたら書き放題
お山の上から鴨を食うノマドライフは極楽ね

書庫日記

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孫たちは元気一杯


数字ができないなら、ビルから飛び降りろと言われた」「上司の机の前に起立し、恫喝(どうかつ)される。机を殴る、蹴る。持って行った稟議(りんぎ)書を破られて投げつけられる」「ものを投げつけられ、パソコンにパンチされ、オマエの家族皆殺しにしてやると言われた」「支店長が激高し、ゴミ箱を蹴り上げ、空のカップを投げつけられた」「死んでも頑張りますに対し、それなら死んでみろと叱責(しっせき)された」「『なぜできないんだ、案件をとれるまで帰ってくるな』といわれる。首をつかまれ壁に押し当てられ、顔の横の壁を殴った」第三者委が公表した調査報告書には、行員らの壮絶な体験談がつづられている。いずれも融資拡大などの成績が伸びなかったときに叱られた例だという。銀行業界で異例の高収益を支えてきたのが、不動産に投資する個人向けのローンだった。それを担う個人営業担当の執行役員1人も今回、不正への関与を認定された。個人営業部門ではこの役員の元で過大な営業ノルマが設定され、支店長以下の職員に達成に向けたプレッシャーがかけられた。その中で不正が横行した。 収益を担う個人営業部門の発言力は強く、審査部門が融資に否定的な意見を述べても、営業部門幹部らによって押し通された。審査担当者が「家賃設定に疑義あり」などと否定的な意見を残しながら融資された案件は200件超もあった。シェアハウスなどの融資承認率は、2009年度前後は80%台だったが、14年度下期以降は99%超で推移していたという。いびつな社内態勢は、事実上の業務執行責任者だった、岡野光喜会長の実弟の副社長(当時、故人)が構築したとされた。こうした状況は、岡野会長ら経営陣の間で共有されることはなかったという。第三者委の中村委員長は経営陣について「大事な情報はなんにも上がってこない。雲の上で下界を見ていた」と語った。報告書は、取締役らが個別の不正を具体的に知り得た証拠はないとしつつ、経営責任がある、と認定。社長に就いた有国氏についても「一定の経営責任は免れない」とした。「最も重い経営責任がある」と指摘された岡野会長は、この日の会見に姿を見せなかった。              朝日新聞より転載
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ご存知、高収益ナンバーワンの駿河銀行の第三者委員会の調査報告の一部を転載する。カボチャの馬鹿で発覚したデタラメサブリースの最後の貸し手(まあ、サラ金金利でど素人にいくらでも貸す違法融資をしていたという事)の成れの果て。お粗末という他ない惨めな結果が暴露された。恥ずかしながら静岡県のトップバンクである。沼津が本店のネット貸し出しなどで急成長して、「クレマチスの丘」など美術館や良い本屋、サッカー場など文化面でも貢献していた一見優良企業が、営業面でしていたことは、街金並みの違法営業であった。90万円の預金残高の証書のコピーに3000万を加えて3090万にして、担保を増額して審査を通過させたとか、まあ詐欺行為を有名大学卒の銀行員が普通にやっていたから高利融資が大きな金額でそこいらの安リーマンに降りたんだろうし、2億ぐらいは恥もあるのでなんとか親戚からでもかき集めて返すんだろうとタカを食っていたのだろうというのが本音かな。一部上場や公務員は、自己破産はみっともないという安っぽいプライド意識が強いから、実際は貧乏人の癖に妙な見栄を張る。だからクレジットカードが使用できないとか車に乗れないとか安い賃貸とかに住み換えなんてミエがあるから出来ないので、不動産収入が赤字になってもどこかから金をもってきて埋めるだろう。その限度が正味で1億程度はあるだろうという見積もりだろうなと思う。無論企画して人は確信犯なんだが、融資そのものは違法性を部分的には立証できないとタカをくくっていたのだな。
 でもこれで融資そのものが無効になるか、その一部は無効化する可能性が出てきたから、裁判の判決待ちで解決は無条件に長期化すると思う。その間、返済がないなら銀行サイドの破産申し立ては有効だろうから、社長交代後はどんどんと借り手は潰されるということが起きるだろうと思う。担保の土地、建物は投げ売りだから、試算によれば15000万のサブリースで担保不動産の回収では3割が上限、まあならせば2割の任意売却額だとすると3000万。残りの12000万が残債として残る。騙されたとして半額免責としてサブリースオーナーはこの半分が責任としても良くて6000万は残るだろう。
 まあ人生棒に振ったということになる。お疲れさんデスタ。30年で返して年200万の元本プラス2%の金利なら120万だから年間320万、月26万を30年ずっと支払うということである。まあ一番上手く行ってこの程度だから、出来ないなら無論全員が自己破産である。僕なら手元に金が無いなら一旦自己破産するな。まあこんな詐欺にひっかかるようなドジなんて無論しないけどさ。

 収益の手だてがリーマンのギャラしかないのなら、生活だけで一杯だろう。返済なんて無理だと思うな。そんな時は堂々と破産してしまえば宜しい。破産で命は取られないし首にもならんから気楽である。多分、今後はマダムに慰謝料で有り金全部支払って離婚する人が結構出るんだろうなと思う。それが仮に偽装離婚でも立証は難しいだろう。貸し付け残高が2兆円だというから被害は1万軒はあるんだろう。まあ欲をかいた馬鹿の自業自得ということで、こんな日本で良かったね。(笑)

Art fair Atami

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芸大教授 中村さん

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熱海の奇跡の 市来さん

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ホテル 赤尾 社長、小枝ハウス オーナー

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夜の小枝ハウス 宴会
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サンマの塩焼き

 ガリュパス リョサだったかガルシア マルケスだったかはっきりとは覚えていないのだが、あるいは僕の勝手に空想した夢物語だったのかもしれないが、10数年ほど前に、アンデスの高地に住んでいる遊牧民の老人が数ヶ月に一度ロバだかヤギにまたがって高地から町に下りて、物々交換で薬か麻薬の材料を売って、銃弾と食料や衣服や燃料を買って戻るという話を読んでひどく感動というか共感したような気持ちになったことがある。「そういう暮らしをしてみたい!」だから僕は直にスキレットと登山用のバーナーを買った。アメリカ製の3ミリ厚の8インチの鋳鉄製だ。僕は南米のマジックリアリズム作家が特別に好きだから、彼らの本を読む時は特別興奮する変な癖のようなものが昔からあって、ノマドライフに憧れをもっていたからいつかは都市を棄ててやろうとずっと若い時から思って生活していた。スキレットにベーコンを敷いて卵を2つ落として焼く事。僕のささやかなノマドライフの始まりだった。醤油をかけて食べる事だけが日本的であった。
 都市で群れて生きるというスタイルがどうもカッコわるい生き方の象徴のような気が心の奥底で学生時代からきっとずっとあったのだろうと思う。南米作家、特にスペイン語とポルトガル語で書く作家群は英語で書く作家群より総じて野蛮である。この野蛮さがたまらない魅力である。それが実に壮快で宜しいと僕は思う。昨今は日本でも若い人たちが「小屋ライフ」という実験生活を初めて、資本主義的な金儲けのライフスタイルを軽蔑否定して、一部の感性が尖った若者がどうやったら金から一番遠い場所と時間で快適に自由に生活できるようになるのかという事を真面目に考えるようになってきた。 この現象はある意味で「労働と資本主義と通貨の終わり」を実現しようとする静かな革命でもあるから、暴力的な力による政治的革命ではない静かな生活と頭脳の革命であると僕は思う。実に好ましい!「貧乏とはゆたかさである」「1984年」のニュースピークではビッグブラザースにジョージオーウェルはそう言わせている。深い静かな知性とは本来そういうものだろうと僕は思う。
 「電気とガスと水道と通信が無い世界」つまり原初的な世界ではあるものの、それが不便だが生存は十分可能な世界というのが高地に住む遊牧民の世界観である。河川から水を汲み、薪を燃やして火を確保して炊事をして、油でランプを点して光を確保する世界。つまり闇の深い世界、昼夜のコントラストが対称的で時間が光と闇で分割された世界、つまり価値の二元化が明確化した世界であるとも言えるかもしれない。文明の初期的な世界ということでもある。高度に発展したものを否定して、あるいは数世紀引き戻して、ゆっくりと緩やかな原初的な文明の世界がノマドライフの魅力なのだろうと思う。
 この一部の感性の尖った若者というのが実は1970年代にもアメリカにはいた。
"ON THE READ"というジャックケルヤックの小説があるが、アメリカ中を放浪しながら生きる若者たちの群れ、ダウンビートの若者たちはマルセルプルーストの「失われた時を求めて」のペーパーバックを読みながらアメリカを放浪して廻った時代があった。それがベトナム戦争の集結と同時に失われて行く。アントニオカルロスジョビンへの追悼歌「アントニオの歌」が人気を博してマイケルフランクスが歌ったテキスト 
 blanket they give the indians,only make them die  そうトニーリピューマはプロデュースしたのである。アルトはサンボーン、ピアノはジョーサンプルだった。
そうやって西側のフュージョンミュージックが始まった。ユダヤの商売は実に鋭い!
 スペイン語とポルトガル語の反撃が始まり、マルケスが、リョサが文学で復讐を果たして、植民地作家文学は世界を覆った。最後に来たのがカズオイシグロだったのか、あるいはロベルトボリャーノだったのか。その追悼歌を英語で書いたのがポールオースターなのかもしれない。

 山の高地からヤギやロバではなくて、大きなメルセデスで下りてくる罰当たりの猫はそういうノマドライフだってアリなんじゃないのかと実は思っているのだな。少し昔より太ってきたのだし、ガソリン代があるなら良いじゃないか?(笑)交換するものはわずかな金の他にはないのだけれども、サンマなんて買って初物食えて実はとても良い気分になっている。
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